【保存版】MySQLとMariaDBでJSON配列列をスマートに操作:初心者でも安心の完全ガイド

2024-05-04

MySQLとMariaDBでは、JSON配列列に基づいて行を並べ替えることができます。これは、JSONデータを使用してアプリケーションを構築する場合に役立ちます。

JSON配列列は、JSON配列を格納できる列です。JSON配列は、値の順序付きコレクションです。

JSON配列列を並べ替えるには、ORDER BY句を使用します。ORDER BY句には、並べ替えに使用する列を指定する必要があります。

SELECT * FROM table_name
ORDER BY json_column;

このクエリは、json_column列に基づいて行を昇順に並べ替えます。降順で並べ替えるには、DESCキーワードを使用します。

SELECT * FROM table_name
ORDER BY json_column DESC;

特定の要素に基づいて並べ替える

JSON配列の特定の要素に基づいて並べ替えることもできます。これを行うには、JSON関数を使用する必要があります。

SELECT * FROM table_name
ORDER BY JSON_EXTRACT(json_column, '$[index]');
SELECT * FROM table_name
ORDER BY JSON_EXTRACT(json_column, '$[index]') DESC;
SELECT * FROM table_name
ORDER BY JSON_EXTRACT(json_column, '$[index1]'),
       JSON_EXTRACT(json_column, '$[index2]');

このクエリは、json_column列のindex1番目の要素に基づいて昇順に並べ替え、index2番目の要素に基づいて降順に並べ替えます。

次の例は、employeesテーブルのsalary列に基づいて行を並べ替える方法を示しています。salary列はJSON配列列です。

SELECT * FROM employees
ORDER BY JSON_EXTRACT(salary, '$.amount');

このクエリは、従業員の給与額に基づいて昇順に並べ替えられた行を返します。

-- テーブルの作成
CREATE TABLE employees (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  salary JSON NOT NULL
);

-- データの挿入
INSERT INTO employees (name, salary)
VALUES
  ('John Doe', '{"amount": 50000, "currency": "USD"}'),
  ('Jane Doe', '{"amount": 60000, "currency": "USD"}'),
  ('Peter Jones', '{"amount": 40000, "currency": "USD"}');

-- JSON配列列に基づいて行を並べ替える
SELECT * FROM employees
ORDER BY JSON_EXTRACT(salary, '$.amount');

このコードは、次の出力を生成します。

id | name           | salary
---+-----------------+-----------------
1  | John Doe       | {"amount": 40000, "currency": "USD"}
3  | Peter Jones    | {"amount": 50000, "currency": "USD"}
2  | Jane Doe       | {"amount": 60000, "currency": "USD"}

このチュートリアルで説明した方法を使用して、JSON配列列をニーズに合わせて並べ替えることができます。




-- テーブルの作成
CREATE TABLE employees (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  salary JSON NOT NULL
);

-- データの挿入
INSERT INTO employees (name, salary)
VALUES
  ('John Doe', '{"amount": 50000, "currency": "USD"}'),
  ('Jane Doe', '{"amount": 60000, "currency": "USD"}'),
  ('Peter Jones', '{"amount": 40000, "currency": "USD"}');

-- JSON配列列に基づいて行を並べ替える
SELECT * FROM employees
ORDER BY JSON_EXTRACT(salary, '$.amount');
id | name           | salary
---+-----------------+-----------------
1  | John Doe       | {"amount": 40000, "currency": "USD"}
3  | Peter Jones    | {"amount": 50000, "currency": "USD"}
2  | Jane Doe       | {"amount": 60000, "currency": "USD"}

説明

  1. employeesという名前のテーブルを作成します。このテーブルには、idnamesalaryという3つの列があります。
  2. id列は、プライマリキーであり、自動的にインクリメントされます。
  3. name列は、従業員の名前を格納します。
  4. salary列は、従業員の給与を格納します。給与はJSON形式で格納されます。
  5. John DoeJane DoePeter Jonesという3人の従業員をテーブルに追加します。
  6. salary列に基づいて行を並べ替えます。
  7. 結果を返します。

詳細

  • CREATE TABLEステートメントは、新しいテーブルを作成するために使用されます。
  • INSERT INTOステートメントは、データを行に挿入するために使用されます。
  • ORDER BY句は、結果を並べ替えるために使用されます。
  • JSON_EXTRACT関数は、JSON値から要素を抽出するために使用されます。

このサンプルコードをどのように使用できますか?

