PostgreSQLデータベース接続エラー「Createuser: could not connect to database postgres: FATAL: role "tom" does not exist」の解決方法

2024-04-11

エラーメッセージ「Createuser: could not connect to database postgres: FATAL: role "tom" does not exist」の解説

存在しないユーザー名「tom」を使用している

createuserコマンドを実行する際に、-Uオプションで指定したユーザー名「tom」がデータベースに存在しない可能性があります。PostgreSQLデータベースには、ユーザー名とパスワードに基づいてアクセス制御が行われます。

解決策

以下のいずれかの方法で解決できます。

  • 存在するユーザー名であることを確認する。
  • -Uオプションで正しいユーザー名を指定する。
  • 新しいユーザーを作成する。

PostgreSQLデータベースに接続できない

createuserコマンドは、PostgreSQLデータベースに接続してユーザーを作成するコマンドです。そのため、データベースサーバーが起動していない、またはネットワーク接続に問題がある場合、エラーが発生します。

  • PostgreSQLデータベースサーバーが起動していることを確認する。
  • ネットワーク接続に問題がないことを確認する。

上記以外にも、以下の原因でエラーが発生する可能性があります。

  • PostgreSQLの設定ファイルに誤りがある。

エラーメッセージの詳細

Createuser: could not connect to database postgres: FATAL: role "tom" does not exist

このエラーメッセージは、以下の部分に分けられます。

  • Createuser:: createuserコマンドを実行したことを示します。
  • could not connect to database postgres:: PostgreSQLデータベースに接続できなかったことを示します。
  • FATAL: role "tom" does not exist: 存在しないユーザー名「tom」を使用していることを示します。

解決方法

上記の解説と原因を参考に、以下の方法で問題を解決してみてください。

psqlコマンドを使用して、データベースに存在するユーザー名を一覧表示できます。

psql -U postgres -d postgres -c "SELECT usename FROM pg_catalog.pg_user;"

上記のコマンドを実行して、一覧にユーザー名「tom」が存在することを確認してください。

psql -U postgres -d postgres

createuserコマンドを使用して、新しいユーザーを作成できます。

createuser -U postgres -d postgres tom

上記のコマンドを実行すると、パスワードの入力を求められます。パスワードを入力して、ユーザーを作成してください。

PostgreSQLの設定ファイルpostgresql.confを確認して、以下の設定が正しく設定されていることを確認してください。

  • listen_addresses
  • port

PostgreSQLの権限設定を確認して、createuserコマンドを実行するユーザーに適切な権限が付与されていることを確認してください。




# 新しいユーザーを作成する
createuser -U postgres -d postgres tom

# ユーザーにパスワードを設定する
psql -U postgres -d postgres -c "ALTER USER tom WITH PASSWORD 'password';"

# ユーザーに権限を付与する
psql -U postgres -d postgres -c "GRANT ALL PRIVILEGES ON DATABASE postgres TO tom;"

上記のコマンドを実行すると、ユーザー名「tom」、パスワード「password」を持つ新しいユーザーが作成されます。このユーザーは、データベースpostgresに対してすべての権限を持っています。

上記以外にも、createuserコマンドを使用して、ユーザーの削除、権限の変更などを行うことができます。詳細は、PostgreSQL公式ドキュメントを参照してください。




他の方法

psqlコマンドを使用して、SQLクエリを実行することでユーザーを作成できます。

psql -U postgres -d postgres -c "CREATE USER tom WITH PASSWORD 'password';"

上記のコマンドを実行すると、ユーザー名「tom」、パスワード「password」を持つ新しいユーザーが作成されます。

pgAdmin IIIなどのGUIツールを使用して、ユーザーを作成することもできます。

pgAdmin IIIを使用してユーザーを作成する手順は以下の通りです。

  1. pgAdmin IIIを起動し、PostgreSQLサーバーに接続する。
  2. ツリービューで「ログイン/ロール」ノードを展開する。
  3. 右クリックして、「新規ロール」を選択する。
  4. ロール名とパスワードを入力する。
  5. 必要に応じて、権限を設定する。
  6. 「OK」をクリックして、ユーザーを作成する。

X 0 まとめ


database postgresql


商品テーブルの主キー:人工キー vs 自然キー、徹底比較!

データベース設計において、商品テーブルのようなエンティティの主キーとして、人工キーと自然キーのどちらを選択すべきか悩むことがあります。人工キー人工的に割り振られるキー (例: 連番)人間にとって意味を持たない変更の可能性が低いテーブル間の依存関係を薄くする...


クラウドデータベースサービスで実現する、驚きのパフォーマンスとスケーラビリティ

垂直方向スケーリング (スケールアップ)垂直方向スケーリングは、既存のサーバーに、より強力なCPU、メモリ、ストレージなどのリソースを追加することで、システム全体のパフォーマンスを向上させる方法です。これは、高性能なハードウェアにアップグレードすることで実現できます。...


PostgreSQLクエリで結果をカンマ区切りのリストとして返す方法

CONCAT_WS() 関数は、複数の文字列を指定された区切り文字で連結します。カンマ区切りのリストを作成するには、区切り文字にカンマ(',')を指定します。このクエリは、table テーブルの column1 と column2 の値をカンマで区切って連結し、結果を返します。...


WHERE句を駆使して、必要なデータだけを抽出!MySQL結合テクニック

MySQLでは、結合(JOIN)と呼ばれる操作を使って、複数のテーブルからデータを組み合わせることができます。結合には様々な種類があり、それぞれ異なる方法でデータを組み合わせます。このチュートリアルでは、条件に基づいて行を組み合わせる方法について説明します。具体的には、WHERE句を使用して、結合される行を制限する方法について説明します。...


SQL SQL SQL Amazon で見る



コマンド操作が苦手なあなたへ!GUIツールでPostgreSQLを設定する方法

始める前に、以下のものが必要です。LinuxサーバーPostgreSQLのインストール済みスーパーユーザー権限を持つユーザーまず、スーパーユーザーになる必要があります。PostgreSQLサービスを起動します。PostgreSQLの設定ファイル postgresql


PostgreSQLで発生するエラー「Fatal: role "username" does not exist」の解決方法

このエラーは、PostgreSQLデータベースへの接続時に、指定されたユーザー名が存在しない場合に発生します。原因:ユーザー名が誤っているユーザーが存在しないユーザーがデータベースにアクセスする権限を持っていない解決方法:ユーザー名の確認: 大文字と小文字を区別して入力していることを確認してください。 PostgreSQLはユーザー名を二重引用符で囲む必要はありません。