BIT vs TINYINT vs ENUM vs VARBINARY: MariaDBで7桁のビットを格納する最適な方法

2024-04-02

MariaDBで7桁のビットを格納するSQL

BIT データ型

概要:

BIT データ型は、1ビットまたは複数のビットを格納するために使用されます。7桁のビットを格納するには、BIT(7) を使用します。

例:

CREATE TABLE my_table (
  bit_field BIT(7)
);

INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES ('1011010');

利点:

  • 非常に効率的なストレージ
  • ビット演算を直接使用できる
  • ビット値を文字列として格納するため、読み書きが少し複雑になる
  • 7桁以上のビットを格納するには、BIT VARYING データ型を使用する必要がある

TINYINT データ型

CREATE TABLE my_table (
  bit_field TINYINT UNSIGNED
);

INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES (101);
  • 読み書きが簡単
  • 7桁以上のビット列を格納できる
  • BIT データ型よりもストレージ容量が大きくなる

ENUM データ型

ENUM データ型は、許可された値のリストから値を格納するために使用されます。7桁のビット列を格納するには、ENUM('0000000', '0000001', ..., '1111111') のように、許可された値のリストを7つのビット列で定義します。

CREATE TABLE my_table (
  bit_field ENUM('0000000', '0000001', ..., '1111111')
);

INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES ('1011010');
  • データの整合性を保証できる
  • 定義が冗長になる
  • 7桁以上のビット列を格納するには、許可された値のリストを編集する必要がある

VARBINARY データ型

CREATE TABLE my_table (
  bit_field VARBINARY(1)
);

INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES (UNHEX('6E'));
  • 非常に汎用性が高い
  • 読み書きが複雑になる
  • ストレージ容量が大きくなる

最適な方法は、要件によって異なります。

  • 効率的なストレージとビット演算が必要であれば、BIT データ型を使用します。
  • 読み書きが簡単な方法が必要であれば、TINYINT データ型または ENUM データ型を使用します。
  • 汎用性が必要であれば、VARBINARY データ型を使用します。



-- テーブル作成
CREATE TABLE my_table (
  id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
  bit_field BIT(7)
);

-- データ挿入
INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES ('1011010');
INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES ('0011001');

-- データ取得
SELECT id, bit_field FROM my_table;

-- ビット演算
UPDATE my_table SET bit_field = bit_field | 0b1000000 WHERE id = 1;

-- ビット値の確認
SELECT bit_field & 0b1000000 FROM my_table WHERE id = 1;

TINYINT データ型

-- テーブル作成
CREATE TABLE my_table (
  id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
  bit_field TINYINT UNSIGNED
);

-- データ挿入
INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES (101);
INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES (57);

-- データ取得
SELECT id, bit_field FROM my_table;

-- ビット演算
UPDATE my_table SET bit_field = bit_field | 64 WHERE id = 1;

-- ビット値の確認
SELECT bit_field & 64 FROM my_table WHERE id = 1;

ENUM データ型

-- テーブル作成
CREATE TABLE my_table (
  id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
  bit_field ENUM('0000000', '0000001', ..., '1111111')
);

-- データ挿入
INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES ('1011010');
INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES ('0011001');

-- データ取得
SELECT id, bit_field FROM my_table;

-- ビット演算
-- ENUM型では直接ビット演算できない

-- ビット値の確認
SELECT CASE bit_field
  WHEN '1011010' THEN 'ON'
  ELSE 'OFF'
END AS bit_value FROM my_table WHERE id = 1;

VARBINARY データ型

-- テーブル作成
CREATE TABLE my_table (
  id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
  bit_field VARBINARY(1)
);

-- データ挿入
INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES (UNHEX('6E'));
INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES (UNHEX('37'));

-- データ取得
SELECT id, bit_field FROM my_table;

-- ビット演算
-- VARBINARY型では直接ビット演算できない

-- ビット値の確認
SELECT bit_field FROM my_table WHERE id = 1;



MariaDBで7桁のビットを格納するその他の方法

CREATE TABLE my_table (
  bit_field CHAR(7)
);

INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES ('1011010');
CREATE TABLE my_table (
  bit_field VARCHAR(7)
);

INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES ('1011010');

CUSTOM データ型

MariaDB 10.2以降では、CUSTOM データ型を使用して、独自のデータ型を定義できます。7桁のビット列を格納するカスタムデータ型を定義するには、次のようなコードを使用できます。

CREATE TYPE bit7 AS BINARY(1);

CREATE TABLE my_table (
  bit_field bit7
);

INSERT INTO my_table (bit_field) VALUES (UNHEX('6E'));
  • 複雑な設定が必要

ストアドプロシージャを使用して、7桁のビット列を格納する独自のロジックを実装できます。

  • 複雑な処理をカプセル化できる
  • 開発スキルが必要
  • 複雑な処理が必要であれば、ストアドプロシージャを使用します。

mariadb


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