VARBINARY(MAX) とは?分かりやすく解説!SQL、MariaDB、プログラミング初心者向け

2024-04-18

VARBINARY(MAX) とは? - SQL、MariaDB、プログラミング初心者向け解説

バイナリデータ とは、文字ではなく、0 と 1 のビット列で表現されるデータです。画像、動画、音声ファイル、実行ファイルなどがバイナリデータの例です。

VARBINARY(MAX) は、以下の特徴を持ちます。

  • 可変長: データの長さに制限がなく、最大 2GB までのデータを格納することができます。
  • バイナリデータ: 文字ではなく、0 と 1 のビット列で表現されるデータを格納することができます。
  • SQL Server と MariaDB で使用可能: SQL Server と MariaDB の両方で使用することができます。

VARBINARY(MAX) の主な用途は以下の通りです。

  • 画像、動画、音声ファイルなどのメディアデータを格納する
  • 実行ファイルなどのバイナリデータを格納する
  • 暗号化されたデータやその他の機密データを格納する
  • データのサイズは最大 2GB まで です。
  • パフォーマンス: 大量のバイナリデータを格納する場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。
  • セキュリティ: 機密データを格納する場合は、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。

VARBINARY(MAX) は、様々な種類のバイナリデータを格納するために使用できる汎用性の高いデータ型です。しかし、データのサイズやパフォーマンス、セキュリティなどの点に注意する必要があります。

例:

以下の SQL クエリは、image という名前のテーブルに photo という名前の列を作成し、その列に VARBINARY(MAX) データ型を割り当てます。

CREATE TABLE image (
  photo VARBINARY(MAX)
);



VARBINARY(MAX) を使ったサンプルコード

画像をデータベースに挿入する

以下のコードは、画像ファイルをデータベースに挿入する方法を示しています。

INSERT INTO image (photo)
VALUES (@photo);

このコードを実行するには、まず @photo パラメータに画像ファイルのバイナリデータを設定する必要があります。これは、次のように行うことができます。

DECLARE @photo VARBINARY(MAX);

SET @photo = (
  SELECT *
  FROM OPENROWSET(@providerName, @connectionString, 'SELECT * FROM @tableName WHERE @columnName = @columnValue')
);

このコードでは、@providerName@connectionString@tableName@columnName@columnValue の値を適切な値に置き換える必要があります。

データベースから画像を取得する

SELECT photo
FROM image
WHERE id = @id;

このコードを実行するには、まず @id パラメータに取得したい画像の ID を設定する必要があります。

VARBINARY(MAX) データを文字列に変換する

以下のコードは、VARBINARY(MAX) データを文字列に変換する方法を示しています。

SELECT CONVERT(VARCHAR(MAX), photo) AS photo_string
FROM image
WHERE id = @id;
DECLARE @photo_string VARCHAR(MAX);
DECLARE @photo VARBINARY(MAX);

SET @photo_string = 'This is a string.';

SET @photo = CONVERT(VARBINARY(MAX), @photo_string);

このコードでは、@photo_string 変数に文字列を設定し、それを @photo 変数に格納します。




VARBINARY(MAX) の代替方法

BLOB データ型

BLOB データ型は、Binary Large Object の略で、VARBINARY(MAX) と同様にバイナリデータを格納するために使用できます。BLOB データ型の最大サイズは、データベースによって異なりますが、VARBINARY(MAX) よりも大きい場合が多いです。

BLOB データ型の利点は、VARBINARY(MAX) よりも大きいデータを格納できることです。一方、BLOB データ型の欠点は、VARBINARY(MAX) よりもパフォーマンスが低下する可能性があることです。

FILESTREAM データ型

FILESTREAM データ型は、SQL Server 2008 以降で使用できるデータ型で、バイナリデータを別々のファイルとして格納します。FILESTREAM データ型の利点は、VARBINARY(MAX)BLOB データ型よりもパフォーマンスが優れていることです。一方、FILESTREAM データ型の欠点は、SQL Server 2008 以降のみで使用できることです。

その他のデータ型

VARBINARY(MAX) の代替として、以下のデータ型を使用することもできます。

  • VARCHAR(MAX): 文字列データを格納するために使用できます。ただし、バイナリデータの場合は、文字エンコーディングを行う必要があります

VARBINARY(MAX) の代替方法を選択する際には、以下の要素を考慮する必要があります。**

  • 格納するデータのサイズ
  • パフォーマンス
  • 互換性
  • 機能

sql mariadb varbinary


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SQL Server 2005でVARBINARYフィールドを使用する際の注意事項

SQL Server 2005のVARBINARYフィールドは、バイナリデータを格納するために使用されます。そのサイズは、データの種類と使用されるVARBINARYデータ型によって異なります。VARBINARYデータ型SQL Server 2005では、2種類のVARBINARYデータ型が使用できます。