PostgreSQL初心者でも安心!マイグレーション時の外部キーチェック無効化チュートリアル

2024-04-02

PostgreSQL でマイグレーション時に外部キーチェックを無効にする方法

外部キーチェックを無効にする方法はいくつかあります。

SET CONSTRAINTS ALL DEFERRED を使用する

SET CONSTRAINTS ALL DEFERRED;

-- マイグレーションを実行

SET CONSTRAINTS ALL IMMEDIATE;

この方法は、すべての外部キー制約のチェックを一時的に延期します。マイグレーションが完了したら、SET CONSTRAINTS ALL IMMEDIATE を使用して、チェックを再び有効にする必要があります。

個々の制約を無効にする

ALTER TABLE テーブル名
DISABLE CONSTRAINT 制約名;

-- マイグレーションを実行

ALTER TABLE テーブル名
ENABLE CONSTRAINT 制約名;

この方法は、特定の外部キー制約のみを無効にします。

ALTER TABLE ... ADD ... を使用する

ALTER TABLE テーブル名
ADD CONSTRAINT 制約名 FOREIGN KEY (列名)
REFERENCES 参照テーブル名 (列名)
DEFERRABLE INITIALLY DEFERRED;

-- マイグレーションを実行

ALTER TABLE テーブル名
ALTER CONSTRAINT 制約名
SET DEFERRABLE IMMEDIATE;

注意事項

  • 外部キーチェックを無効にすることは、データの整合性を損なう可能性があります。
  • マイグレーションが完了したら、必ず外部キーチェックを再び有効にしてください。



-- テーブル users と roles を作成

CREATE TABLE users (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255)
);

CREATE TABLE roles (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255)
);

-- users テーブルに role_id 外部キーを追加

ALTER TABLE users
ADD CONSTRAINT fk_user_role
FOREIGN KEY (role_id)
REFERENCES roles (id);

-- 外部キーチェックを無効にする

SET CONSTRAINTS ALL DEFERRED;

-- users テーブルに新しいレコードを挿入

INSERT INTO users (name, role_id)
VALUES ('John Doe', 1);

-- roles テーブルに新しいレコードを挿入

INSERT INTO roles (name)
VALUES ('Administrator');

-- 外部キーチェックを有効にする

SET CONSTRAINTS ALL IMMEDIATE;

このコードを実行すると、users テーブルに role_id が 1 の新しいレコードが挿入されます。これは、roles テーブルにまだ id が 1 のレコードが存在しないため、外部キー制約が違反されるはずですが、外部キーチェックが無効になっているため、エラーが発生せずに挿入されます。

上記のサンプルコードは、SET CONSTRAINTS ALL DEFERRED を使用して外部キーチェックを無効にする方法を示していますが、他の方法でも同様のことができます。詳細は、上記の参考資料を参照してください。




PostgreSQL でマイグレーション時に外部キーチェックを無効にする他の方法

個々の制約を無効にする

ALTER TABLE テーブル名
DISABLE CONSTRAINT 制約名;

-- マイグレーションを実行

ALTER TABLE テーブル名
ENABLE CONSTRAINT 制約名;

ALTER TABLE ... ADD ... を使用する

ALTER TABLE テーブル名
ADD CONSTRAINT 制約名 FOREIGN KEY (列名)
REFERENCES 参照テーブル名 (列名)
DEFERRABLE INITIALLY DEFERRED;

-- マイグレーションを実行

ALTER TABLE テーブル名
ALTER CONSTRAINT 制約名
SET DEFERRABLE IMMEDIATE;

トランザクションを使用する

BEGIN;

-- マイグレーションを実行

COMMIT;

この方法は、トランザクション内でマイグレーションを実行することで、外部キーチェックを一時的に無効にします。トランザクションがコミットされると、外部キーチェックが再び有効になります。

pg_constraint_exclusion を使用する

ALTER TABLE テーブル名
SET CONSTRAINTS exclusion;

-- マイグレーションを実行

ALTER TABLE テーブル名
RESET CONSTRAINTS;

この方法は、pg_constraint_exclusion カタログビューを使用して、外部キー制約を一時的に除外します。

  • すべての外部キー制約を無効にする必要がある場合は、SET CONSTRAINTS ALL DEFERRED を使用するのが最も簡単です。
  • 特定の外部キー制約のみを無効にする必要がある場合は、ALTER TABLE ... DISABLE CONSTRAINT ... を使用します。
  • 新しい外部キー制約を作成する場合は、ALTER TABLE ... ADD ... DEFERRABLE INITIALLY DEFERRED を使用するのが良いでしょう。
  • トランザクション内でマイグレーションを実行する場合は、BEGIN ... COMMIT を使用します。
  • pg_constraint_exclusion を使用する方法は、他の方法よりも複雑ですが、より細かい制御が可能です。

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