さよならもう不要! PostgreSQLデータベースからユーザーを削除する3つの方法
PostgreSQL データベースからユーザーを削除する方法
DROP USERコマンドは、PostgreSQLデータベースからユーザーを削除するための最も基本的な方法です。このコマンドを使用すると、ユーザーとその所有するすべてのデータベースが削除されます。
DROP USER username;
例:
DROP USER yamada;
このコマンドを実行すると、ユーザーyamada
とその所有するすべてのデータベースが削除されます。
SQLステートメントを使用する
DROP USERコマンドに加えて、SQLステートメントを使用してPostgreSQLデータベースからユーザーを削除することもできます。この方法では、ユーザーを削除する際にオプションをより細かく制御できます。
DROP USER username [OPTIONS];
オプション:
- CASCADE: このオプションを指定すると、ユーザーが所有するすべてのデータベースおよびオブジェクトも削除されます。
- RESTRICT: このオプションを指定すると、ユーザーが所有するデータベースまたはオブジェクトが存在する場合は、ユーザーを削除できません。
- NOINHERIT: このオプションを指定すると、ユーザーが継承した権限は削除されません。
DROP USER yamada CASCADE;
注意事項:
- ユーザーを削除する前に、そのユーザーが所有するデータベースまたはオブジェクトが不要であることを確認してください。
- データベースの所有者を変更する場合は、まずその所有者を別のユーザーに変更してから、元の所有者を削除する必要があります。
postgres
ユーザーは、スーパーユーザー権限を持つ特別なユーザーであるため、削除することはできません。
PostgreSQLデータベースからユーザーを削除するサンプルコード
DROP USERコマンドを使用する
DROP USER yamada;
このコードは、yamada
という名前のユーザーを削除します。このユーザーが所有するすべてのデータベースおよびオブジェクトも削除されます。
DROP USER suzuki CASCADE;
RESTRICTオプションを使用する
DROP USER tanaka RESTRICT;
このコードは、tanaka
という名前のユーザーを削除しようとします。ただし、tanaka
が所有するデータベースまたはオブジェクトが存在する場合は、削除されません。
DROP USER nakamura NOINHERIT;
このコードは、nakamura
という名前のユーザーを削除します。ただし、nakamura
が継承した権限は削除されません。
- 上記のコードを実行する前に、PostgreSQLデータベースに接続していることを確認してください。
PostgreSQLデータベースからユーザーを削除するその他の方法
psqlコマンドラインツールを使用して、DROP USERコマンドを実行することができます。
psql -U postgres -d postgres
DROP USER yamada;
psql -U postgres -d postgres
DROP USER yamada CASCADE;
このコマンドは、postgres
ユーザーとしてpostgres
データベースに接続し、yamada
ユーザーとその所有するすべてのデータベースおよびオブジェクトを削除します。
pgAdminなどのGUIツールを使用して、PostgreSQLデータベースからユーザーを削除することができます。
- pgAdminに接続し、削除するユーザーを含むデータベースを選択します。
- ユーザーノードを右クリックし、「削除」を選択します。
- 確認ダイアログで「OK」をクリックします。
- 上記の手順は、pgAdmin 4.2.1でのものです。他のバージョンでは、手順が異なる場合があります。
これらの方法は、コマンドラインインターフェースが苦手な方や、GUIツールを使用してデータベースを管理することを好む方にとって役立つ場合があります。
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