PostgreSQLテーブル権限のクエリ方法:包括的なガイド

2024-05-09

PostgreSQLテーブルの権限をクエリする方法

PostgreSQLでは、GRANTコマンドを使用して、テーブルに対する権限をユーザーまたはロールに付与できます。付与できる権限には、次のものがあります。

  • SELECT: テーブルのデータを選択する

権限をクエリするには、次のいずれかの方法を使用できます。

\dpコマンドを使用する

\dpコマンドは、現在のデータベース内のすべてのオブジェクトとその権限を表示します。テーブルの権限をクエリするには、次のように入力します。

\dp+ tableName

例:

\dp+ users

このコマンドは、usersテーブルに対するすべての権限とその所有者に関する情報を表示します。

pg_catalog.grant_roleビューには、データベース内のすべての権限付与に関する情報が含まれています。テーブルの権限をクエリするには、次のようなクエリを使用できます。

SELECT grantor, grantee, rolename, privilege
FROM pg_catalog.grant_role
WHERE rgrantee = 'tableName';
SELECT grantor, grantee, rolename, privilege
FROM pg_catalog.grant_role
WHERE rgrantee = 'users';
SELECT grantee, privilege_type, privilege_with_grant
FROM INFORMATION_SCHEMA.table_privileges
WHERE table_name = 'tableName';
SELECT grantee, privilege_type, privilege_with_grant
FROM INFORMATION_SCHEMA.table_privileges
WHERE table_name = 'users';

権限のクエリに関するその他のヒント

  • 特定の権限のみをクエリするには、WHERE句を使用できます。
  • 結果を並べ替えるには、ORDER BY句を使用できます。
  • 結果を制限するには、LIMIT句を使用できます。

PostgreSQLでは、さまざまな方法でテーブルの権限をクエリできます。上記の情報を参照して、ニーズに合った方法を選択してください。




PostgreSQLテーブル権限のサンプルコード

以下のサンプルコードは、PostgreSQLでテーブル権限を付与、クエリ、および取り消す方法を示しています。

権限の付与

-- usersテーブルに対するすべての権限をユーザaliceに付与する
GRANT ALL ON TABLE users TO alice;

-- usersテーブルに対するSELECT, INSERT, UPDATE権限をユーザbobに付与する
GRANT SELECT, INSERT, UPDATE ON TABLE users TO bob;

権限のクエリ

\dp+ users

pg_catalog.grant_roleビューを使用する場合

SELECT grantor, grantee, rolename, privilege
FROM pg_catalog.grant_role
WHERE rgrantee = 'users';

INFORMATION_SCHEMA.table_privilegesビューを使用する場合

SELECT grantee, privilege_type, privilege_with_grant
FROM INFORMATION_SCHEMA.table_privileges
WHERE table_name = 'users';

権限の取り消し

-- usersテーブルに対するすべての権限をユーザaliceから取り消す
REVOKE ALL ON TABLE users FROM alice;

-- usersテーブルに対するSELECT, INSERT, UPDATE権限をユーザbobから取り消す
REVOKE SELECT, INSERT, UPDATE ON TABLE users FROM bob;

注意事項

  • 上記のコードは例であり、実際のニーズに合わせて変更する必要があります。
  • 権限を付与または取り消す前に、データベースの権限モデルを理解していることを確認してください。
  • 権限の変更は、データベースのセキュリティに影響を与える可能性があることに注意してください。



PostgreSQLでテーブル権限を照会するには、以下の3つの主要な方法に加えて、さらに高度な方法がいくつかあります。

ビューを使用して、テーブル権限に関する情報を独自の形式で表示できます。たとえば、次のビューを作成して、各ユーザーがどのテーブルに対してどのような権限を持っているかを表示できます。

CREATE VIEW user_table_privileges AS
SELECT
  u.rolename AS grantee,
  t.tablename,
  pg_catalog.array_to_string(pg_catalog.array_agg(p.privilege), ',') AS privileges
FROM pg_catalog.grant_role g
JOIN pg_catalog.role_table u ON g.grantee = u.oid
JOIN pg_catalog.relato t ON g.rgrantor = t.oid
JOIN pg_catalog.pg_privilege p ON g.rgrole = p.oid
GROUP BY u.rolename, t.tablename;

このビューを使用すると、次のようなクエリを実行して、特定のユーザーの権限を表示できます。

SELECT * FROM user_table_privileges WHERE grantee = 'alice';

システムカタログテーブルを使用する

PostgreSQLシステムカタログには、テーブル権限に関する情報を含む多くのテーブルがあります。これらのテーブルを使用して、より詳細なクエリを実行できます。たとえば、pg_catalog.table_privilegesテーブルを使用して、特定のテーブルに対するすべての権限を表示できます。

SELECT * FROM pg_catalog.table_privileges WHERE tablename = 'users';

pg_dumpおよびpg_restoreユーティリティを使用して、データベースのダンプを作成し、そのダンプを解析してテーブル権限に関する情報を取り出すことができます。これは、複雑なクエリが必要な場合や、データベースの権限構造を詳細に理解する必要がある場合に役立ちます。

サードパーティ製ツールを使用する

テーブル権限を照会するのに役立つサードパーティ製ツールがいくつかあります。これらのツールは、グラフィカルなインターフェースを提供し、複雑なクエリを実行することなく、権限をより簡単に管理できるようにする場合があります。

権限照回の選択

使用する方法は、ニーズによって異なります。シンプルな方法が必要な場合は、\dpコマンドまたはpg_catalog.grant_roleビューを使用できます。より詳細な情報が必要な場合は、ビュー、システムカタログテーブル、またはサードパーティ製ツールを使用できます。

その他の注意事項

  • 上記に記載されている方法は、PostgreSQL 14でのみ動作することを確認してください。以前のバージョンの PostgreSQL では、異なる方法が必要になる場合があります。

sql postgresql sql-grant


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