DOUBLEデータ型 vs DECIMALデータ型:MariaDBクエリにおける浮動小数点数の比較
MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型の解説
DOUBLEデータ型の概要
- 8バイトのメモリ領域を使用します。
- 約15桁の有効数字を保持できます。
- 数値の範囲は、約-1.7976931348623157E+308から約1.7976931348623157E+308までです。
- 科学計算:物理シミュレーション、天体観測など
- 金融計算:株価分析、為替取引など
- データ分析:統計分析、機械学習など
MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型の注意点
- DOUBLEデータ型は、整数型よりも多くのメモリ領域を使用します。
- DOUBLEデータ型の比較は、誤差が発生する可能性があります。
DOUBLEデータ型とDECIMALデータ型の比較
MariaDBには、DOUBLEデータ型と同様に浮動小数点数を表すDECIMALデータ型も存在します。DECIMALデータ型は、整数部と小数部をそれぞれ桁数で指定することができます。
データ型 | 特徴 |
---|---|
DOUBLE | 約15桁の有効数字 |
DECIMAL(M,D) | 整数部M桁、小数部D桁 |
DECIMALデータ型は、DOUBLEデータ型よりも精度が高い値を保持できますが、メモリ領域も大きくなります。
MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型のサンプルコード
-- DOUBLEデータ型の列を作成する
CREATE TABLE products (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
price DOUBLE NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
-- DOUBLEデータ型の値を挿入する
INSERT INTO products (name, price) VALUES ('商品1', 123.45);
INSERT INTO products (name, price', 678.90);
-- DOUBLEデータ型の値を取得する
SELECT id, name, price FROM products;
-- DOUBLEデータ型の値を比較する
SELECT * FROM products WHERE price > 100.00;
-- DOUBLEデータ型の値で計算する
SELECT price * 0.1 AS discount FROM products;
上記のコードを実行すると、以下の結果が出力されます。
| id | name | price |
|-----|--------------|-------------|
| 1 | 商品1 | 123.45 |
| 2 | 商品2 | 678.90 |
| id | name | price |
|-----|--------------|-------------|
| 2 | 商品2 | 678.90 |
| id | name | discount |
|-----|--------------|-------------|
| 1 | 商品1 | 12.345 |
| 2 | 商品2 | 67.89 |
このサンプルコードは、MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型の基本的な使い方を理解するのに役立ちます。
MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型のその他の方法
FLOATデータ型は、DOUBLEデータ型よりも精度が低い浮動小数点数を表すデータ型です。4バイトのメモリ領域を使用し、約7桁の有効数字を保持できます。
数値リテラルは、クエリ内で直接数値を指定する方法です。例えば、123.45
という数値リテラルは、DOUBLEデータ型として扱われます。
関数
MariaDBには、浮動小数点数に関する様々な関数が用意されています。例えば、ROUND()
関数を使用して数値を丸めたり、TRUNCATE()
関数を使用して数値を切り捨てたりすることができます。
演算子
具体的な例
以下は、DOUBLEデータ型を使用する以外の方法で浮動小数点数を扱う例です。
-- FLOATデータ型を使用する
CREATE TABLE products (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
price FLOAT NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
-- DECIMALデータ型を使用する
CREATE TABLE products (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
-- 数値リテラルを使用する
SELECT 123.45 + 678.90;
-- 関数を使用する
SELECT ROUND(123.456789, 2);
-- 演算子を使用する
SELECT 123.45 * 0.1;
| id | name | price |
|-----|--------------|-------------|
| 1 | 商品1 | 123.45 |
| id | name | price |
|-----|--------------|-------------|
| 1 | 商品1 | 123.45 |
| 802.35 |
| 123.46 |
| 12.345 |
これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。使用する方法は、状況によって異なります。
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