SQLiteでサブクエリを使った日付条件付きSELECT

2024-04-11

SQLiteで日付条件付きのSELECTを行う方法

SQLiteは軽量で使いやすいデータベースエンジンです。このチュートリアルでは、SQLiteデータベースで日付条件付きのSELECTクエリを実行する方法を説明します。

前提条件

  • SQLiteデータベース
  • SQLiteを操作できるツール(DB Browser for SQLiteなど)

手順

  1. データベースを開く

SQLiteデータベースを開きます。DB Browser for SQLiteなどのツールを使用できます。

  1. SELECTクエリを実行する

以下の例のように、WHERE句で日付条件を指定してSELECTクエリを実行します。

SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 >= '2024-04-10';

この例では、テーブル名テーブルから、日付列名が2024年4月10日以降のすべてのレコードを選択します。

以下の比較演算子を使用して、日付条件を指定できます。

  • =: 等号
  • <: 小なり
  • <=: 以下

日付の書式

SQLiteでは、日付はYYYY-MM-DDの形式で表記されます。

BETWEEN演算子

日付範囲を指定するには、BETWEEN演算子を使用できます。

SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 BETWEEN '2024-04-01' AND '2024-04-10';

SQLiteには、日付操作用の様々な関数が用意されています。

  • date(): 日付部分のみを取得
  • strftime(): 日付時刻を指定された形式で出力

詳細は、SQLiteの公式ドキュメントを参照してください。

SQLiteで日付条件付きのSELECTクエリを実行するには、WHERE句で日付条件を指定します。比較演算子、BETWEEN演算子、日付操作関数などを組み合わせて、様々な条件を指定できます。

補足

  • 本チュートリアルでは、基本的なSELECTクエリについて説明しました。より複雑なクエリについては、SQLiteの公式ドキュメントを参照してください。
  • 日付条件は、他の条件と組み合わせて使用できます。



-- テーブル作成
CREATE TABLE テーブル名 (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  名前 TEXT,
  日付列名 DATE
);

-- データ挿入
INSERT INTO テーブル名 (名前, 日付列名) VALUES ('山田太郎', '2024-04-01');
INSERT INTO テーブル名 (名前, 日付列名) VALUES ('佐藤花子', '2024-04-05');
INSERT INTO テーブル名 (名前, 日付列名) VALUES ('田中一郎', '2024-04-10');

-- 2024年4月10日以降のレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 >= '2024-04-10';

-- 2024年4月1日から2024年4月10日までのレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 BETWEEN '2024-04-01' AND '2024-04-10';

-- 2024年4月10日のレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 = '2024-04-10';

-- 2024年4月よりも前のレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 < '2024-04-01';

-- 2024年4月10日を含む過去7日間のレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 BETWEEN date('now', '-7 days') AND '2024-04-10';

このサンプルコードを実行すると、以下の結果が出力されます。

-- 2024年4月10日以降のレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
3 | 田中一郎 | 2024-04-10

-- 2024年4月1日から2024年4月10日までのレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
1 | 山田太郎 | 2024-04-01
2 | 佐藤花子 | 2024-04-05
3 | 田中一郎 | 2024-04-10

-- 2024年4月10日のレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
3 | 田中一郎 | 2024-04-10

-- 2024年4月よりも前のレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
1 | 山田太郎 | 2024-04-01
2 | 佐藤花子 | 2024-04-05

-- 2024年4月10日を含む過去7日間のレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
1 | 山田太郎 | 2024-04-01
2 | 佐藤花子 | 2024-04-05
3 | 田中一郎 | 2024-04-10



SQLiteで日付条件付きのSELECTを行うその他の方法

LIKE演算子を使用して、部分一致検索を行うことができます。

SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 LIKE '%2024-04%';

strftime()関数を使用して、日付を文字列に変換してから比較することができます。

SELECT * FROM テーブル名 WHERE strftime('%Y', 日付列名) = '2024';

CASE式を使用して、日付条件に基づいて異なる値を返すことができます。

SELECT
  CASE
    WHEN 日付列名 >= '2024-04-10' THEN '過去'
    ELSE '未来'
  END AS 状態
FROM テーブル名;

サブクエリを使用して、日付条件を満たすレコードのIDを取得してから、別のテーブルと結合することができます。

SELECT * FROM テーブル名1
WHERE id IN (
  SELECT id FROM テーブル名2 WHERE 日付列名 >= '2024-04-10'
);

SQLiteで日付条件付きのSELECTクエリを実行するには、様々な方法があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて使い分けることが重要です。


sql database sqlite


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