GROUP BY、HAVING、EXISTS:真の値の数を数えるための高度なテクニック
PostgreSQLで真の値の数を数える方法
概要
- COUNT()関数
- CASE式
- SUM()`関数
それぞれの方法について、詳細と例を説明します。
COUNT()
関数は、指定された列のNULLではない値の数を数えます。true
値はNULLではないので、COUNT()
関数を使用して真の値の数を直接数えることができます。
SELECT COUNT(true_column)
FROM table_name;
例:
-- テーブル employees の is_active 列の真の値の数を数える
SELECT COUNT(is_active)
FROM employees;
CASE式を使用して、各行を評価し、true
の場合に1、それ以外の場合は0を返すことができます。その後、SUM()
関数を使用して、すべての行の合計数を計算できます。
SELECT SUM(CASE WHEN true_column THEN 1 ELSE 0 END)
FROM table_name;
-- テーブル customers の is_premium 列の真の値の数を数える
SELECT SUM(CASE WHEN is_premium THEN 1 ELSE 0 END)
FROM customers;
SUM()関数
true
値は1と解釈されます。そのため、SUM()
関数を使用して、true
値を含む列の合計値を計算することで、真の値の数を間接的に数えることができます。
SELECT SUM(true_column)
FROM table_name;
-- テーブル orders の is_shipped 列の真の値の数を数える
SELECT SUM(is_shipped)
FROM orders;
- COUNT()関数:最もシンプルで効率的な方法です。ただし、
true
値を含む列にNULL値が存在する場合は、NULL値もカウントされてしまうことに注意が必要です。 - CASE式:NULL値の影響を受けずに真の値の数を数えることができます。ただし、
COUNT()
関数よりも複雑な記述になります。 - SUM()関数:
true
値を含む列に他の数値データも存在する場合に、真の値の数を間接的に数えることができます。ただし、true
値が1と解釈されるという前提条件に注意が必要です。
PostgreSQLで真の値の数を数えるには、いくつかの方法があります。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。
COUNT()関数
-- テーブル employees の is_active 列の真の値の数を数える
SELECT COUNT(is_active)
FROM employees;
CASE式
-- テーブル customers の is_premium 列の真の値の数を数える
SELECT SUM(CASE WHEN is_premium THEN 1 ELSE 0 END)
FROM customers;
SUM()関数
-- テーブル orders の is_shipped 列の真の値の数を数える
SELECT SUM(is_shipped)
FROM orders;
- 複数の列の真の値の数を合計したい場合は、
COUNT()
関数やSUM()
関数とCASE
式を組み合わせて使用できます。 - 特定の条件に合致する真の値の数を数いたい場合は、
WHERE
句を使用できます。
-- 過去30日以内に作成された注文のうち、発送済みの注文の数を数える
SELECT COUNT(*)
FROM orders
WHERE created_at >= CURRENT_DATE - INTERVAL '30 days'
AND is_shipped = TRUE;
PostgreSQLで真の値の数を数えるその他の方法
GROUP BY
句を使用して、列の値ごとに真の値の数をグループ化できます。
SELECT true_column, COUNT(*)
FROM table_name
GROUP BY true_column;
-- テーブル employees の is_active 列の値ごとに真の値の数をグループ化する
SELECT is_active, COUNT(*)
FROM employees
GROUP BY is_active;
HAVING
句を使用して、グループ化結果に対して条件を指定できます。
SELECT true_column, COUNT(*)
FROM table_name
GROUP BY true_column
HAVING COUNT(*) > 0;
-- is_active 列の真の値が2件以上存在するグループのみを表示する
SELECT true_column, COUNT(*)
FROM employees
GROUP BY true_column
HAVING COUNT(*) > 2;
EXISTS
を使用して、真の値を含む行が存在するかどうかを確認できます。
SELECT EXISTS (
SELECT *
FROM table_name
WHERE true_column = TRUE
);
-- テーブル employees に is_active 列に真の値を持つ行が存在するかどうかを確認する
SELECT EXISTS (
SELECT *
FROM employees
WHERE is_active = TRUE
);
PostgreSQLで真の値の数を数える方法は様々です。
- 状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。
- 上記で紹介した方法は、PostgreSQLのバージョンによって使用できない場合があります。詳細はPostgreSQLのドキュメントを参照してください。
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