データベースを使いこなすための第一歩：SQLiteファイルとDBファイル

2024-04-10

SQLiteファイルとDBファイルの違い

ファイル形式

SQLiteファイル: .sqliteというファイル拡張子を持つファイル形式です。SQLiteデータベースエンジン専用に設計されており、軽量で高速なアクセスが特徴です。
DBファイル: .dbというファイル拡張子を持つファイル形式です。様々なデータベースエンジンで使用される汎用的なファイル形式です。SQLiteだけでなく、MySQLやPostgreSQLなどのデータベースでも使用できます。

データベースエンジン

SQLiteファイル: SQLiteデータベースエンジンで直接使用されます。SQLiteは軽量でシンプルなデータベースエンジンであり、組み込みシステムやモバイルアプリなど、リソースが限られた環境でよく使用されます。
DBファイル: 使用するデータベースエンジンによって異なります。DBファイルは、SQLiteだけでなく、MySQLやPostgreSQLなどの様々なデータベースエンジンで使用できます。

機能

SQLiteファイル: SQLiteデータベースエンジンが提供するすべての機能を利用できます。SQLiteは、SQLの主要な機能をサポートしており、 ACIDトランザクション、全文検索、仮想テーブルなどの機能も提供しています。

互換性

SQLiteファイル: SQLiteデータベースエンジンとのみ互換性があります。他のデータベースエンジンではSQLiteファイルを開くことができません。

項目	SQLiteファイル	DBファイル
ファイル形式	.sqlite	.db
データベースエンジン	SQLite専用	汎用
機能	SQLiteの全機能	使用するデータベースエンジンによる
互換性	SQLiteのみ	使用するデータベースエンジンによる

どちらのファイル形式を選択すべきかは、以下の要件によって異なります。

必要とする機能

SQLiteデータベースエンジンを使用する場合は、.sqliteファイルを選択する必要があります。汎用性の高いファイル形式が必要であれば、.dbファイルを選択することができます。他のデータベースエンジンとの互換性が必要であれば、そのデータベースエンジンがサポートするファイル形式を選択する必要があります。

SQLiteファイル

import sqlite3

# データベースへの接続
connection = sqlite3.connect("my_database.sqlite")

# カーソルの作成
cursor = connection.cursor()

# データの挿入
cursor.execute("INSERT INTO users (name, age) VALUES (?, ?)", ("John Doe", 30))

# データの更新
cursor.execute("UPDATE users SET age = ? WHERE name = ?", (31, "John Doe"))

# データの削除
cursor.execute("DELETE FROM users WHERE name = ?", ("John Doe",))

# コミット
connection.commit()

# 接続のクローズ
connection.close()

DBファイル

import sqlalchemy

# エンジンの作成
engine = sqlalchemy.create_engine("sqlite:///my_database.db")

# セッションの作成
session = sqlalchemy.orm.sessionmaker(bind=engine)()

# ユーザーの作成
user = User(name="John Doe", age=30)
session.add(user)

# ユーザーの更新
user.age = 31
session.commit()

# ユーザーの削除
session.delete(user)

# セッションのクローズ
session.close()

注: このサンプルコードは、説明のみを目的としています。実際の使用には、要件に合わせて変更する必要があります。

SQLiteファイルとDBファイルの操作方法

SQLiteファイル

コマンドラインツール

sqlite3 my_database.sqlite

このコマンドを実行すると、SQLiteデータベースへの接続が確立され、SQLクエリを実行することができます。

Pythonでは、sqlite3モジュールを使用してSQLiteファイルを開いたり、クエリを実行したりすることができます。

import sqlite3

# データベースへの接続
connection = sqlite3.connect("my_database.sqlite")

# カーソルの作成
cursor = connection.cursor()

# データのクエリ
cursor.execute("SELECT * FROM users")

# 結果の取得
results = cursor.fetchall()

# 接続のクローズ
connection.close()

SQLite

DBファイルは、SQLiteデータベースエンジンを使用して操作することができます。

sqlite3 my_database.db

import sqlalchemy

# エンジンの作成
engine = sqlalchemy.create_engine("sqlite:///my_database.db")

# セッションの作成
session = sqlalchemy.orm.sessionmaker(bind=engine)()

# ユーザーのクエリ
users = session.query(User).all()

# セッションのクローズ
session.close()