SQLiteで単一フィールドにデフォルト値を設定する方法
SQLiteで単一フィールドにデフォルト値を挿入する方法
デフォルト値を設定する方法
単一フィールドにデフォルト値を設定するには、以下のいずれかの方法を使用できます。
- テーブル作成時
CREATE TABLE テーブル名 (
カラム名1 型式 DEFAULT デフォルト値,
カラム名2 型式,
...
);
上記例では、カラム名1 に デフォルト値 というデフォルト値が設定されています。
- ALTER TABLE ステートメントを使用
既存のテーブルにデフォルト値を追加するには、ALTER TABLE ステートメントを使用できます。
ALTER TABLE テーブル名
ALTER COLUMN カラム名 DEFAULT デフォルト値;
デフォルト値が設定されたカラムに値を挿入する場合、以下のいずれかの方法を使用できます。
- すべてのカラムに値を指定しない
INSERT INTO テーブル名 VALUES (値1, 値2, ...);
上記例では、カラム名3 にはデフォルト値が挿入されます。
- DEFAULT キーワードを使用
INSERT INTO テーブル名 (カラム名1, カラム名2) VALUES (値1, 値2), (値3, DEFAULT);
注意事項
- デフォルト値は、カラムのデータ型と互換性がある必要があります。
- デフォルト値に式を使用することはできません。
NULLをデフォルト値として設定することはできますが、推奨されていません。
例
次の例では、customers という名前のテーブルを作成し、name、email、および active という 3 つのカラムを定義します。name カラムにはデフォルト値として "John Doe" が設定され、email カラムにはデフォルト値として NULL が設定されます。active カラムにはデフォルト値として 1 が設定されます。
CREATE TABLE customers (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT DEFAULT 'John Doe',
email TEXT DEFAULT NULL,
active INTEGER DEFAULT 1
);
このテーブルに新しい顧客を追加するには、以下のいずれかのクエリを使用できます。
INSERT INTO customers VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');
または
INSERT INTO customers (name, email) VALUES ('Jane Doe', DEFAULT);
どちらのクエリも、customers テーブルに新しいレコードを挿入します。name カラムには "Jane Doe" が、email カラムには NULL が、active カラムには 1 が挿入されます。
CREATE TABLE customers (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT DEFAULT 'John Doe',
email TEXT DEFAULT NULL,
active INTEGER DEFAULT 1
);
このコードは、customers という名前のテーブルを作成し、id、name、email、および active という 4 つのカラムを定義します。
idカラムは、主キーであり、自動的にインクリメントされます。nameカラムにはデフォルト値として "John Doe" が設定されます。
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
username TEXT
);
ALTER TABLE users
ALTER COLUMN username DEFAULT 'anonymous';
このコードは、users という名前のテーブルを作成し、id と username という 2 つのカラムを定義します。その後、ALTER TABLE ステートメントを使用して、username カラムにデフォルト値として "anonymous" を設定します。
デフォルト値の挿入
INSERT INTO customers VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');
INSERT INTO users (username) VALUES ('johndoe');
このコードは、users テーブルに新しいレコードを挿入します。username カラムには "johndoe" が挿入され、id カラムには自動的に生成された値が挿入されます。
INSERT INTO customers (name, email) VALUES ('Jane Doe', DEFAULT);
INSERT INTO users (username) VALUES (DEFAULT);
これらの例は、SQLiteで単一フィールドにデフォルト値を挿入する方法を示すほんの一例です。詳細については、SQLiteドキュメントを参照してください。
SQLiteで単一フィールドにデフォルト値を挿入するその他の方法
トリガーを使用すると、レコードが挿入または更新されるたびに、デフォルト値を自動的に挿入できます。
CREATE TABLE customers (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT,
email TEXT,
active INTEGER
);
CREATE TRIGGER set_default_values BEFORE INSERT ON customers
FOR EACH ROW BEGIN
IF NEW.name IS NULL THEN
SET NEW.name = 'John Doe';
END IF;
IF NEW.email IS NULL THEN
SET NEW.email = '[email protected]';
END IF;
IF NEW.active IS NULL THEN
SET NEW.active = 1;
END IF;
END;
このコードは、customers テーブルにトリガーを作成します。このトリガーは、レコードが挿入される前に実行され、name、email、および active カラムにデフォルト値が設定されます。
ビューを使用すると、既存のテーブルからデフォルト値を含む新しい仮想テーブルを作成できます。
CREATE VIEW customers_with_defaults AS
SELECT id, name, email, active
FROM customers
WHERE name = 'John Doe' AND email = '[email protected]' AND active = 1;
このコードは、customers_with_defaults という名前のビューを作成します。このビューは、customers テーブルのすべてのレコードを含み、name、email、および active カラムにデフォルト値が設定されています。
ライブラリを使用する
SQLiteには、デフォルト値の処理を容易にするライブラリがいくつかあります。これらのライブラリは、トリガーやビューよりも複雑なデフォルト値ロジックを実装する場合に役立ちます。
これらの方法は、より複雑なデフォルト値ロジックを実装する場合に役立ちます。ただし、ほとんどのケースでは、前述のサンプルコードで十分です。
注意事項:
- トリガーやビューを使用する場合は、パフォーマンス上の影響に注意する必要があります。
- ライブラリを使用する場合は、ライブラリのドキュメントをよく読んでください。
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