statement_timestamp()関数でトランザクション開始時の現在日時を挿入
PostgreSQLに現在日時を挿入する方法
PostgreSQLには、INSERTクエリで現在日時を挿入するためのさまざまな方法があります。以下に、最も一般的な方法をいくつかご紹介します。
NOW() 関数は、現在日時を返す関数です。この関数は、INSERTクエリ内の任意の列に挿入できます。
INSERT INTO mytable (column1, column2, current_timestamp)
VALUES ('value1', 'value2', NOW());
DEFAULT 値
列に DEFAULT 値として CURRENT_TIMESTAMP
を設定することもできます。これにより、その列に値が指定されない場合、自動的に現在日時が挿入されます。
CREATE TABLE mytable (
column1 text,
column2 text,
current_timestamp timestamp NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);
INSERT INTO mytable (column1, column2)
VALUES ('value1', 'value2');
トリガーを使用して、行が挿入される前に現在日時を挿入することもできます。
CREATE TABLE mytable (
column1 text,
column2 text,
current_timestamp timestamp NOT NULL
);
CREATE TRIGGER set_current_timestamp
BEFORE INSERT ON mytable
FOR EACH ROW
BEGIN
NEW.current_timestamp = CURRENT_TIMESTAMP;
END;
INSERT INTO mytable (column1, column2)
VALUES ('value1', 'value2');
注意点
- NOW() 関数は、挿入されるたびに新しい現在日時を返します。つまり、同じINSERTクエリを実行しても、異なる現在日時が挿入されます。
- DEFAULT 値とトリガーは、挿入されるたびに同じ現在日時を挿入します。
- 現在日時が挿入されるたびに異なる値が必要な場合は、NOW() 関数を使用します。
- 挿入されるたびに同じ値が必要な場合は、DEFAULT 値またはトリガーを使用します。
- トリガーを使用する場合は、パフォーマンスに影響を与える可能性があることに注意してください。
その他のヒント
- PostgreSQLには、現在日時をフォーマットするためのさまざまな関数があります。これらの関数を使用して、INSERTクエリに挿入する値をフォーマットすることができます。
注意事項
- 上記のコードは、あくまでも例です。実際の状況に合わせて変更する必要があります。
- PostgreSQLのバージョンによって、一部の機能が利用できない場合があります。
- PostgreSQLの操作を行う前に、必ず公式ドキュメントを参照してください。
以下に、PostgreSQLに現在日時を挿入するサンプルコードを示します。
NOW() 関数を使用する
-- テーブルの作成
CREATE TABLE mytable (
id serial PRIMARY KEY,
name text,
created_at timestamp NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);
-- データの挿入
INSERT INTO mytable (name)
VALUES ('John Doe');
-- データの確認
SELECT * FROM mytable;
このコードは、次の結果を出力します。
id | name | created_at |
---+---------------+----------------------------+
1 | John Doe | 2024-05-10 20:44:53.712 PDT |
-- テーブルの作成
CREATE TABLE mytable (
id serial PRIMARY KEY,
name text,
created_at timestamp NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);
-- データの挿入
INSERT INTO mytable (name)
VALUES ('Jane Doe');
-- データの確認
SELECT * FROM mytable;
id | name | created_at |
---+---------------+----------------------------+
1 | John Doe | 2024-05-10 20:44:53.712 PDT |
2 | Jane Doe | 2024-05-10 20:44:53.712 PDT |
トリガーを使用する
-- テーブルの作成
CREATE TABLE mytable (
id serial PRIMARY KEY,
name text,
created_at timestamp NOT NULL
);
-- トリガーの作成
CREATE TRIGGER set_current_timestamp
BEFORE INSERT ON mytable
FOR EACH ROW
BEGIN
NEW.created_at = CURRENT_TIMESTAMP;
END;
-- データの挿入
INSERT INTO mytable (name)
VALUES ('John Doe');
-- データの確認
SELECT * FROM mytable;
id | name | created_at |
---+---------------+----------------------------+
1 | John Doe | 2024-05-10 20:44:53.712 PDT |
説明
この例では、NOW()
関数を使用して、created_at
列に現在日時を挿入します。NOW()
関数は、挿入されるたびに新しい現在日時を返します。
この例では、トリガーを使用して、行が挿入される前に created_at
列に現在日時を挿入します。トリガーは、パフォーマンスに影響を与える可能性があることに注意してください。
上記の例に加えて、以下のようなこともできます。
CURRENT_TIMESTAMP
関数を使用して、現在日時をミリ秒単位で挿入することができます。
INSERT INTO mytable (name, created_at)
VALUES ('John Doe', CURRENT_TIMESTAMP(0));
to_timestamp()
関数を使用して、文字列を現在日時に変換してから挿入することができます。
INSERT INTO mytable (name, created_at)
VALUES ('John Doe', to_timestamp('2024-05-10 20:44:53'));
PostgreSQLには、現在日時を挿入するためのさまざまな方法があります。どの方法を使用するかは、状況によって異なります。
PostgreSQLに現在日時を挿入するその他の方法
上記で紹介した方法に加えて、PostgreSQLに現在日時を挿入する方法はいくつかあります。以下に、いくつかの例をご紹介します。
statement_timestamp()
関数は、現在のステートメントが実行された日時を返します。この関数は、INSERTクエリ内の任意の列に挿入できます。
INSERT INTO mytable (column1, column2, current_timestamp)
VALUES ('value1', 'value2', statement_timestamp());
INSERT INTO mytable (column1, column2, current_timestamp)
VALUES ('value1', 'value2', transaction_timestamp());
INSERT INTO mytable (column1, column2, current_timestamp)
VALUES ('value1', 'value2', clock_timestamp());
prepared statement
を使用して、INSERTクエリに現在日時を挿入することもできます。これにより、コードをより安全で効率的にすることができます。
-- プレースホルダを含む INSERT クエリを準備
PREPARE stmt AS
INSERT INTO mytable (column1, column2, current_timestamp)
VALUES ($1, $2, CURRENT_TIMESTAMP);
-- プレースホルダに値をバインドしてクエリを実行
EXECUTE stmt USING ('value1', 'value2');
PostgreSQLのJDBC/ODBCドライバを使用して、INSERTクエリに現在日時を挿入することもできます。この方法は、JavaやC#などのプログラミング言語を使用している場合に役立ちます。
PostgreSQLのライブラリを使用する
PostgreSQLには、さまざまなプログラミング言語用のライブラリが用意されています。これらのライブラリを使用して、INSERTクエリに現在日時を挿入することもできます。
- シンプルでわかりやすい方法が必要な場合は、
NOW()
関数を使用します。 - パフォーマンスが重要な場合は、
statement_timestamp()
関数またはtransaction_timestamp()
関数を使用します。 - コードをより安全で効率的にしたい場合は、
prepared statement
または PostgreSQLのライブラリを使用します。
postgresql datetime insert