PostgreSQL: 読み取り専用ユーザーがSELECTでエラー「ERROR: permission denied for relation tablename」を発生させる原因と解決策

2024-07-27

PostgreSQL で「ERROR: permission denied for relation tablename on Postgres while trying a SELECT as a readonly user」エラーが発生する原因と解決策

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。

読み取り専用ユーザーにテーブルの読み取り権限を付与する

GRANT SELECT ON tablename TO readonly_user;

クエリをスーパーユーザーとして実行する

sudo su - postgres
psql -d database_name

データベースにログインしたら、以下のクエリを実行できます。

SELECT * FROM tablename;

読み取り専用ユーザー以外のユーザーでログインし、以下のクエリを実行できます。

SELECT * FROM tablename;

クエリを書き換えて、読み取り専用ユーザーがアクセスできるテーブルのみを使用する

読み取り専用ユーザーがアクセスできるテーブルのみを使用するようにクエリを書き換えることで、このエラーを回避できます。

データベースの所有者に連絡して、読み取り権限を付与してもらう

読み取り専用ユーザーにテーブルの読み取り権限を付与できない場合は、データベースの所有者に連絡して、権限を付与してもらう必要があります。

エラーが発生する原因

このエラーは、読み取り専用ユーザーがテーブルのデータを読み取る権限を持っていない場合に発生します。これは、ユーザーに権限が付与されていない場合、またはユーザーが間違ったデータベースにログインしている場合などに発生する可能性があります。

エラーの解決方法

このエラーを解決するには、読み取り専用ユーザーにテーブルの読み取り権限を付与する必要があります。これは、GRANT コマンドを使用して実行できます。

このエラーを回避するには、クエリをスーパーユーザーとして実行するか、別のユーザーとして実行するか、クエリを書き換えて、読み取り専用ユーザーがアクセスできるテーブルのみを使用する必要があります。




GRANT SELECT ON tablename TO readonly_user;

このコマンドは、readonly_user ユーザーに tablename テーブルのデータを読み取る権限を付与します。

sudo su - postgres
psql -d database_name

このコマンドは、postgres ユーザーとしてログインし、database_name データベースに接続します。データベースにログインしたら、以下のクエリを実行できます。

SELECT * FROM tablename;

このクエリは、tablename テーブルのすべてのデータを選択します。

psql -d database_name -U another_user
SELECT * FROM tablename;

たとえば、次のクエリは、customers テーブルと orders テーブルのデータにアクセスします。

SELECT customers.name, orders.id, orders.amount
FROM customers
JOIN orders ON customers.id = orders.customer_id;
SELECT customers.name, orders.id, orders.amount
FROM customers
JOIN orders_readonly ON customers.id = orders_readonly.customer_id;

このクエリは、customers テーブルと orders_readonly テーブルのデータにアクセスします。orders_readonly テーブルは、読み取り専用ユーザーがアクセスできるようにする必要があります。

注意事項

  • 上記のコードは例であり、実際の状況に合わせて変更する必要がある場合があります。



ビューは、既存のテーブルからデータを抽出した仮想テーブルです。読み取り専用ユーザーにビューに対する権限を付与することで、テーブルに対する直接のアクセス権限を与えなくても、テーブルのデータにアクセスできるようにすることができます。

ビューを作成するには、以下のクエリを使用します。

CREATE VIEW view_name AS
SELECT * FROM tablename;

このクエリは、tablename テーブルのすべてのデータを含む view_name という名前のビューを作成します。

読み取り専用ユーザーにビューに対する権限を付与するには、以下のクエリを使用します。

GRANT SELECT ON view_name TO readonly_user;

ローカルコピーを作成する

読み取り専用ユーザーは、テーブルのローカルコピーを作成して、そのコピーに対してクエリを実行することができます。

テーブルのローカルコピーを作成するには、以下のクエリを使用します。

CREATE TABLE local_tablename AS
SELECT * FROM tablename;

読み取り専用ユーザーは、local_tablename テーブルに対してクエリを実行することができます。

トリガーを使用する

トリガーは、データベースイベントに応じて自動的に実行されるストアドプロシージャです。トリガーを使用して、読み取り専用ユーザーがテーブルにアクセスできるようにすることができます。

たとえば、次のトリガーは、tablename テーブルに新しい行が挿入されるたびに、その行を readonly_table テーブルにコピーします。

CREATE TRIGGER copy_data
AFTER INSERT ON tablename
FOR EACH ROW
INSERT INTO readonly_table VALUES (NEW.*);

このトリガーは、tablename テーブルに新しい行が挿入されるたびに、その行を readonly_table テーブルにコピーします。readonly_user ユーザーは、readonly_table テーブルに対してクエリを実行することができます。

マテリアライズドビューを使用する

マテリアライズドビューは、定期的に更新されるスナップショットです。マテリアライズドビューを使用すると、読み取り専用ユーザーがテーブルの最新データにアクセスできるようにすることができます。

CREATE MATERIALIZED VIEW materialized_view_name AS
SELECT * FROM tablename;
REFRESH MATERIALIZED VIEW materialized_view_name;

このクエリは、materialized_view_name マテリアライズドビューを最新の状態に更新します。

読み取り専用ユーザーは、materialized_view_name マテリアライズドビューに対してクエリを実行することができます。

最適な方法を選択する

最適な方法は、具体的な状況によって異なります。読み取り専用ユーザーがテーブルのデータに頻繁にアクセスする場合は、ビューまたはマテリアライズドビューを使用するのがよいでしょう。読み取り専用ユーザーがテーブルのデータに稀にしかアクセスしない場合は、ローカルコピーを作成するのがよいでしょう。

権限の管理

読み取り専用ユーザーに付与する権限は、慎重に管理する必要があります。読み取り専用ユーザーに必要以上に多くの権限を付与すると、セキュリティ上のリスクが発生する可能性があります。


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