コマンド操作が苦手なあなたへ!GUIツールでPostgreSQLを設定する方法
Linux環境でPostgreSQLを初めて設定する方法
準備
始める前に、以下のものが必要です。
- Linuxサーバー
- PostgreSQLのインストール済み
- スーパーユーザー権限を持つユーザー
スーパーユーザーになる
まず、スーパーユーザーになる必要があります。
sudo su
PostgreSQLサービスを起動します。
systemctl start postgresql
PostgreSQLの設定ファイル postgresql.conf
を編集します。
vi /etc/postgresql/14/main/postgresql.conf
以下の設定項目を確認・編集します。
- listen_addresses: PostgreSQLサーバーが接続を受け付けるIPアドレスを指定します。デフォルトではlocalhostのみになっていますので、リモートから接続したい場合は、
*
に変更します。 - port: PostgreSQLサーバーが使用するポート番号を指定します。デフォルトは5432です。
- max_connections: PostgreSQLサーバーが同時に受け付ける接続数を指定します。必要に応じて調整してください。
- shared_buffers: PostgreSQLサーバーが共有するバッファのサイズを指定します。メモリ使用量とパフォーマンスのバランスを考慮して設定してください。
PostgreSQLデータベースを使用するユーザーを作成します。
createuser -P username
username
は、作成するユーザー名に置き換えます。
データベースの作成
作成したユーザーでデータベースを作成します。
createdb -O username dbname
username
は、作成したユーザー名に、dbname
は作成するデータベース名に置き換えます。
PostgreSQLへの接続
作成したユーザーとデータベースを使用して、PostgreSQLに接続します。
psql -U username dbname
設定の確認
PostgreSQLに接続できたら、以下のコマンドを実行して設定を確認できます。
\l
このコマンドは、接続しているデータベースの一覧を表示します。
設定を変更したい場合は、postgresql.conf
ファイルを編集して、PostgreSQLサービスを再起動します。
systemctl restart postgresql
トラブルシューティング
PostgreSQLの設定で問題が発生した場合は、以下の情報を参照してください。
このガイドでは、Linux環境でPostgreSQLを初めて設定するための手順を説明しました。これらの手順を参考に、PostgreSQLの設定を完了してください。
補足
- PostgreSQLには、
pgAdmin
などのGUI管理ツールも存在します。GUIツールを使用すると、コマンドライン操作よりも簡単に設定を変更することができます。 - PostgreSQLの設定は、環境や用途によって異なります。必要に応じて、上記の手順を参考に設定を調整してください。
PostgreSQL設定ファイル postgresql.conf の例
# IPv4 アドレスをすべて許可
listen_addresses = '*'
# ポート番号
port = 5432
# 最大接続数
max_connections = 100
# 共有バッファ
shared_buffers = 128MB
PostgreSQLユーザーの作成
createuser -P postgresql
データベースの作成
createdb -O postgresql mydb
PostgreSQLへの接続
psql -U postgresql mydb
設定の確認
\l
設定の変更
# postgresql.conf を編集
systemctl restart postgresql
PostgreSQLの設定方法
パッケージマネージャー
多くのLinuxディストリビューションでは、PostgreSQLの設定を簡単に行うためのパッケージマネージャーを提供しています。
- Debian/Ubuntu:
sudo apt install postgresql-client-common
- CentOS/RHEL:
sudo yum install postgresql-devel
パッケージマネージャーを使用すると、PostgreSQLの設定ファイル postgresql.conf
を直接編集する必要はありません。
GUIツール
pgAdmin
などのGUIツールを使用して、PostgreSQLを設定することもできます。GUIツールを使用すると、コマンドライン操作よりも簡単に設定を変更することができます。
- pgAdmin:
クラウドサービス
Amazon RDS for PostgreSQL などのクラウドサービスを使用すると、PostgreSQLサーバーのセットアップと管理を簡単に済ませることができます。クラウドサービスを使用すると、サーバーの運用やメンテナンスを気にする必要がありません。
- Amazon RDS for PostgreSQL:
https://aws.amazon.com/rds/postgresql/
PostgreSQLを設定するには、上記のような方法があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、自分の環境や用途に合った方法を選択してください。
補足
- PostgreSQLの設定方法は、バージョンによって異なる場合があります。
- PostgreSQLの設定を変更する前に、必ずバックアップを取ってください。
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