MariaDB 10.3.14でDELETEとCTEを組み合わせる際のトラブルシューティング - 原因と解決策を徹底解説

2024-06-16

MariaDB 10.3.14で、DELETEステートメント内で共通表式 (CTE) を使用すると構文エラーが発生することがあります。

原因:

この問題は、MariaDB 10.3.14のバグ (https://jira.mariadb.org/issues/?jql=project+%3D+MDEV+AND+component+%3D+%22Data+Manipulation+-+Delete%22) に起因します。具体的には、再帰的 CTE を DELETE ステートメントで使用することができません。

回避策:

以下の回避策を試すことができます。

  • 再帰的 CTE を使用しない: CTE を再帰的に使用せずに、別の方法で必要なデータを抽出します。
  • MariaDB 10.3.15以降にアップグレードする: この問題は、MariaDB 10.3.15で修正されています。

    補足:

    • この問題は、DELETE ステートメントだけでなく、UPDATE ステートメントにも影響を与える可能性があります。
    • CTE は、複雑なクエリをより読みやすく、メンテナンスしやすくするために役立つ機能です。
    • MariaDB 10.3.14を使用している場合は、CTE を使用する前にこのバグを認識しておくことが重要です。



      WITH orders_to_delete AS (
        SELECT order_id
        FROM orders
        WHERE order_status = 'CANCELLED'
      )
      
      DELETE FROM orders
      WHERE order_id IN (
        SELECT order_id
        FROM orders_to_delete
      );
      

      This code will delete all orders from the orders table that have a status of CANCELLED. The CTE orders_to_delete is used to select the IDs of the orders to be deleted. The IN clause is then used to filter the orders table to only include those rows that have an ID in the orders_to_delete CTE.

      Here is a breakdown of the code:

      1. The WITH clause is used to define the CTE orders_to_delete.
      2. The CTE orders_to_delete selects the order_id column from the orders table where the order_status column is equal to CANCELLED.
      3. The DELETE statement deletes from the orders table.
      4. The WHERE clause of the DELETE statement uses the IN clause to filter the orders table to only include those rows that have an order_id in the orders_to_delete CTE.

      I hope this helps! Let me know if you have any other questions.




      MariaDB 10.3.14でDELETEステートメントとCTEを使用する代替方法

      サブクエリを使用する

      CTEの代わりに、DELETEステートメント内でサブクエリを使用することができます。サブクエリは、CTEと同様に、複雑なクエリをより読みやすく、メンテナンスしやすくするために役立ちます。

      DELETE FROM orders
      WHERE order_id IN (
        SELECT order_id
        FROM orders
        WHERE order_status = 'CANCELLED'
      );
      

      この例では、ordersテーブルからorder_statusCANCELLEDのすべての注文を削除します。

      TEMPORARY TABLEを使用して、CTEと同様の機能を実現することができます。TEMPORARY TABLEは、セッション中にのみ存在する一時的なテーブルです。

      CREATE TEMPORARY TABLE orders_to_delete (
        order_id INT
      );
      
      INSERT INTO orders_to_delete
      SELECT order_id
      FROM orders
      WHERE order_status = 'CANCELLED';
      
      DELETE FROM orders
      WHERE order_id IN (
        SELECT order_id
        FROM orders_to_delete
      );
      
      DROP TEMPORARY TABLE orders_to_delete;
      

      複数回のDELETEステートメントを使用する

      複雑なクエリを複数のDELETEステートメントに分割することができます。これは、CTEを使用するよりも読みやすく、メンテナンスしやすい場合があります。

      DELETE FROM orders
      WHERE order_status = 'CANCELLED'
      AND order_date < '2023-01-01';
      
      DELETE FROM orders
      WHERE order_status = 'CANCELLED'
      AND order_date >= '2023-01-01'
      AND order_date < '2024-01-01';
      
      DELETE FROM orders
      WHERE order_status = 'CANCELLED'
      AND order_date >= '2024-01-01';
      

      ストアドプロシージャを使用して、複雑なDELETEロジックをカプセル化することができます。これは、コードをよりモジュール化し、再利用しやすくするために役立ちます。

      CREATE PROCEDURE delete_cancelled_orders()
      BEGIN
        DELETE FROM orders
        WHERE order_status = 'CANCELLED';
      END;
      
      CALL delete_cancelled_orders();
      

      注意事項

      • 上記の代替方法はすべて、状況によって異なる場合があります。
      • コードを変更する前に、データベースをバックアップすることをお勧めします。

        mariadb common-table-expression


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