SQLAlchemyで前日絞り込みクエリをマスター! 状況に応じた最適な方法を紹介

2024-07-27

SQLAlchemyで前日をもとにクエリを実行する方法

SQLAlchemyは、Pythonでデータベース操作を行うライブラリです。このライブラリを使用すると、様々なデータベースに対して、柔軟かつ効率的なクエリを実行することができます。

本記事では、SQLAlchemyを使って前日をもとにクエリを実行する方法について、分かりやすく解説します。

具体的な手順

  1. 必要なライブラリのインポート

まずは、SQLAlchemyと必要なモジュールをインポートします。

import datetime
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
from sqlalchemy import Column, Integer, String, Date
  1. データベースへの接続

次に、データベースへの接続情報を設定し、接続オブジェクトを作成します。

engine = create_engine("sqlite:///database.db")
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()
  1. モデルの定義

使用するデータベーステーブルの構造を定義します。

class MyTable(Base):
    __tablename__ = "my_table"

    id = Column(Integer, primary_key=True)
    date = Column(Date)
    value = Column(String)
  1. 前日を取得

本日から1日引いた前日の日付を取得します。

yesterday = datetime.date.today() - datetime.timedelta(days=1)
  1. クエリの実行

MyTableテーブルに対して、date列が前日と一致するレコードをすべて取得するクエリを実行します。

results = session.query(MyTable).filter(MyTable.date == yesterday).all()
  1. クエリの結果の処理

取得したレコードを処理します。

for row in results:
    print(row.id, row.date, row.value)
  • SQLAlchemyには、条件を指定したり、ソートしたり、集計したりするための様々な機能が用意されています。詳細については、公式ドキュメントを参照してください。
  • datetimeモジュールを使用して、様々な日付操作を行うことができます。
  • 上記のコードは、あくまでも一例です。使用するデータベースやテーブル構造に合わせて、適宜修正してください。

上記以外にも、SQLAlchemyを使って前日をもとにクエリを実行する方法があります。例えば、以下のような方法も考えられます。

  • サブクエリを使用して、本日から1日前の日付を取得し、その日付と一致するレコードのみを取得する。
  • func.datediff()関数を使用して、本日と各レコードの日付の差を計算し、その差が1であるレコードのみを取得する。



import datetime
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
from sqlalchemy import Column, Integer, String, Date


# データベースへの接続
engine = create_engine("sqlite:///database.db")
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()


# モデルの定義
class MyTable(Base):
    __tablename__ = "my_table"

    id = Column(Integer, primary_key=True)
    date = Column(Date)
    value = Column(String)


# 前日を取得
yesterday = datetime.date.today() - datetime.timedelta(days=1)


# クエリの実行
results = session.query(MyTable).filter(MyTable.date == yesterday).all()


# クエリ結果の処理
for row in results:
    print(row.id, row.date, row.value)

このコードの説明

  1. 最初の部分では、必要なライブラリをインポートし、データベースへの接続を設定しています。

このコードをどのように実行するか

このコードを実行するには、以下の手順が必要です。

  1. Python環境をインストールします。
  2. 上記のコードを保存します。
  3. コマンドプロンプトを開き、保存したコードがあるディレクトリに移動します。
  4. 以下のコマンドを実行します。
python your_script_name.py

注意事項

  • コードを実行する前に、データベース.dbファイルが存在することを確認してください。



import datetime
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
from sqlalchemy import Column, Integer, String, Date, func


# データベースへの接続
engine = create_engine("sqlite:///database.db")
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()


# モデルの定義
class MyTable(Base):
    __tablename__ = "my_table"

    id = Column(Integer, primary_key=True)
    date = Column(Date)
    value = Column(String)


# クエリの実行
today = datetime.date.today()
results = session.query(MyTable).filter(func.datediff(today, MyTable.date) == 1).all()


# クエリ結果の処理
for row in results:
    print(row.id, row.date, row.value)

説明

  1. その後、本日を取得しています。
  2. そして、MyTableテーブルに対して、本日と各レコードの日付の差が1であるレコードのみを取得するクエリを実行しています。

方法2: サブクエリを使用する

import datetime
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
from sqlalchemy import Column, Integer, String, Date, func


# データベースへの接続
engine = create_engine("sqlite:///database.db")
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()


# モデルの定義
class MyTable(Base):
    __tablename__ = "my_table"

    id = Column(Integer, primary_key=True)
    date = Column(Date)
    value = Column(String)


# サブクエリ
yesterday_subquery = session.query(func.max(MyTable.date)).filter(MyTable.date < datetime.date.today())


# クエリの実行
results = session.query(MyTable).filter(MyTable.date == yesterday_subquery.scalar()).all()


# クエリ結果の処理
for row in results:
    print(row.id, row.date, row.value)
  1. その後、サブクエリを使用して、本日から1日前の日付を取得しています。

これらの方法の比較

方法利点欠点
func.datediff()関数を使用するシンプルなコード複雑な条件式には不向き
サブクエリを使用する複雑な条件式に対応できるコードが若干複雑になる

sqlalchemy



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