PostgreSQL 9.1でNOT NULL列にNULLを設定するALTER TABLE
PostgreSQL 9.1では、ALTER TABLE
コマンドを使用して、NOT NULL制約を持つ列にNULL値を設定することができます。 ただし、いくつかの制限事項と注意事項があります。
手順
以下のコマンドを使用して、NOT NULL列にNULL値を設定できます。
ALTER TABLE テーブル名 ALTER COLUMN 列名 SET NULL;
例
users
テーブルにage
というNOT NULL列があるとします。 この列にNULL値を設定するには、以下のコマンドを実行します。
ALTER TABLE users ALTER COLUMN age SET NULL;
制限事項と注意事項
- ALTER TABLEコマンドを実行する前に、テーブル内のすべてのデータがNOT NULL制約を満たしている必要があります。 制約を満たしていないデータが存在する場合は、エラーが発生します。
- NULL値を設定する列にデフォルト値が設定されている場合、デフォルト値は無視されます。
代替方法
- UPDATEコマンドを使用して、列の値をNULLに更新します。
- INSERTコマンドを使用して、NULL値を含む新しい行を挿入します。
- PostgreSQL 9.1以前のバージョンでは、NOT NULL列にNULL値を設定するには、一度列の制約を解除してから、NULL値を設定し、最後に制約を再設定する必要がありました。
- PostgreSQL 9.2以降のバージョンでは、
ALTER TABLE
コマンドにMODIFY
オプションを使用して、NOT NULL制約を解除せずにNULL値を設定することができます。
- データベースの変更を行う前に、必ずバックアップを取るようにしてください。
-- テーブルとデータの初期化
CREATE TABLE users (
id SERIAL PRIMARY KEY,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
age INTEGER NOT NULL
);
INSERT INTO users (name, age) VALUES ('John Doe', 30);
INSERT INTO users (name, age) VALUES ('Jane Doe', 25);
-- age列にNULL値を設定
ALTER TABLE users ALTER COLUMN age SET NULL;
-- 結果の確認
SELECT * FROM users;
-- 結果:
-- id | name | age
-- --- | -------- | ----
-- 1 | John Doe | NULL
-- 2 | Jane Doe | 25
ポイント
ALTER TABLE
コマンドを実行する前に、users
テーブル内のすべてのデータがage
列のNOT NULL制約を満たしていることを確認する必要があります。ALTER TABLE
コマンドを実行した後、SELECT
コマンドを使用して、結果を確認することができます。
UPDATE users SET age = NULL WHERE id = 1;
INSERT INTO users (name, age) VALUES ('New User', NULL);
UPDATE users SET age = NULL WHERE id = 1;
メリット
- 特定の条件に基づいて、列の値をNULLに更新することができます。
- すべての行を更新したい場合は、すべての行を個別に更新する必要があります。
INSERTコマンド
INSERT
コマンドを使用して、age
列にNULL値を含む新しい行を挿入することができます。 以下の例では、users
テーブルにage
列にNULL値を含む新しい行を挿入しています。
INSERT INTO users (name, age) VALUES ('New User', NULL);
- 新しい行を挿入する際に、
age
列にNULL値を設定することができます。
- 既存の行の値を変更することはできません。
- PL/pgSQLを使用して、
age
列の値をNULLに更新することができます。 - 外部ツールを使用して、データベースを編集することができます。
注意事項
- 上記の方法を使用する前に、必ずデータベースのバックアップを取るようにしてください。
- データベースの変更を行う前に、テーブルの制約を確認する必要があります。
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