データベース作成はこれで完璧!AndroidアプリにおけるSQLiteOpenHelperのonCreateメソッド

2024-06-19

SQLiteOpenHelper の onCreate メソッドが呼び出されるタイミング

onCreate メソッドは、次の 2 つの状況で呼び出されます。

onCreate メソッドは、getReadableDatabase() または getWritableDatabase() メソッドを初めて呼び出したときに呼び出されます。これらのメソッドは、データベースへの読み取り/書き込みアクセスを提供する SQLiteDatabase オブジェクトを返します。

onCreate メソッド内で、データベースにデータを挿入したり、クエリを実行したりすることもできます。ただし、データベーススキーマの定義のみを行うことをお勧めします。データの挿入やクエリは、onCreate メソッドとは別のメソッドで行うようにしましょう。

onCreate メソッドの例:

public class MyDatabaseHelper extends SQLiteOpenHelper {

    private static final int DATABASE_VERSION = 1;

    public MyDatabaseHelper(Context context) {
        super(context, DATABASE_NAME, null, DATABASE_VERSION);
    }

    @Override
    public void onCreate(SQLiteDatabase db) {
        db.execSQL("CREATE TABLE MyTable (id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, name TEXT, email TEXT)");
    }

    @Override
    public void onUpgrade(SQLiteDatabase db, int oldVersion, int newVersion) {
        // データベースのバージョンが更新された場合の処理
    }
}

この例では、MyDatabaseHelper クラスは onCreate メソッド内で MyTable という名前のテーブルを作成します。このテーブルには、id 列、name 列、email 列があります。

注意事項

  • onCreate メソッドは、必ず SQLiteDatabase オブジェクトを受け取ります。このオブジェクトを使用して、データベースに対する操作を実行できます。
  • onCreate メソッドは、データベースが存在しない場合のみ呼び出されます。データベースが存在する場合は、onUpgrade メソッドが呼び出されます。



public class MyDatabaseHelper extends SQLiteOpenHelper {

    private static final String DATABASE_NAME = "mydatabase.db";
    private static final int DATABASE_VERSION = 1;

    public MyDatabaseHelper(Context context) {
        super(context, DATABASE_NAME, null, DATABASE_VERSION);
    }

    @Override
    public void onCreate(SQLiteDatabase db) {
        db.execSQL("CREATE TABLE MyTable (id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT, name TEXT, email TEXT)");
    }

    @Override
    public void onUpgrade(SQLiteDatabase db, int oldVersion, int newVersion) {
        // データベースのバージョンが更新された場合の処理
    }
}

このコードでは、次のことが行われます。

  1. MyDatabaseHelper という名前の SQLiteOpenHelper サブクラスが定義されます。
  2. コンストラクタは、データベースの名前 (mydatabase.db) とバージョン (1) を指定して呼び出されます。
  3. onUpgrade メソッドは、データベースのバージョンが更新された場合に呼び出されます。このメソッドは、古いデータベーススキーマを新しいスキーマに移行するための処理を記述するために使用されます。

このコードを使用するには、次の手順を実行する必要があります。

  1. 上記のコードを、プロジェクトの src/main/java ディレクトリに保存します。
  2. アプリケーションの AndroidManifest.xml ファイルに、次のパーミッションを追加します。
<uses-permission android:name="android.permission.WRITE_EXTERNAL_STORAGE" />
  1. アプリケーションの build.gradle ファイルに、次の依存関係を追加します。
dependencies {
    implementation 'androidx.sqlite:sqlite:2.2.2'
}
  1. アプリケーションのコードで、MyDatabaseHelper クラスを使用してデータベースを作成およびアクセスします。
MyDatabaseHelper dbHelper = new MyDatabaseHelper(this);
SQLiteDatabase db = dbHelper.getWritableDatabase();

// データベース操作

db.close();

この例は、基本的なものです。実際のアプリケーションでは、より複雑なデータベーススキーマと操作が必要になる場合があります。




他の方法

ContextWrapper クラス

ContextWrapper クラスは、Context オブジェクトのラッパーであり、データベースファイルへのパスを取得するために使用できます。

public class MyDatabaseHelper extends ContextWrapper {

    private static final String DATABASE_NAME = "mydatabase.db";

    public MyDatabaseHelper(Context context) {
        super(context);
    }

    public SQLiteDatabase getDatabase() {
        String databasePath = getApplicationContext().getFilesDir() + "/" + DATABASE_NAME;
        return SQLiteDatabase.openOrCreateDatabase(databasePath, null, null);
    }
}

このコードでは、MyDatabaseHelper クラスは ContextWrapper クラスを継承しています。getDatabase() メソッドは、データベースファイルへのパスを取得し、SQLiteDatabase オブジェクトを返します。

Room ライブラリ

Room ライブラリは、Android アプリケーションで SQLite データベースをより簡単に操作するためのライブラリです。Room は、@Entity アノテーションを使用してエンティティクラスを定義し、@Dao アノテーションを使用してデータアクセスオブジェクト (DAO) を定義することで、データベース操作を簡潔に記述することができます。

@Database(entities = {MyEntity.class}, version = 1)
public abstract class MyDatabase extends RoomDatabase {

    public abstract MyDao myDao();

    public static MyDatabase getInstance(Context context) {
        return Room.databaseBuilder(context, MyDatabase.class, "mydatabase.db")
                .build();
    }
}

@Entity
public class MyEntity {
    @PrimaryKey(autoGenerate = true)
    public int id;

    public String name;

    public String email;
}

@Dao
public interface MyDao {
    @Insert
    void insert(MyEntity entity);

    @Update
    void update(MyEntity entity);

    @Delete
    void delete(MyEntity entity);

    @Query("SELECT * FROM MyTable")
    List<MyEntity> getAll();
}

このコードでは、MyDatabase クラスは RoomDatabase クラスを継承しています。MyEntity クラスはエンティティクラスであり、MyDao インターフェースは DAO です。

  1. Room ライブラリをプロジェクトに依存関係として追加します。
  2. エンティティクラスと DAO インターフェースを定義します。
  3. RoomDatabase サブクラスを作成します。
  4. Room を使用してデータベースインスタンスを取得します。
  5. DAO メソッドを使用してデータベース操作を実行します。

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