IN演算子とANY演算子の代替方法：EXISTSサブクエリ、CASE式、JOIN

PostgreSQL では、IN 演算子と ANY 演算子は、どちらもクエリ内の値のリストと列の値を比較するために使用できます。

IN 演算子は、列の値がリスト内の値のいずれかと一致するかどうかを確認するために使用されます。

例:

SELECT * FROM users WHERE id IN (1, 2, 3);

このクエリは、id 列の値が 1、2、または 3 のいずれかであるすべてのユーザーを返します。

ANY 演算子

SELECT * FROM users WHERE interests ANY (ARRAY['music', 'sports']);

このクエリは、interests 列に "music" と "sports" の両方が含まれるすべてのユーザーを返します。

2つの演算子の違い

• IN 演算子は、リスト内の値の順序を考慮しません。

SELECT * FROM users WHERE id IN (1, 2, 3);
SELECT * FROM users WHERE id IN (3, 2, 1);

上記の2つのクエリはどちらも同じ結果を返します。

一方、

SELECT * FROM users WHERE interests ANY (ARRAY['music', 'sports']);
SELECT * FROM users WHERE interests ANY (ARRAY['sports', 'music']);

上記の2つのクエリは異なる結果を返す可能性があります。最初のクエリは、interests 列に "music" が最初に含まれているユーザーのみを返します。2番目のクエリは、interests 列に "sports" が最初に含まれているユーザーのみを返します。

どちらの演算子を使用すべきか

• リスト内の値の順序が重要でない場合は、IN 演算子を使用する方が効率的です。

-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
  id INT,
  name VARCHAR(255),
  interests TEXT[]
);

-- データ挿入
INSERT INTO users (id, name, interests) VALUES
  (1, 'John Doe', ARRAY['music', 'sports']),
  (2, 'Jane Doe', ARRAY['sports', 'reading']),
  (3, 'Bob Smith', ARRAY['music', 'cooking']);

-- IN 演算子の例
SELECT * FROM users WHERE id IN (1, 2);

-- ANY 演算子の例
SELECT * FROM users WHERE interests ANY (ARRAY['music', 'sports']);

-- 順序が重要な例
SELECT * FROM users WHERE interests ANY (ARRAY['music', 'sports']);
SELECT * FROM users WHERE interests ANY (ARRAY['sports', 'music']);

その後、IN 演算子と ANY 演算子を使用して、さまざまな条件でデータを取得するクエリを実行します。

IN と ANY 演算子の代替方法

EXISTS サブクエリを使用して、列の値がリスト内の値のいずれかと一致するかどうかを確認できます。

SELECT * FROM users
WHERE EXISTS (
  SELECT 1 FROM (VALUES (1), (2), (3)) AS t(id)
  WHERE t.id = users.id
);

SELECT * FROM users
WHERE CASE users.id
  WHEN 1 THEN 'John Doe'
  WHEN 2 THEN 'Jane Doe'
  WHEN 3 THEN 'Bob Smith'
END IS NOT NULL;

SELECT * FROM users
JOIN (VALUES (1), (2), (3)) AS t(id) ON t.id = users.id;

どの方法を使用するかは、要件とパフォーマンス要件によって異なります。

• 简单的な比較の場合、IN 演算子または ANY 演算子を使用するのが最も効率的です。
• より複雑な比較の場合、EXISTS サブクエリ、CASE 式、または JOIN を使用する必要があります。

補足

上記の方法は、IN と ANY 演算子の完全な代替方法ではありません。

• EXISTS サブクエリ、CASE 式、および JOIN は、より複雑なクエリを作成するために使用できます。
• パフォーマンス要件によっては、別の方法の方が効率的な場合があります。