Android アセットフォルダにある SQLite データベースファイル (.sqlite 拡張子) にアクセスするサンプルコード

2024-07-27

Android アセットフォルダにある SQLite データベースファイル (.sqlite 拡張子) にアクセスする方法

アセットファイルを読み込む

まず、アセットフォルダにある SQLite データベースファイルを読み込みます。これには、AssetManager クラスを使用します。

AssetManager assetManager = getAssets();

次に、open() メソッドを使用して、データベースファイルへのストリームを取得します。

InputStream inputStream = assetManager.open("database.sqlite");

SQLiteOpenHelper クラスを使用する

SQLiteOpenHelper クラスを使用して、データベースファイルから接続とデータベースオブジェクトを取得します。

SQLiteOpenHelper dbHelper = new SQLiteOpenHelper(this, "database.sqlite", SQLiteDatabase.OPEN_READ_ONLY) {
    @Override
    public void onCreate(SQLiteDatabase db) {
        // データベース作成処理
    }

    @Override
    public void onUpgrade(SQLiteDatabase db, int oldVersion, int newVersion) {
        // データベース更新処理
    }
};

データベース操作を行う

データベースオブジェクトを使用して、データベースに対する読み取り and 書き込み操作を実行します。

SQLiteDatabase db = dbHelper.getReadableDatabase();
Cursor cursor = db.rawQuery("SELECT * FROM mytable", null);
while (cursor.moveToNext()) {
    String name = cursor.getString(0);
    int age = cursor.getInt(1);
    Log.d("TAG", "Name: " + name + ", Age: " + age);
}
cursor.close();

db.close();

アセットファイルのクローズ

最後に、アセットファイルストリームをクローズします。

inputStream.close();

注意点

  • アセットフォルダにあるデータベースファイルは読み取り専用です。書き込みを行う場合は、内部ストレージなどにファイルをコピーする必要があります。
  • アセットフォルダに大きなファイル (数 MB 以上) を保存することは避けてください。パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。



package com.example.app;

import android.content.Context;
import android.database.Cursor;
import android.database.sqlite.SQLiteDatabase;
import android.database.sqlite.SQLiteOpenHelper;
import android.os.Bundle;
import android.util.Log;

import androidx.appcompat.app.AppCompatActivity;

public class MainActivity extends AppCompatActivity {

    private static final String TAG = "MainActivity";

    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.activity_main);

        // アセットファイルを読み込む
        AssetManager assetManager = getAssets();
        try (InputStream inputStream = assetManager.open("database.sqlite")) {
            // SQLiteOpenHelper クラスを使用する
            SQLiteOpenHelper dbHelper = new SQLiteOpenHelper(this, "database.sqlite", SQLiteDatabase.OPEN_READ_ONLY) {
                @Override
                public void onCreate(SQLiteDatabase db) {
                    // データベース作成処理
                }

                @Override
                public void onUpgrade(SQLiteDatabase db, int oldVersion, int newVersion) {
                    // データベース更新処理
                }
            };

            // データベース操作を行う
            SQLiteDatabase db = dbHelper.getReadableDatabase();
            Cursor cursor = db.rawQuery("SELECT * FROM mytable", null);
            while (cursor.moveToNext()) {
                String name = cursor.getString(0);
                int age = cursor.getInt(1);
                Log.d(TAG, "Name: " + name + ", Age: " + age);
            }
            cursor.close();

            db.close();
        } catch (Exception e) {
            Log.e(TAG, "Error: ", e);
        }
    }
}

このコードは、以下のことを行います。

  1. MainActivity クラスを作成します。
  2. onCreate() メソッドで、以下の処理を実行します。
    • AssetManager クラスを使用して、アセットフォルダにある "database.sqlite" ファイルへのストリームを取得します。
    • rawQuery() メソッドを使用して、"mytable" テーブルからすべてのデータを取得します。
    • 取得したデータをログに出力します。
    • データベースとストリームをクローズします。

注意事項

  • このコードはあくまでサンプルです。実際のアプリケーションでは、必要に応じて修正する必要があります。



ContentProvider を使用すると、他のアプリケーションからもデータベースにアクセスすることができます。

public class MyContentProvider extends ContentProvider {

    private static final String AUTHORITY = "com.example.app.provider";
    private static final String DATABASE_NAME = "database.sqlite";

    @Override
    public boolean onCreate() {
        Context context = getContext();
        SQLiteDatabase db = context.openOrCreateDatabase(DATABASE_NAME, Context.MODE_PRIVATE, null);
        if (db == null) {
            return false;
        }
        return true;
    }

    @Override
    public UriMatcher getUriMatcher(String authority) {
        UriMatcher uriMatcher = new UriMatcher(UriMatcher.NO_MATCH);
        uriMatcher.addURI(AUTHORITY, "mytable", 1);
        return uriMatcher;
    }

    @Override
    public Cursor query(Uri uri, String[] projection, String selection, String[] selectionArgs, String sortOrder) {
        SQLiteDatabase db = getContext().openOrCreateDatabase(DATABASE_NAME, Context.MODE_PRIVATE, null);
        Cursor cursor = db.query("mytable", projection, selection, selectionArgs, null, null, sortOrder);
        return cursor;
    }

    // ...
}

NDK を使用する

NDK (Native Development Kit) を使用すると、C/C++ コードで SQLite データベースにアクセスすることができます。

#include <jni.h>
#include <sqlite3.h>

extern "C" {

JNIEXPORT jint JNICALL Java_com_example_app_MainActivity_openDatabase(JNIEnv *env, jobject obj, jstring path) {
    const char *nativePath = env->GetStringUTFChars(path, NULL);
    sqlite3 *db;
    int rc = sqlite3_open(nativePath, &db);
    env->ReleaseStringUTFChars(path, nativePath);
    if (rc != SQLITE_OK) {
        return -1;
    }
    return (jint) db;
}

// ...
}

サードパーティライブラリを使用する

SQLite アセットヘルパーライブラリなど、サードパーティライブラリを使用して、アセットフォルダにある SQLite データベースファイルにアクセスすることができます。

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。

ContentProvider

  • 利点: 他のアプリケーションからもデータベースにアクセスできる
  • 欠点: 複雑な実装が必要

NDK

  • 利点: 高速なパフォーマンス
  • 欠点: C/C++ の知識が必要

サードパーティライブラリ

  • 利点: 簡単な実装
  • 欠点: ライブラリの依存関係がある

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