PostgreSQLで外部キーを追加したら「参照列が存在しない」エラー?原因と解決策を徹底解説!
PostgreSQLで列を外部キーとして追加する場合のエラー「参照される列が存在しない」の解決策
PostgreSQLでテーブルに列を追加しようとした際に、以下のエラーが発生します。
ERROR: column referenced in foreign key constraint does not exist
このエラーは、追加しようとしている列が外部キー制約で参照する列が存在しないことを示しています。
解決策:
このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。
参照される列が存在することを確認する:
まず、外部キー制約が参照する列が実際に存在することを確認してください。列名が間違っていないか、スペルミスがないかを確認してください。
参照される列を作成する:
もし参照される列が存在しない場合は、CREATE TABLEステートメントを使用して列を作成する必要があります。
CREATE TABLE child_table (
id INT PRIMARY KEY,
parent_id INT REFERENCES parent_table(id)
);
上記の例では、child_table
という名前のテーブルにparent_id
という列を追加しています。この列はparent_table
テーブルのid
列を参照する外部キー制約が設定されています。
外部キー制約を削除してから列を追加する:
もし参照される列を削除する必要がある場合は、まず外部キー制約を削除してから、列を追加する必要があります。
ALTER TABLE child_table
DROP CONSTRAINT fk_child_table_parent_id;
ALTER TABLE child_table
ADD COLUMN parent_id INT;
補足:
- 外部キー制約を作成する際には、参照される列が主キーまたはUNIQUE制約であることを確認する必要があります。
- PostgreSQLは、外部キー制約に暗黙的なインデックスを作成しません。パフォーマンスを向上させるために、参照される列にインデックスを作成することをお勧めします。
-- 親テーブルを作成
CREATE TABLE parent_table (
id INT PRIMARY KEY
);
-- 子テーブルを作成
CREATE TABLE child_table (
id INT PRIMARY KEY,
parent_id INT REFERENCES parent_table(id)
);
-- 子テーブルにデータを追加
INSERT INTO child_table (id, parent_id) VALUES (1, 1);
- 親テーブルparent_tableを作成します。 このテーブルには、
id
という名前の主キー列があります。 - 子テーブルにデータを追加します。 この行は、
child_table
テーブルのid
列が1で、parent_id
列が1であることを示しています。つまり、この子レコードは、親テーブルのIDが1であるレコードを参照しています。
このコードを実行すると、エラーが発生せずにテーブルが作成され、データが挿入されます。
以下のコードは、child_table
テーブルに列を追加する方法を示しています。
-- 子テーブルに列を追加
ALTER TABLE child_table
ADD COLUMN name TEXT;
このコードを実行すると、child_table
テーブルにname
という名前の列が追加されます。この列には、データ型がTEXT
の値を格納できます。
ALTER TABLE ステートメントを使用する
これは、最も一般的で推奨される方法です。この方法では、既存のテーブルに列を追加し、同時に外部キー制約を定義することができます。
ALTER TABLE child_table
ADD COLUMN parent_id INT REFERENCES parent_table(id);
CREATE TABLE ... AS SELECT ステートメントを使用する
この方法は、既存のテーブルから新しいテーブルを作成し、同時に外部キー制約を定義する場合に使用できます。
CREATE TABLE child_table AS SELECT
id,
-- その他の列
parent_id
FROM parent_table;
上記の例では、parent_table
テーブルからすべての列をコピーして、child_table
という名前の新しいテーブルを作成しています。parent_id
列は、parent_table
テーブルのid
列を参照する外部キー制約が設定されています。
pg_constraint コマンドを使用する
この方法は、上級者向けの方法です。この方法では、既存のテーブルに列を追加した後、pg_constraint
コマンドを使用して外部キー制約を定義することができます。
ALTER TABLE child_table
ADD COLUMN parent_id INT;
-- 外部キー制約を定義
SELECT pg_constraint_create(
'fk_child_table_parent_id',
'child_table',
'parent_id',
'parent_table',
'id'
);
一般的には、ALTER TABLE ステートメントを使用する方法がおすすめです。この方法は、シンプルでわかりやすく、エラーが発生しにくいです。
CREATE TABLE ... AS SELECT ステートメントを使用する方法は、既存のテーブルから新しいテーブルを作成する場合に役立ちます。
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