GROUP BY、HAVING、EXISTS:真の値の数を数えるための高度なテクニック

2024-04-10

PostgreSQLで真の値の数を数える方法

概要

  • COUNT()関数
  • CASE式
  • SUM()`関数

それぞれの方法について、詳細と例を説明します。

COUNT()関数は、指定された列のNULLではない値の数を数えます。true値はNULLではないので、COUNT()関数を使用して真の値の数を直接数えることができます。

SELECT COUNT(true_column)
FROM table_name;

例:

-- テーブル employees の is_active 列の真の値の数を数える
SELECT COUNT(is_active)
FROM employees;

CASE式を使用して、各行を評価し、trueの場合に1、それ以外の場合は0を返すことができます。その後、SUM()関数を使用して、すべての行の合計数を計算できます。

SELECT SUM(CASE WHEN true_column THEN 1 ELSE 0 END)
FROM table_name;
-- テーブル customers の is_premium 列の真の値の数を数える
SELECT SUM(CASE WHEN is_premium THEN 1 ELSE 0 END)
FROM customers;

SUM()関数

true値は1と解釈されます。そのため、SUM()関数を使用して、true値を含む列の合計値を計算することで、真の値の数を間接的に数えることができます。

SELECT SUM(true_column)
FROM table_name;
-- テーブル orders の is_shipped 列の真の値の数を数える
SELECT SUM(is_shipped)
FROM orders;
  • COUNT()関数:最もシンプルで効率的な方法です。ただし、true値を含む列にNULL値が存在する場合は、NULL値もカウントされてしまうことに注意が必要です。
  • CASE式:NULL値の影響を受けずに真の値の数を数えることができます。ただし、COUNT()関数よりも複雑な記述になります。
  • SUM()関数true値を含む列に他の数値データも存在する場合に、真の値の数を間接的に数えることができます。ただし、true値が1と解釈されるという前提条件に注意が必要です。

PostgreSQLで真の値の数を数えるには、いくつかの方法があります。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。




COUNT()関数

-- テーブル employees の is_active 列の真の値の数を数える
SELECT COUNT(is_active)
FROM employees;

CASE式

-- テーブル customers の is_premium 列の真の値の数を数える
SELECT SUM(CASE WHEN is_premium THEN 1 ELSE 0 END)
FROM customers;

SUM()関数

-- テーブル orders の is_shipped 列の真の値の数を数える
SELECT SUM(is_shipped)
FROM orders;
  • 複数の列の真の値の数を合計したい場合は、COUNT()関数やSUM()関数とCASE式を組み合わせて使用できます。
  • 特定の条件に合致する真の値の数を数いたい場合は、WHERE句を使用できます。
-- 過去30日以内に作成された注文のうち、発送済みの注文の数を数える
SELECT COUNT(*)
FROM orders
WHERE created_at >= CURRENT_DATE - INTERVAL '30 days'
AND is_shipped = TRUE;



PostgreSQLで真の値の数を数えるその他の方法

GROUP BY句を使用して、列の値ごとに真の値の数をグループ化できます。

SELECT true_column, COUNT(*)
FROM table_name
GROUP BY true_column;
-- テーブル employees の is_active 列の値ごとに真の値の数をグループ化する
SELECT is_active, COUNT(*)
FROM employees
GROUP BY is_active;

HAVING句を使用して、グループ化結果に対して条件を指定できます。

SELECT true_column, COUNT(*)
FROM table_name
GROUP BY true_column
HAVING COUNT(*) > 0;
-- is_active 列の真の値が2件以上存在するグループのみを表示する
SELECT true_column, COUNT(*)
FROM employees
GROUP BY true_column
HAVING COUNT(*) > 2;

EXISTSを使用して、真の値を含む行が存在するかどうかを確認できます。

SELECT EXISTS (
  SELECT *
  FROM table_name
  WHERE true_column = TRUE
);
-- テーブル employees に is_active 列に真の値を持つ行が存在するかどうかを確認する
SELECT EXISTS (
  SELECT *
  FROM employees
  WHERE is_active = TRUE
);

PostgreSQLで真の値の数を数える方法は様々です。

  • 状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。
  • 上記で紹介した方法は、PostgreSQLのバージョンによって使用できない場合があります。詳細はPostgreSQLのドキュメントを参照してください。

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