【完全解説】SQLiteデータベースファイルの拡張子:.db、.sqlite、.sqlite3の違い
SQLiteデータベースファイルの拡張子について
しかし、いくつかの点に注意する必要があります。
オペレーティングシステムとの関連付け
オペレーティングシステムによっては、特定の拡張子を特定のアプリケーションと関連付けている場合があります。例えば、Windowsでは**.db**ファイルをMicrosoft Accessと関連付けている場合があります。
このような場合、SQLiteデータベースファイルに**.db**拡張子を使用すると、そのファイルを開こうとするとMicrosoft Accessが起動してしまう可能性があります。
互換性
古いバージョンのSQLiteでは、.sqlite拡張子のみをサポートしていた場合があります。このような場合、古いバージョンのSQLiteでデータベースファイルを開くためには、.sqlite拡張子を使用する必要があります。
読みやすさ
拡張子を**.sqlite3**のように記述することで、ファイルの内容がSQLiteデータベースであることが分かりやすくなります。
import sqlite3
# データベースファイルの作成
conn = sqlite3.connect("sample.db")
# テーブルの作成
c = conn.cursor()
c.execute("""
CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT,
age INTEGER
);
""")
# データの挿入
c.execute("""
INSERT INTO users (name, age) VALUES (?, ?)
""", ("Alice", 20))
c.execute("""
INSERT INTO users (name, age) VALUES (?, ?)
""", ("Bob", 30))
# データの読み込み
c.execute("""
SELECT * FROM users
""")
for row in c.fetchall():
print(row)
# コミット
conn.commit()
# 接続のクローズ
conn.close()
このコードを実行すると、sample.db
という名前のSQLiteデータベースファイルが作成されます。
このファイルには、users
という名前のテーブルが作成され、Alice
とBob
という2人のユーザーデータが挿入されます。
最後に、SELECT
クエリを使用して、テーブル内のすべてのデータが読み込まれます。
このコードは、Pythonのsqlite3
モジュールを使用してSQLiteデータベースにアクセスしています。
SQLiteデータベースファイルを作成する他の方法
SQLiteコマンドラインツール
SQLiteには、コマンドラインから操作するためのツールが用意されています。
このツールを使用して、データベースファイルの作成、テーブルの作成、データの挿入などの操作を行うことができます。
GUIツール
SQLiteデータベースを操作するためのGUIツールもいくつかあります。
これらのツールを使用すると、視覚的な操作でデータベースを作成、編集することができます。
Webブラウザ
SQLiteデータベースは、Webブラウザからも操作できます。
いくつかのWebブラウザには、SQLiteデータベースを操作するための拡張機能が用意されています。
それぞれの方法のメリットとデメリット
コマンドラインツール
-
メリット:
- 高度な操作が可能
- スクリプトによる自動化が可能
-
- コマンドを覚える必要がある
- 初心者には難易度が高い
GUIツール
-
- 視覚的な操作で簡単に使える
- 初心者にも使いやすい
-
- コマンドラインツールほど高度な操作はできない
- すべての機能が無料で使えるツールとは限らない
-
- 特別なソフトをインストールする必要がない
- どこからでもアクセスできる
-
- 機能が限られている
- 動作が不安定な場合がある
自分に合った方法を選ぶ
SQLiteデータベースファイルを作成するには、いくつかの方法があります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
初心者であれば、GUIツールを使うのがおすすめです。
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