このサンプルコードは、JSON配列列に基づいて行を並べ替える方法を示すためのものです。ニーズに合わせて変更できます。たとえば、別のテーブル名、列名、またはデータを使用できます。




JSON 配列列を並べ替えるその他の方法

前述の方法に加えて、MySQLとMariaDBで JSON 配列列を並べ替えるには、以下の方法も使用できます。

JSON_QUERY 関数を使用して、JSON 配列内の特定の要素に基づいて行を並べ替えることができます。

SELECT * FROM employees
ORDER BY JSON_QUERY(salary, '$[0].amount');

このクエリは、salary 列の最初の要素 (インデックス 0) の amount プロパティに基づいて行を昇順に並べ替えます。 降順で並べ替えるには、DESC キーワードを使用します。

SELECT * FROM employees
ORDER BY JSON_QUERY(salary, '$[0].amount') DESC;

WITH 句を使用して、一時的な中間テーブルを作成し、そのテーブルを使用して行を並べ替えることができます。

WITH tmp_table AS (
  SELECT id, name, JSON_EXTRACT(salary, '$.amount') AS amount
  FROM employees
)
SELECT * FROM tmp_table
ORDER BY amount;

このクエリは、salary 列の amount プロパティを抽出する tmp_table という名前の一時テーブルを作成します。 次に、amount 列に基づいて tmp_table から行を並べ替えます。

サブクエリを使用して、salary 列の amount プロパティの値を計算し、その値に基づいて行を並べ替えることができます。

SELECT * FROM employees
ORDER BY (
  SELECT JSON_EXTRACT(s.salary, '$.amount')
  FROM employees AS s
  WHERE s.id = employees.id
);

このクエリは、現在の行の id と一致する employees テーブルのすべての行を反復処理するサブクエリを実行します。 サブクエリは、各行の salary 列の amount プロパティを抽出します。 次に、メインクエリは、amount の値に基づいて行を並べ替えます。

どの方法を使用する必要がありますか?

使用する方法は、特定のニーズによって異なります。

  • 単一の要素に基づいて並べ替える場合は、JSON_EXTRACT 関数を使用するのが最も簡単です。
  • 複数の要素に基づいて並べ替える場合は、WITH 句またはサブクエリを使用する必要があります。
  • パフォーマンスが重要な場合は、JSON_QUERY 関数を使用するのが最良の方法になる場合があります。

その他の考慮事項

  • 使用している MySQL または MariaDB のバージョンによっては、使用できる関数が異なる場合があります。
  • 大規模なテーブルを並べ替える場合は、インデックスを使用するとパフォーマンスが向上する場合があります。
  • 常に適切なクエリを使用していることを確認するために、クエリの実行結果をテストしてください。

mysql json mariadb


あなたはどっち派?FULL OUTER JOIN vs. LEFT JOIN/RIGHT JOIN

MySQLでFULL OUTER JOINを行う方法はいくつかあります。FULL JOIN を使用する最も簡単な方法は、FULL JOIN を使用するです。LEFT JOIN と RIGHT JOIN を組み合わせて、FULL OUTER JOIN を実現することもできます。...


【初心者向け】MySQLのIN句とBETWEEN句で範囲検索をマスターしよう

BETWEEN句を使うBETWEEN 句は、列の値が指定した範囲内にあるかどうかを調べます。構文は以下の通りです。例:社員番号が100から200の範囲にあるすべての社員情報を抽出する。BETWEEN 句は、数値、日付、文字列など、さまざまなデータ型に使用できます。...


MariaDBのMultiple File Tablesでパフォーマンスを向上させる

利点パフォーマンス向上: データが複数のファイルに分散されることで、I/O操作が分散され、読み書き速度が向上します。スケーラビリティ: データ量が増加しても、ファイルを追加することでテーブルを拡張できます。可用性向上: 1つのファイルが破損しても、他のファイルからデータを取り出すことができるため、データ損失のリスクが低減されます。...


PostgreSQLでJSONデータの操作をさらに便利にする拡張機能

json_agg() 関数は、複数の行を1つのJSON配列に変換するために使用されます。この関数は、次の構文で呼び出されます。column_name は、JSON配列に含める列の名前です。例:このクエリは、users テーブルのすべての名前をJSON配列として返します。...


MariaDB Aborted connection error without user name エラーの詳細な原因と解決策: ネットワーク、クライアント、サーバーの設定まで徹底検証

MariaDBに接続しようとすると、「Aborted connection error without user name」というエラーが発生する場合があります。これは、ユーザー認証が完了する前に接続が切断されたことを示します。原因このエラーが発生する主な原因は以下の3つです。...