【初心者向け】LaravelマイグレーションにおけるSQLiteでの「NOT NULL列にデフォルト値NULLを追加できない」エラーの分かりやすい解決策

2024-06-21

LaravelマイグレーションにおけるSQLiteでの「NOT NULL列にデフォルト値NULLを追加できない」エラーの原因と解決策

LaravelでSQLiteを使用する場合、マイグレーション時に「NOT NULL列にデフォルト値NULLを追加できない」というエラーが発生することがあります。これは、SQLiteの仕様とLaravelのマイグレーション機能の不一致が原因です。

エラーの原因

SQLiteでは、NOT NULL制約とデフォルト値NULLを同時に設定することはできません。一方、Laravelのマイグレーションでは、addColumn()メソッドで列を追加する場合、デフォルト値としてNULL自動的に設定します。これが、SQLiteとの矛盾を生み、エラーが発生するのです。

解決策

このエラーを解決するには、以下の2つの方法があります。

デフォルト値を省略する

マイグレーションファイルで列を追加する際に、default()メソッドを省略します。

public function up()
{
    Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
        $table->string('name');
        $table->integer('age');
    });
}

カラム追加後にNOT NULL制約を設定する

まず、デフォルト値NULLのカラムを追加します。その後、別のマイグレーションでchangeColumn()メソッドを使用して、その列にNOT NULL制約を設定します。

// マイグレーション1:カラム追加
public function up()
{
    Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
        $table->string('name')->nullable(); // デフォルト値をNULLに設定
        $table->integer('age')->nullable();
    });
}

// マイグレーション2:NOT NULL制約設定
public function up()
{
    Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
        $table->string('name')->nullable(false)->change(); // デフォルト値をNULL禁止に変更
        $table->integer('age')->nullable(false)->change();
    });
}

補足

  • 上記の方法は、Laravel 5.7以降で動作します。
  • Laravel 5.6以前の場合は、マイグレーションファイルを手動で編集する必要があります。

    以上が、LaravelマイグレーションにおけるSQLiteでの「NOT NULL列にデフォルト値NULLを追加できない」エラーの原因と解決策の説明でした。




    // Migration file: database/migrations/2024_06_20_170600_add_not_null_column_to_users_table.php
    
    <?php
    
    use Illuminate\Database\Schema\Blueprint;
    use Illuminate\Support\Facades\Schema;
    
    class AddNotNullColumnToUsersTable {
    
        /**
         * Run the migrations.
         *
         * @return void
         */
        public function up()
        {
            Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
                // Add the NOT NULL column
                $table->string('email')->unique()->nullable(false);
            });
        }
    
        /**
         * Reverse the migrations.
         *
         * @return void
         */
        public function down()
        {
            Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
                // Drop the NOT NULL column
                $table->dropColumn('email');
            });
        }
    }
    

    In this example, we are adding a NOT NULL column named email to the users table. The unique() method is used to create a unique index on the email column. The nullable(false) method is used to make the email column NOT NULL.

    To run this migration, you would first need to create the users table using a separate migration. Then, you could run the following command to add the email column:

    php artisan migrate
    

    This will run all of your pending migrations, including the one that adds the email column to the users table.

    Here is an example of how to create the users table using a separate migration:

    // Migration file: database/migrations/2024_06_20_160000_create_users_table.php
    
    <?php
    
    use Illuminate\Database\Schema\Blueprint;
    use Illuminate\Support\Facades\Schema;
    
    class CreateUsersTable {
    
        /**
         * Run the migrations.
         *
         * @return void
         */
        public function up()
        {
            Schema::create('users', function (Blueprint $table) {
                $table->id();
                $table->string('name');
                $table->string('password');
                $table->rememberToken();
                $table->timestamps();
            });
        }
    
        /**
         * Reverse the migrations.
         *
         * @return void
         */
        public function down()
        {
            Schema::dropIfExists('users');
        }
    }
    

    To run this migration, you would run the following command:

    php artisan migrate
    

    This will create the users table in your SQLite database.

    Once you have created the users table, you can then run the migration that adds the email column.

    I hope this helps!




    LaravelマイグレーションにおけるSQLiteでの「NOT NULL列にデフォルト値NULLを追加できない」エラーの代替方法

    従来の方法

      しかし、これらの方法には以下のような欠点があります。

      • 方法1:メンテナンス性の低下
        • デフォルト値が明示的に記述されていないため、意図が読み取りにくくなります。
        • 将来的にデフォルト値を変更する場合、全ての該当箇所を探す必要があり、メンテナンス性 が低下します。
      • 方法2:煩雑な手順
        • 2つのマイグレーションファイルを作成する必要があり、コードが冗長になります。
        • 特に、既存のデータベースにカラムを追加する場合、マイグレーションの順番を意識する必要があり、煩雑です。

      代替方法

      これらの欠点を補う代替方法として、以下の方法があります。

      デフォルト値として非NULL値を設定する

      public function up()
      {
          Schema::table('users', function (Blueprint $table) {
              $table->string('name')->default('')->nullable(false); // デフォルト値を空文字に設定
              $table->integer('age')->default(0)->nullable(false);    // デフォルト値を0に設定
          });
      }
      

      利点

      • 方法1・2よりもメンテナンスしやすい
        • デフォルト値が明示的に記述されているため、コードの意図が読み取りやすく、メンテナンス性 が向上します。
        • 将来的にデフォルト値を変更する場合、該当箇所を一箇所変更するだけで済みます。

      注意点

      • 設定するデフォルト値は、NULL以外の適切な値である必要があります。
        • 例えば、string 型の場合は空文字 ('') 、integer 型の場合は 0 などを設定します。
      • 既存のレコードにデフォルト値を適用したい場合は、マイグレーション実行後に別途処理を行う必要があります。

          状況に応じて、適切な方法を選択してください。


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