エンティティキャッシュでデータベースへのアクセスを減らす:SQLAlchemyのエンティティキャッシュ機能
SQLAlchemyはキャッシュをサポートしていますか?
クエリキャッシュ
SQLAlchemyは、発行されたSQLクエリとその結果を内部的にキャッシュできます。これは、同じクエリが繰り返し実行される場合に、データベースへのアクセスを減らすのに役立ちます。
エンティティキャッシュ
キャッシュバックエンド
SQLAlchemyは、MemcachedやRedisなどの外部キャッシュバックエンドと統合できます。これにより、データベースへのアクセスをさらに減らすことができます。
CherryPyは、Pythonで記述されたWebフレームワークです。SQLAlchemyとCherryPyを組み合わせることで、Webアプリケーションでキャッシュ機能を簡単に利用できます。
補足:
- SQLAlchemyのキャッシュ機能は、デフォルトでは無効になっています。有効にするには、
Query
オブジェクトまたはSession
オブジェクトのenable_cache()
メソッドを使用する必要があります。 - SQLAlchemyは、さまざまなキャッシュバックエンドをサポートしています。使用するキャッシュバックエンドを選択するには、
cache_backend
オプションを使用する必要があります。 - CherryPyは、さまざまなキャッシュミドルウェアをサポートしています。使用するキャッシュミドルウェアを選択するには、
cherrypy.config
オブジェクトのtools.cache
属性を使用する必要があります。
- SQLAlchemyのキャッシュ機能について他に知りたいことはありますか?
- CherryPyとSQLAlchemyを組み合わせた具体的な例を知りたいですか?
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SQLAlchemy と CherryPy を使用したキャッシュのサンプルコード
Python モジュールのインポート
import cherrypy
from sqlalchemy import create_engine, Column, Integer, String
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
from sqlalchemy.ext.declarative import declarative_base
Base = declarative_base()
class User(Base):
__tablename__ = 'users'
id = Column(Integer, primary_key=True)
name = Column(String)
engine = create_engine('sqlite:///mydb.db')
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()
キャッシュミドルウェアの設定
cherrypy.config['tools.cache.on'] = True
cherrypy.config['tools.cache.expire'] = 600 # キャッシュの有効期限 (秒)
キャッシュされたクエリを実行するコントローラー
@cherrypy.expose
def index():
users = session.query(User).all()
# キャッシュされたクエリ結果を出力
return str(users)
アプリケーションの起動
if __name__ == '__main__':
cherrypy.quickstart(config={
'/': {
'tools.cache.key': lambda: 'users',
}
})
このコードを実行すると:
/
エンドポイントにアクセスすると、User
テーブルのすべてのデータがキャッシュされ、600 秒間有効になります。- 600 秒間経過した後、
/
エンドポイントにアクセスすると、データベースから最新のデータが取得され、キャッシュされます。
その他の注意事項:
- このサンプルコードでは、Memcached などの外部キャッシュバックエンドは使用していません。
- キャッシュキーは、
tools.cache.key
オプションを使用して設定できます。
SQLAlchemy でキャッシュを使用するその他の方法
エンティティキャッシュを使用するには:
Session
オブジェクトのenable_entity_cache()
メソッドを使用する必要があります。- キャッシュされたエンティティの有効期限を設定するには、
cache_expiration_time
オプションを使用する必要があります。
例:
session = Session()
session.enable_entity_cache()
user = session.query(User).filter(User.id == 1).one()
# キャッシュされたエンティティ
print(user)
cache_backend
オプションを使用して、使用するキャッシュバックエンドを選択する必要があります。- キャッシュバックエンドの接続情報を設定する必要があります。
from sqlalchemy.ext.memcached import MemcachedCache
cache = MemcachedCache()
engine = create_engine('sqlite:///mydb.db', cache_backend=cache)
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()
user = session.query(User).filter(User.id == 1).one()
# キャッシュされたエンティティ
print(user)
キャッシュデコレータ
SQLAlchemy には、@cache
デコレータが用意されています。このデコレータを使用して、キャッシュする必要がある関数やメソッドを装飾できます。
@cache デコレータを使用するには:
- デコレータに、キャッシュキーと有効期限を指定する必要があります。
from sqlalchemy.ext.declarative import declarative_base
Base = declarative_base()
class User(Base):
__tablename__ = 'users'
id = Column(Integer, primary_key=True)
name = Column(String)
@cache(key='users', expire=600)
def get_users():
return session.query(User).all()
users = get_users()
# キャッシュされたユーザー
print(users)
これらの方法は、SQLAlchemy でキャッシュを使用する一般的な方法です。具体的な方法は、アプリケーションの要件によって異なります。
- 具体的なユースケースについてアドバイスが欲しい場合は、遠慮なくお聞かせください。
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