DOUBLEデータ型 vs DECIMALデータ型:MariaDBクエリにおける浮動小数点数の比較

2024-04-02

MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型の解説

DOUBLEデータ型の概要

  • 8バイトのメモリ領域を使用します。
  • 約15桁の有効数字を保持できます。
  • 数値の範囲は、約-1.7976931348623157E+308から約1.7976931348623157E+308までです。
  • 科学計算:物理シミュレーション、天体観測など
  • 金融計算:株価分析、為替取引など
  • データ分析:統計分析、機械学習など

MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型の注意点

  • DOUBLEデータ型は、整数型よりも多くのメモリ領域を使用します。
  • DOUBLEデータ型の比較は、誤差が発生する可能性があります。

DOUBLEデータ型とDECIMALデータ型の比較

MariaDBには、DOUBLEデータ型と同様に浮動小数点数を表すDECIMALデータ型も存在します。DECIMALデータ型は、整数部と小数部をそれぞれ桁数で指定することができます。

データ型特徴
DOUBLE約15桁の有効数字
DECIMAL(M,D)整数部M桁、小数部D桁

DECIMALデータ型は、DOUBLEデータ型よりも精度が高い値を保持できますが、メモリ領域も大きくなります。




MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型のサンプルコード

-- DOUBLEデータ型の列を作成する
CREATE TABLE products (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  price DOUBLE NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

-- DOUBLEデータ型の値を挿入する
INSERT INTO products (name, price) VALUES ('商品1', 123.45);
INSERT INTO products (name, price', 678.90);

-- DOUBLEデータ型の値を取得する
SELECT id, name, price FROM products;

-- DOUBLEデータ型の値を比較する
SELECT * FROM products WHERE price > 100.00;

-- DOUBLEデータ型の値で計算する
SELECT price * 0.1 AS discount FROM products;

上記のコードを実行すると、以下の結果が出力されます。

| id | name         | price        |
|-----|--------------|-------------|
| 1  | 商品1        | 123.45       |
| 2  | 商品2        | 678.90       |

| id | name         | price        |
|-----|--------------|-------------|
| 2  | 商品2        | 678.90       |

| id | name         | discount     |
|-----|--------------|-------------|
| 1  | 商品1        | 12.345       |
| 2  | 商品2        | 67.89        |

このサンプルコードは、MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型の基本的な使い方を理解するのに役立ちます。




MariaDBクエリにおけるDOUBLEデータ型のその他の方法

FLOATデータ型は、DOUBLEデータ型よりも精度が低い浮動小数点数を表すデータ型です。4バイトのメモリ領域を使用し、約7桁の有効数字を保持できます。

数値リテラルは、クエリ内で直接数値を指定する方法です。例えば、123.45という数値リテラルは、DOUBLEデータ型として扱われます。

関数

MariaDBには、浮動小数点数に関する様々な関数が用意されています。例えば、ROUND()関数を使用して数値を丸めたり、TRUNCATE()関数を使用して数値を切り捨てたりすることができます。

演算子

具体的な例

以下は、DOUBLEデータ型を使用する以外の方法で浮動小数点数を扱う例です。

-- FLOATデータ型を使用する
CREATE TABLE products (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  price FLOAT NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

-- DECIMALデータ型を使用する
CREATE TABLE products (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

-- 数値リテラルを使用する
SELECT 123.45 + 678.90;

-- 関数を使用する
SELECT ROUND(123.456789, 2);

-- 演算子を使用する
SELECT 123.45 * 0.1;
| id | name         | price        |
|-----|--------------|-------------|
| 1  | 商品1        | 123.45       |

| id | name         | price        |
|-----|--------------|-------------|
| 1  | 商品1        | 123.45       |

| 802.35 |

| 123.46 |

| 12.345 |

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。使用する方法は、状況によって異なります。


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