AndroidにおけるSQLiteデータベースの拡張子 .db-shm と .db-wal

AndroidにおけるSQLiteデータベースの拡張子 .db-shm と .db-wal

.db-shm ファイル

**Shared Memory（共有メモリ）**ファイルは、複数のプロセス間でデータベースへのアクセスを高速化するために使用されます。複数のスレッドやプロセスが同時にデータベースにアクセスする場合、このファイルを使ってデータを共有することで、競合を回避し、パフォーマンスを向上させることができます。

.db-wal ファイル

**Write-Ahead Logging（WAL）**ファイルは、データベースへの変更を記録するために使用されます。WALを使用することで、データベースへの書き込み操作を高速化し、クラッシュが発生した場合でもデータ損失を防ぐことができます。

補足

• .db-shm ファイルと .db-wal ファイルは、SQLiteデータベースが正常に動作するために必要なファイルです。これらのファイルを削除したり、名前を変更したりしないでください。
• .db-shm ファイルと .db-wal ファイルは、通常はユーザーから隠蔽されています。しかし、ファイルエクスプローラーなどのツールを使って、これらのファイルを見ることができます。

public class ExampleActivity extends AppCompatActivity {

    private SQLiteDatabase database;

    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.activity_main);

        // データベースを開く
        database = openOrCreateDatabase("my_database.db", MODE_PRIVATE, null);

        // データベースへの読み書きを行う
        // ...

        // データベースを閉じる
        database.close();
    }
}

データベースへの読み書きは、SQLiteDatabase クラスの各種メソッドを使って行うことができます。

• データの挿入: insert() メソッド

詳細は、SQLiteDatabase クラスのドキュメントを参照してください。

データベースのクローズ

データベースへのアクセスが完了したら、SQLiteDatabase クラスの close() メソッドを使ってデータベースを閉じる必要があります。

AndroidでSQLiteデータベースを使用する他の方法

Roomの主な機能は以下の通りです。

• データベースへのアクセスを抽象化する
• 型安全なクエリ
• 自動生成されたコード
• ライブデータのサポート

詳細は、Roomの公式ドキュメントを参照してください。

Realmは、AndroidでSQLiteデータベースを使用するための別のライブラリです。Realmは、オブジェクトグラフデータベースとして知られるデータベースを使用します。

• 非常に高速な読み書き速度
• オブジェクトグラフデータベース
• オフライン対応
• データの同期

その他のライブラリ

他にも、AndroidでSQLiteデータベースを使用するためのライブラリはたくさんあります。

• GreenDAO
• Sugar ORM
• DBFlow

これらのライブラリはそれぞれ、独自の機能と利点を持っています。

• シンプルなデータベースを使用する場合は、RoomやRealmのようなライブラリを使用するのがおすすめです。
• より複雑なデータベースを使用する場合は、SQLiteOpenHelperクラスを直接使用する必要があります。