INTEGER型とTINYINT型でブール値を格納

2024-04-02

SQLite にブール値を格納する方法

ブール値 は、真偽を表す値であり、SQLite では以下の方法で格納できます。

INTEGER 型として格納

  • 0 は FALSE
  • 1 は TRUE

例:

CREATE TABLE users (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  is_active INTEGER
);

-- INSERT 文
INSERT INTO users (name, is_active) VALUES ("John Doe", 1);

-- SELECT 文
SELECT * FROM users WHERE is_active = 1;

INTEGER 型とほぼ同じですが、TINYINT 型は 1 バイトのみ使用するため、メモリ使用量を抑えられます。

BOOLEAN 型として格納

SQLite 3.35 以降では、BOOLEAN 型が正式にサポートされました。

  • TRUE
  • FALSE
CREATE TABLE users (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  is_active BOOLEAN
);

-- INSERT 文
INSERT INTO users (name, is_active) VALUES ("John Doe", TRUE);

-- SELECT 文
SELECT * FROM users WHERE is_active = TRUE;
  • "true" は TRUE
  • "false" は FALSE
CREATE TABLE users (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  is_active TEXT
);

-- INSERT 文
INSERT INTO users (name, is_active) VALUES ("John Doe", "true");

-- SELECT 文
SELECT * FROM users WHERE is_active = "true";

どの方法を使用しても、SQLite にブール値を格納することができます。どの方法を選択するかは、個人やプロジェクトの要件によって異なります。

ヒント

  • 一貫性のため、プロジェクト全体で同じ方法を使用することをお勧めします。
  • 多くの場合、BOOLEAN 型または INTEGER 型を使用するのが最も簡単です。
  • TEXT 型は、ブール値がデータベースに格納される前に変換される必要がある場合にのみ使用します。



Python

import sqlite3

# データベース接続
connection = sqlite3.connect("mydb.sqlite")
cursor = connection.cursor()

# テーブル作成
cursor.execute("""
CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  name TEXT,
  is_active INTEGER
);
""")

# データ挿入
cursor.execute("""
INSERT INTO users (name, is_active) VALUES (?, ?)
""", ("John Doe", 1))

# データ取得
cursor.execute("""
SELECT * FROM users WHERE is_active = ?
""", (1,))
for row in cursor.fetchall():
  print(row)

# コミットとクローズ
connection.commit()
connection.close()

JavaScript

const sqlite3 = require('sqlite3').verbose();

// データベース接続
const db = new sqlite3.Database("mydb.sqlite");

// テーブル作成
db.run(`
CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  name TEXT,
  is_active INTEGER
);
`);

// データ挿入
db.run(`
INSERT INTO users (name, is_active) VALUES (?, ?)
`, ["John Doe", 1]);

// データ取得
db.all(`
SELECT * FROM users WHERE is_active = ?
`, [1], (err, rows) => {
  if (err) {
    console.error(err);
  } else {
    console.log(rows);
  }
});

// 終了
db.close();

C++

#include <iostream>
#include <sqlite3.h>

int main() {
  // データベース接続
  sqlite3 *db;
  int rc = sqlite3_open("mydb.sqlite", &db);
  if (rc != SQLITE_OK) {
    std::cerr << "Error opening database: " << sqlite3_errmsg(db) << std::endl;
    return 1;
  }

  // テーブル作成
  sqlite3_stmt *stmt;
  rc = sqlite3_prepare_v2(db, "CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, name TEXT, is_active INTEGER)", -1, &stmt, NULL);
  if (rc != SQLITE_OK) {
    std::cerr << "Error creating table: " << sqlite3_errmsg(db) << std::endl;
    sqlite3_finalize(stmt);
    sqlite3_close(db);
    return 1;
  }
  rc = sqlite3_step(stmt);
  sqlite3_finalize(stmt);

  // データ挿入
  rc = sqlite3_prepare_v2(db, "INSERT INTO users (name, is_active) VALUES (?, ?)", -1, &stmt, NULL);
  if (rc != SQLITE_OK) {
    std::cerr << "Error preparing insert statement: " << sqlite3_errmsg(db) << std::endl;
    sqlite3_finalize(stmt);
    sqlite3_close(db);
    return 1;
  }
  sqlite3_bind_text(stmt, 1, "John Doe", -1, SQLITE_TRANSIENT);
  sqlite3_bind_int(stmt, 2, 1);
  rc = sqlite3_step(stmt);
  sqlite3_finalize(stmt);

  // データ取得
  rc = sqlite3_prepare_v2(db, "SELECT * FROM users WHERE is_active = ?", -1, &stmt, NULL);
  if (rc != SQLITE_OK) {
    std::cerr << "Error preparing select statement: " << sqlite3_errmsg(db) << std::endl;
    sqlite3_finalize(stmt);
    sqlite3_close(db);
    return 1;
  }
  sqlite3_bind_int(stmt, 1, 1);
  while (rc == SQLITE_ROW) {
    int id = sqlite3_column_int(stmt, 0);
    const char *name = sqlite3_column_text(stmt, 1);
    int is_active = sqlite3_column_int(stmt, 2);
    std::cout << "id: " << id << ", name: " << name << ", is_active: " << is_active << std::endl;
    rc = sqlite3_step(stmt);
  }



SQLite にブール値を格納するその他の方法

ビットフィールドを使用する

SQLite では、ビットフィールドを使用して複数のブール値を 1 つのバイトに格納できます。これは、ストレージスペースを節約したい場合に役立ちます。

CREATE TABLE users (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  flags INTEGER
);

-- フラグを設定
UPDATE users SET flags = flags | 0x01 WHERE id = 1;

-- フラグが設定されているかどうかを確認
SELECT flags & 0x01 FROM users WHERE id = 1;

ENUM 型を使用する

SQLite 3.35 以降では、ENUM 型が正式にサポートされました。ENUM 型は、有限個の値のリストから値を選択できるデータ型です。

CREATE TABLE users (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  is_active ENUM('true', 'false')
);

-- データ挿入
INSERT INTO users (name, is_active) VALUES ("John Doe", 'true');

-- データ取得
SELECT * FROM users WHERE is_active = 'true';

独自のデータ型を作成する

SQLite では、独自のデータ型を作成することもできます。これは、特殊な要件がある場合に役立ちます。

CREATE TABLE users (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  is_active BOOLEAN
);

-- 独自のデータ型
CREATE TYPE BOOLEAN AS INTEGER;

-- データ挿入
INSERT INTO users (name, is_active) VALUES ("John Doe", 1);

-- データ取得
SELECT * FROM users WHERE is_active = 1;

どの方法を使用するかは、個人の要件やプロジェクトの要件によって異なります。

  • 多くの場合、最も簡単な方法は、INTEGER 型または BOOLEAN 型を使用することです。
  • ビットフィールドは、ストレージスペースを節約したい場合に役立ちます。
  • ENUM 型は、有限個の値のリストから値を選択できる場合に役立ちます。
  • 独自のデータ型は、特殊な要件がある場合にのみ作成する必要があります。

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