SQLiteでサブクエリを使った日付条件付きSELECT
SQLiteで日付条件付きのSELECTを行う方法
SQLiteは軽量で使いやすいデータベースエンジンです。このチュートリアルでは、SQLiteデータベースで日付条件付きのSELECTクエリを実行する方法を説明します。
前提条件
- SQLiteデータベース
- SQLiteを操作できるツール(DB Browser for SQLiteなど)
手順
- データベースを開く
SQLiteデータベースを開きます。DB Browser for SQLiteなどのツールを使用できます。
- SELECTクエリを実行する
以下の例のように、WHERE
句で日付条件を指定してSELECTクエリを実行します。
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 >= '2024-04-10';
この例では、テーブル名
テーブルから、日付列名
が2024年4月10日以降のすべてのレコードを選択します。
以下の比較演算子を使用して、日付条件を指定できます。
=
: 等号<
: 小なり<=
: 以下
日付の書式
SQLiteでは、日付はYYYY-MM-DD
の形式で表記されます。
BETWEEN演算子
日付範囲を指定するには、BETWEEN
演算子を使用できます。
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 BETWEEN '2024-04-01' AND '2024-04-10';
SQLiteには、日付操作用の様々な関数が用意されています。
date()
: 日付部分のみを取得strftime()
: 日付時刻を指定された形式で出力
詳細は、SQLiteの公式ドキュメントを参照してください。
SQLiteで日付条件付きのSELECTクエリを実行するには、WHERE
句で日付条件を指定します。比較演算子、BETWEEN演算子、日付操作関数などを組み合わせて、様々な条件を指定できます。
補足
- 本チュートリアルでは、基本的なSELECTクエリについて説明しました。より複雑なクエリについては、SQLiteの公式ドキュメントを参照してください。
- 日付条件は、他の条件と組み合わせて使用できます。
-- テーブル作成
CREATE TABLE テーブル名 (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
名前 TEXT,
日付列名 DATE
);
-- データ挿入
INSERT INTO テーブル名 (名前, 日付列名) VALUES ('山田太郎', '2024-04-01');
INSERT INTO テーブル名 (名前, 日付列名) VALUES ('佐藤花子', '2024-04-05');
INSERT INTO テーブル名 (名前, 日付列名) VALUES ('田中一郎', '2024-04-10');
-- 2024年4月10日以降のレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 >= '2024-04-10';
-- 2024年4月1日から2024年4月10日までのレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 BETWEEN '2024-04-01' AND '2024-04-10';
-- 2024年4月10日のレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 = '2024-04-10';
-- 2024年4月よりも前のレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 < '2024-04-01';
-- 2024年4月10日を含む過去7日間のレコードを取得
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 BETWEEN date('now', '-7 days') AND '2024-04-10';
このサンプルコードを実行すると、以下の結果が出力されます。
-- 2024年4月10日以降のレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
3 | 田中一郎 | 2024-04-10
-- 2024年4月1日から2024年4月10日までのレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
1 | 山田太郎 | 2024-04-01
2 | 佐藤花子 | 2024-04-05
3 | 田中一郎 | 2024-04-10
-- 2024年4月10日のレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
3 | 田中一郎 | 2024-04-10
-- 2024年4月よりも前のレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
1 | 山田太郎 | 2024-04-01
2 | 佐藤花子 | 2024-04-05
-- 2024年4月10日を含む過去7日間のレコードを取得
id | 名前 | 日付列名
------- | -------- | --------
1 | 山田太郎 | 2024-04-01
2 | 佐藤花子 | 2024-04-05
3 | 田中一郎 | 2024-04-10
SQLiteで日付条件付きのSELECTを行うその他の方法
LIKE
演算子を使用して、部分一致検索を行うことができます。
SELECT * FROM テーブル名 WHERE 日付列名 LIKE '%2024-04%';
strftime()
関数を使用して、日付を文字列に変換してから比較することができます。
SELECT * FROM テーブル名 WHERE strftime('%Y', 日付列名) = '2024';
CASE
式を使用して、日付条件に基づいて異なる値を返すことができます。
SELECT
CASE
WHEN 日付列名 >= '2024-04-10' THEN '過去'
ELSE '未来'
END AS 状態
FROM テーブル名;
サブクエリを使用して、日付条件を満たすレコードのIDを取得してから、別のテーブルと結合することができます。
SELECT * FROM テーブル名1
WHERE id IN (
SELECT id FROM テーブル名2 WHERE 日付列名 >= '2024-04-10'
);
SQLiteで日付条件付きのSELECTクエリを実行するには、様々な方法があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて使い分けることが重要です。
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