PostgreSQLデータベース接続エラー「Createuser: could not connect to database postgres: FATAL: role "tom" does not exist」の解決方法
エラーメッセージ「Createuser: could not connect to database postgres: FATAL: role "tom" does not exist」の解説
存在しないユーザー名「tom」を使用している
createuser
コマンドを実行する際に、-U
オプションで指定したユーザー名「tom」がデータベースに存在しない可能性があります。PostgreSQLデータベースには、ユーザー名とパスワードに基づいてアクセス制御が行われます。
解決策
以下のいずれかの方法で解決できます。
- 存在するユーザー名であることを確認する。
-U
オプションで正しいユーザー名を指定する。- 新しいユーザーを作成する。
PostgreSQLデータベースに接続できない
createuser
コマンドは、PostgreSQLデータベースに接続してユーザーを作成するコマンドです。そのため、データベースサーバーが起動していない、またはネットワーク接続に問題がある場合、エラーが発生します。
- PostgreSQLデータベースサーバーが起動していることを確認する。
- ネットワーク接続に問題がないことを確認する。
上記以外にも、以下の原因でエラーが発生する可能性があります。
- PostgreSQLの設定ファイルに誤りがある。
エラーメッセージの詳細
Createuser: could not connect to database postgres: FATAL: role "tom" does not exist
このエラーメッセージは、以下の部分に分けられます。
Createuser:
:createuser
コマンドを実行したことを示します。could not connect to database postgres:
: PostgreSQLデータベースに接続できなかったことを示します。FATAL: role "tom" does not exist
: 存在しないユーザー名「tom」を使用していることを示します。
解決方法
上記の解説と原因を参考に、以下の方法で問題を解決してみてください。
psql
コマンドを使用して、データベースに存在するユーザー名を一覧表示できます。
psql -U postgres -d postgres -c "SELECT usename FROM pg_catalog.pg_user;"
上記のコマンドを実行して、一覧にユーザー名「tom」が存在することを確認してください。
psql -U postgres -d postgres
createuser
コマンドを使用して、新しいユーザーを作成できます。
createuser -U postgres -d postgres tom
上記のコマンドを実行すると、パスワードの入力を求められます。パスワードを入力して、ユーザーを作成してください。
PostgreSQLの設定ファイルpostgresql.conf
を確認して、以下の設定が正しく設定されていることを確認してください。
listen_addresses
port
PostgreSQLの権限設定を確認して、createuser
コマンドを実行するユーザーに適切な権限が付与されていることを確認してください。
# 新しいユーザーを作成する
createuser -U postgres -d postgres tom
# ユーザーにパスワードを設定する
psql -U postgres -d postgres -c "ALTER USER tom WITH PASSWORD 'password';"
# ユーザーに権限を付与する
psql -U postgres -d postgres -c "GRANT ALL PRIVILEGES ON DATABASE postgres TO tom;"
上記のコマンドを実行すると、ユーザー名「tom」、パスワード「password」を持つ新しいユーザーが作成されます。このユーザーは、データベースpostgres
に対してすべての権限を持っています。
上記以外にも、createuser
コマンドを使用して、ユーザーの削除、権限の変更などを行うことができます。詳細は、PostgreSQL公式ドキュメントを参照してください。
他の方法
psql
コマンドを使用して、SQLクエリを実行することでユーザーを作成できます。
psql -U postgres -d postgres -c "CREATE USER tom WITH PASSWORD 'password';"
上記のコマンドを実行すると、ユーザー名「tom」、パスワード「password」を持つ新しいユーザーが作成されます。
pgAdmin IIIなどのGUIツールを使用して、ユーザーを作成することもできます。
pgAdmin IIIを使用してユーザーを作成する手順は以下の通りです。
- pgAdmin IIIを起動し、PostgreSQLサーバーに接続する。
- ツリービューで「ログイン/ロール」ノードを展開する。
- 右クリックして、「新規ロール」を選択する。
- ロール名とパスワードを入力する。
- 必要に応じて、権限を設定する。
- 「OK」をクリックして、ユーザーを作成する。
X 0 まとめ
database postgresql