PostgreSQLでLIKE演算子とワイルドカードを使用して列名検索を行う方法

2024-07-27

PostgreSQLにおけるLIKE演算子とワイルドカードを使用した列名検索

構文

SELECT * FROM table_name
WHERE column_name LIKE '%pattern%';

次の例では、customers テーブル内の名前列が "Smith" で終わるすべての顧客レコードを選択します。

SELECT * FROM customers
WHERE name LIKE '%Smith';

ワイルドカードの使用

ワイルドカードを使用して、パターンの一部を任意の文字列に一致させることができます。

  • %: 0文字以上の任意の文字列に一致します。
  • _: 1文字に一致します。
SELECT * FROM customers
WHERE name LIKE 'A%_';

列名への適用

LIKE演算子を列名に直接適用することはできません。ただし、文字連結を使用して、列名を含むパターンを作成することができます。

SELECT * FROM customers
WHERE column_name LIKE CONCAT('name', '%');

ILIKE演算子の使用

大文字小文字を区別せずに検索を実行するには、ILIKE演算子を使用します。

SELECT * FROM customers
WHERE name ILIKE '%Smith';

注意事項

  • LIKE演算子を使用した検索は、インデックスを使用できないため、パフォーマンスが低下する可能性があります。
  • ワイルドカードの使用は、検索結果を大幅に増加させる可能性があるため、注意が必要です。
  • 列名に特殊文字が含まれている場合は、エスケープ処理が必要になる場合があります。



  1. 名前が "Smith" で終わるすべての顧客のレコードを取得する。
  2. 住所に "Street" という単語が含まれるすべての顧客のレコードを取得する。
  3. 電話番号が "555" で始まるすべての顧客のレコードを取得する。

テーブル構造

CREATE TABLE customers (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  address VARCHAR(255) NOT NULL,
  phone_number VARCHAR(20) NOT NULL
);

サンプルデータ

INSERT INTO customers (name, address, phone_number) VALUES
  ('John Doe', '123 Main Street', '555-1234'),
  ('Jane Smith', '456 Elm Street', '987-6543'),
  ('Peter Jones', '789 Oak Lane', '222-3333'),
  ('Mary Brown', '1011 Maple Drive', '444-5555'),
  ('David Williams', '1213 Pine Avenue', '666-7777');
SELECT * FROM customers
WHERE name LIKE '%Smith';

結果

idnameaddressphone_number
2Jane Smith456 Elm Street987-6543
SELECT * FROM customers
WHERE address LIKE '%Street%';
idnameaddressphone_number
1John Doe123 Main Street555-1234
2Jane Smith456 Elm Street987-6543
3Peter Jones789 Oak Lane222-3333
4Mary Brown1011 Maple Drive444-5555
5David Williams1213 Pine Avenue666-7777
SELECT * FROM customers
WHERE phone_number LIKE '555%';
idnameaddressphone_number
1John Doe123 Main Street555-1234

説明

  • 各タスクの SQL クエリは、LIKE 演算子とワイルドカードを使用して、顧客データから特定のレコードをフィルタリングします。
  • ワイルドカード % は、0 文字以上の任意の文字列に一致します。
  • ワイルドカード _ は、1 文字に一致します。
  • タスク 2 では、ILIKE 演算子を使用して、大文字小文字を区別せずに検索を実行しています。



PostgreSQLにおけるLIKE演算子以外の列名検索方法

INFORMATION_SCHEMAスキーマビューを使用する

INFORMATION_SCHEMA スキーマには、データベース内のすべてのテーブルと列に関する情報が含まれるビューが用意されています。これらのビューを使用して、列名に関する情報を取得し、動的にSQLクエリを生成することができます。

SELECT column_name
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE table_name = 'customers';

長所

  • インデックスを張ることができるため、パフォーマンスが優れている場合があります。

短所

  • 情報を2つのテーブルから結合する必要があるため、構文が複雑になる可能性があります。

PL/pgSQL関数を使用する

PL/pgSQLを使用して、列名を動的に処理する関数を作成することができます。この関数は、SQLクエリを生成したり、他の操作を実行したりするために使用することができます。

CREATE OR REPLACE FUNCTION get_customer_columns()
RETURNS text AS $$
DECLARE
  column_name text;
BEGIN
  FOR column_name IN
    SELECT column_name
    FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
    WHERE table_name = 'customers'
  LOOP
    SELECT column_name FROM customers LIMIT 1;
  END LOOP;
  RETURN NULL;
END;
$$ LANGUAGE plpgsql;
  • 複雑な検索条件を処理するのに柔軟性があります。
  • 関数を再利用して、さまざまなタスクに使用することができます。
  • 開発と保守の手間がかかります。
  • パフォーマンスが低下する可能性があります。

動的SQLを使用する

PostgreSQLは、動的SQLと呼ばれる機能を提供します。これにより、実行時にSQLクエリを生成することができます。動的SQLを使用して、列名を動的に含むSQLクエリを生成することができます。

PREPARE stmt AS
  SELECT column_name FROM customers
  WHERE column_name LIKE '%pattern%';

EXECUTE stmt;
  • 柔軟性が高く、複雑な検索条件を処理することができます。
  • 構文が複雑で、理解しにくい場合があります。

PostgreSQL拡張機能を使用する

PostgreSQLには、列名を動的に検索するための機能を追加する拡張機能がいくつかあります。これらの拡張機能は、パフォーマンス、使いやすさ、機能性においてそれぞれ異なる利点と欠点があります。

  • 既存のSQL構文を拡張する使いやすい方法を提供するものがあります。
  • パフォーマンスが優れているものがあります。
  • すべての PostgreSQL バージョンで使用できるわけではありません。
  • 拡張機能をインストールして構成する必要がある場合があります。

postgresql sql-like



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