【SQLAlchemy】接続URLの取得方法:エンジンインスタンスとインスペクターを活用

2024-07-27

SQLAlchemy エンジンインスタンスから接続 URL を取得する方法

方法 1: url 属性を使用する

最も簡単な方法は、Engine インスタンスの url 属性を使用することです。この属性には、エンジンが作成されたときに渡された接続 URL が格納されています。

from sqlalchemy import create_engine

# エンジンを作成
engine = create_engine("postgresql://user:password@host:port/database")

# 接続 URL を取得
connection_url = engine.url

print(connection_url)

このコードは、以下の出力を生成します。

postgresql://user:password@host:port/database

方法 2: inspect() メソッドを使用する

inspect() メソッドを使用して、エンジンに関する情報を取得することもできます。このメソッドの戻り値である Inspector インスタンスには、dialect 属性と driver 属性があります。これらの属性を組み合わせて、接続 URL を再構築できます。

from sqlalchemy import create_engine

# エンジンを作成
engine = create_engine("postgresql://user:password@host:port/database")

# インスペクターを取得
inspector = engine.inspect()

# 接続 URL を再構築
dialect = inspector.dialect.name
driver = inspector.dialect.dbapi.__name__
username = engine.url.username
password = engine.url.password
host = engine.url.host
port = engine.url.port
database = engine.url.database

connection_url = f"{dialect}+{driver}://{username}:{password}@{host}:{port}/{database}"

print(connection_url)

このコードは、方法 1 と同じ出力を生成します。

  • 接続 URL には、パスワードが含まれていることに注意してください。コードを公開する場合は、パスワードをマスクする必要があります。
  • SQLAlchemy 2.0 では、url 属性は Engine インスタンスではなく、URL オブジェクトに格納されています。URL オブジェクトから接続 URL を取得するには、str() 関数を使用する必要があります。
from sqlalchemy import create_engine

# エンジンを作成
engine = create_engine("postgresql://user:password@host:port/database")

# 接続 URL を取得
connection_url = str(engine.url)

print(connection_url)



from sqlalchemy import create_engine

# エンジンを作成
engine = create_engine("postgresql://user:password@host:port/database")

# 接続 URL を取得
connection_url = engine.url

print(connection_url)
postgresql://user:password@host:port/database
from sqlalchemy import create_engine

# エンジンを作成
engine = create_engine("postgresql://user:password@host:port/database")

# インスペクターを取得
inspector = engine.inspect()

# 接続 URL を再構築
dialect = inspector.dialect.name
driver = inspector.dialect.dbapi.__name__
username = engine.url.username
password = engine.url.password
host = engine.url.host
port = engine.url.port
database = engine.url.database

connection_url = f"{dialect}+{driver}://{username}:{password}@{host}:{port}/{database}"

print(connection_url)
  • 上記のコードは、PostgreSQL データベースに接続することを想定しています。他のデータベースを使用する場合は、接続 URL をそれに応じて変更する必要があります。
from sqlalchemy import create_engine

# エンジンを作成
engine = create_engine("postgresql://user:password@host:port/database")

# 接続 URL を取得
connection_url = str(engine.url)

print(connection_url)



以下の環境変数を設定することで、接続 URL を指定できます。

  • SQLALCHEMY_URL: 接続 URL を文字列として設定します。
  • SQLALCHEMY_DATABASE_URI: 接続 URL を URI 形式で設定します。

これらの環境変数が設定されている場合、create_engine() 関数はそれらの値を使用してエンジンを作成します。

import os
from sqlalchemy import create_engine

# 環境変数から接続 URL を取得
connection_url = os.environ.get("SQLALCHEMY_URL")

# エンジンを作成
engine = create_engine(connection_url)

# 接続 URL を確認
print(engine.url)

設定ファイルを使用する

configparser モジュールを使用して、設定ファイルから接続 URL を読み込むこともできます。

import configparser
from sqlalchemy import create_engine

# 設定ファイルを読み込む
config = configparser.ConfigParser()
config.read("config.ini")

# 接続 URL を取得
connection_url = config["database"]["url"]

# エンジンを作成
engine = create_engine(connection_url)

# 接続 URL を確認
print(engine.url)

アプリケーションコンテキストを使用する

Flask などの Web フレームワークを使用している場合は、アプリケーションコンテキストから接続 URL を取得できます。

from flask import Flask
from flask_sqlalchemy import SQLAlchemy

app = Flask(__name__)

# 設定を構成
app.config["SQLALCHEMY_DATABASE_URI"] = "postgresql://user:password@host:port/database"

# SQLAlchemy を初期化
db = SQLAlchemy(app)

# 接続 URL を確認
print(db.engine.url)

注意事項

  • 環境変数や設定ファイルを使用する場合は、接続 URL が安全に格納されていることを確認してください。

sqlalchemy connection-string



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