意外と知らない?SQLにおける一重引用符と二重引用符の使い分け

2024-04-02

SQLにおける一重引用符と二重引用符の違い

一重引用符

  • 文字列リテラルを厳密に解釈します。
  • 特殊文字はエスケープする必要があります。
  • 例:
SELECT 'John''s car'; -- John's car と出力されます
SELECT "John's car"; -- エラーが発生します

二重引用符

  • 多くの特殊文字をそのまま使用できます。
SELECT 'John''s car'; -- エラーが発生します
SELECT "John's car"; -- John's car と出力されます

一般的には、一重引用符を使用することを推奨します。これは、一重引用符の方が厳密な解釈を行うため、意図しない結果を防ぐことができるからです。

二重引用符を使用する必要があるのは、以下の場合です。

  • 文字列リテラル内に一重引用符を含める場合
  • 特殊文字をそのまま使用したい場合
  • 一重引用符は厳密な解釈、二重引用符は緩やかな解釈を行う
  • 一般的には一重引用符を使用することを推奨
  • 二重引用符は特殊な場合に使用

補足

  • 多くのSQLデータベースでは、一重引用符と二重引用符の代わりにバッククォート()を使用することもできます。
  • 詳細については、使用しているデータベースのドキュメントを参照してください。

関連用語

  • SQL
  • データベース
  • 文字列リテラル
  • 特殊文字
  • エスケープ



-- 一重引用符

SELECT 'John''s car'; -- John's car と出力されます
SELECT 'This is a "quote" within a string.'; -- エラーが発生します

-- 二重引用符

SELECT "John's car"; -- John's car と出力されます
SELECT "This is a 'quote' within a string."; -- This is a 'quote' within a string. と出力されます

-- バッククォート

SELECT `John's car`; -- John's car と出力されます
SELECT `This is a "quote" within a string.`; -- This is a "quote" within a string. と出力されます

このコードを実行することで、一重引用符と二重引用符、およびバッククォートの使用方法を理解することができます。




SQLで文字列リテラルを囲むその他の方法

N' ... '構文

この構文は、文字列リテラル内の特殊文字をエスケープする必要なく使用できます。

SELECT N'John''s car'; -- John's car と出力されます

$$ ... $$構文

この構文は、複数の行にわたる文字列リテラルを記述するために使用できます。

SELECT $$
This is a string
that spans multiple lines.
$$;

X'' ... ''構文

SELECT X'416263'; -- abc と出力されます
  • 一般的には、一重引用符または二重引用符を使用するのが最も簡単です。
  • 文字列リテラル内に特殊文字が含まれている場合は、N' ... '構文を使用する必要があります。
  • 16進文字コードを使用して文字列リテラルを記述する必要がある場合は、X'' ... ''構文を使用する必要があります。

SQLで文字列リテラルを囲む方法はいくつかあります。使用する方法は、状況によって異なります。


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