VARBINARY(MAX) とは?分かりやすく解説!SQL、MariaDB、プログラミング初心者向け
VARBINARY(MAX) とは? - SQL、MariaDB、プログラミング初心者向け解説
バイナリデータ とは、文字ではなく、0 と 1 のビット列で表現されるデータです。画像、動画、音声ファイル、実行ファイルなどがバイナリデータの例です。
VARBINARY(MAX) は、以下の特徴を持ちます。
- 可変長: データの長さに制限がなく、最大 2GB までのデータを格納することができます。
- バイナリデータ: 文字ではなく、0 と 1 のビット列で表現されるデータを格納することができます。
- SQL Server と MariaDB で使用可能: SQL Server と MariaDB の両方で使用することができます。
VARBINARY(MAX) の主な用途は以下の通りです。
- 画像、動画、音声ファイルなどのメディアデータを格納する
- 実行ファイルなどのバイナリデータを格納する
- 暗号化されたデータやその他の機密データを格納する
- データのサイズは最大 2GB まで です。
- パフォーマンス: 大量のバイナリデータを格納する場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。
- セキュリティ: 機密データを格納する場合は、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。
VARBINARY(MAX) は、様々な種類のバイナリデータを格納するために使用できる汎用性の高いデータ型です。しかし、データのサイズやパフォーマンス、セキュリティなどの点に注意する必要があります。
例:
以下の SQL クエリは、image という名前のテーブルに photo という名前の列を作成し、その列に VARBINARY(MAX) データ型を割り当てます。
CREATE TABLE image (
photo VARBINARY(MAX)
);
VARBINARY(MAX) を使ったサンプルコード
画像をデータベースに挿入する
以下のコードは、画像ファイルをデータベースに挿入する方法を示しています。
INSERT INTO image (photo)
VALUES (@photo);
このコードを実行するには、まず @photo
パラメータに画像ファイルのバイナリデータを設定する必要があります。これは、次のように行うことができます。
DECLARE @photo VARBINARY(MAX);
SET @photo = (
SELECT *
FROM OPENROWSET(@providerName, @connectionString, 'SELECT * FROM @tableName WHERE @columnName = @columnValue')
);
このコードでは、@providerName
、@connectionString
、@tableName
、@columnName
、@columnValue
の値を適切な値に置き換える必要があります。
データベースから画像を取得する
SELECT photo
FROM image
WHERE id = @id;
このコードを実行するには、まず @id
パラメータに取得したい画像の ID を設定する必要があります。
VARBINARY(MAX) データを文字列に変換する
以下のコードは、VARBINARY(MAX) データを文字列に変換する方法を示しています。
SELECT CONVERT(VARCHAR(MAX), photo) AS photo_string
FROM image
WHERE id = @id;
DECLARE @photo_string VARCHAR(MAX);
DECLARE @photo VARBINARY(MAX);
SET @photo_string = 'This is a string.';
SET @photo = CONVERT(VARBINARY(MAX), @photo_string);
このコードでは、@photo_string
変数に文字列を設定し、それを @photo
変数に格納します。
VARBINARY(MAX) の代替方法
BLOB データ型
BLOB データ型は、Binary Large Object の略で、VARBINARY(MAX) と同様にバイナリデータを格納するために使用できます。BLOB データ型の最大サイズは、データベースによって異なりますが、VARBINARY(MAX) よりも大きい場合が多いです。
BLOB データ型の利点は、VARBINARY(MAX) よりも大きいデータを格納できることです。一方、BLOB データ型の欠点は、VARBINARY(MAX) よりもパフォーマンスが低下する可能性があることです。
FILESTREAM データ型
FILESTREAM データ型は、SQL Server 2008 以降で使用できるデータ型で、バイナリデータを別々のファイルとして格納します。FILESTREAM データ型の利点は、VARBINARY(MAX) や BLOB データ型よりもパフォーマンスが優れていることです。一方、FILESTREAM データ型の欠点は、SQL Server 2008 以降のみで使用できることです。
その他のデータ型
VARBINARY(MAX) の代替として、以下のデータ型を使用することもできます。
- VARCHAR(MAX): 文字列データを格納するために使用できます。ただし、バイナリデータの場合は、文字エンコーディングを行う必要があります。
VARBINARY(MAX) の代替方法を選択する際には、以下の要素を考慮する必要があります。**
- 格納するデータのサイズ
- パフォーマンス
- 互換性
- 機能
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