SQLite上級者向け!日時比較の達人になるためのテクニック

2024-04-02

SQLiteにおける日時比較:詳細解説と実践例

SQLiteでは、日時データを扱うために以下の3つのデータ型が用意されています。

  • DATE: 年、月、日を表すデータ型

これらのデータ型は、それぞれ異なる精度で日時情報を表現することができます。

日時比較の基本

SQLiteでは、比較演算子を使用して日時データを比較することができます。比較演算子は以下の通りです。

  • = 等号:2つの日時データが等しいかどうかを比較します。
  • < 小なり記号:左側の日時データが右側の日時データよりも小さいかどうかを比較します。

これらの演算子は、単独で、または組み合わせて使用することができます。

日時比較の実践例

以下では、日時比較の実践例をいくつか紹介します。

SELECT * FROM テーブル名
WHERE 日時列 = '2024-03-29 21:48:00';

このクエリは、テーブル名テーブルの日時列2024-03-29 21:48:00と等しいレコードをすべて抽出します。

例2:2つの日時データのうち、どちらが大きいかを比較する

SELECT * FROM テーブル名
WHERE 日時列1 > 日時列2;

例3:指定された期間内のレコードを抽出する

SELECT * FROM テーブル名
WHERE 日時列 BETWEEN '2024-03-29 00:00:00' AND '2024-03-29 23:59:59';

このクエリは、テーブル名テーブルの日時列2024-03-29 00:00:00から2024-03-29 23:59:59までの期間内にあるレコードをすべて抽出します。

日時比較における注意点

SQLiteにおける日時比較には、以下の点に注意する必要があります。

  • SQLiteは、日時データを内部的にユリウス日数に変換してから比較します。そのため、比較結果が期待と異なる場合があることに注意が必要です。
  • 日時データ型には、それぞれ異なる精度があります。比較を行う際には、データ型に合った比較演算子を使用する必要があります。

SQLiteにおける日時比較は、比較演算子を使用して行うことができます。比較演算子は単独で、または組み合わせて使用することができます。日時比較を行う際には、データ型に合った比較演算子を使用する必要があることに注意が必要です。




-- サンプルテーブル作成
CREATE TABLE テーブル名 (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  日時列 DATETIME NOT NULL
);

-- データ挿入
INSERT INTO テーブル名 (日時列) VALUES ('2024-03-29 21:48:00');
INSERT INTO テーブル名 (日時列) VALUES ('2024-03-29 21:49:00');
INSERT INTO テーブル名 (日時列) VALUES ('2024-03-30 00:00:00');

-- 2つの日時データが等しいかどうかを比較する
SELECT * FROM テーブル名
WHERE 日時列 = '2024-03-29 21:48:00';

-- 2つの日時データのうち、どちらが大きいかを比較する
SELECT * FROM テーブル名
WHERE 日時列1 > 日時列2;

-- 指定された期間内のレコードを抽出する
SELECT * FROM テーブル名
WHERE 日時列 BETWEEN '2024-03-29 00:00:00' AND '2024-03-29 23:59:59';

このコードをSQLiteデータベースで実行することで、日時比較の実践例を試すことができます。

補足

  • 上記のコードは、SQLite 3.38.0 で動作確認しています。
  • コードを実行する前に、SQLiteデータベースを作成する必要があります。
  • コード中のテーブル名日時列日時列1日時列2は、ご自身の環境に合わせて変更してください。



SQLiteにおける日時比較のその他の方法

STRFTIME()関数は、日時データを指定された形式に変換することができます。この関数を用いて、日時データを文字列に変換してから比較することもできます。

SELECT * FROM テーブル名
WHERE STRFTIME('%Y-%m-%d', 日時列) = '2024-03-29';
SELECT * FROM テーブル名
WHERE JULIANDAY(日時列) > JULIANDAY('2024-03-29');

CASE式を用いて、日時データに基づいて異なる処理を行うことができます。

SELECT
  CASE WHEN 日時列 > '2024-03-29' THEN '未来'
       ELSE '過去'
  END AS 日時区分
FROM テーブル名;

このクエリは、テーブル名テーブルの日時列2024-03-29よりも大きい場合は未来、それ以外の場合は過去という文字列を日時区分列として出力します。

BETWEEN演算子は、指定された範囲内の値かどうかを比較するために使用することができます。

SELECT * FROM テーブル名
WHERE 日時列 BETWEEN '2024-03-29 00:00:00' AND '2024-03-29 23:59:59';

SQLiteには、日時比較を行うための様々な方法があります。それぞれの特徴を理解して、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。


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