SELECT * vs ALL:違いを理解して使い分ける

2024-04-11

SQLite構文「ALL」:完全ガイド

SQLiteの「ALL」キーワードは、SELECTステートメントですべての行を取得するために使用されます。これはデフォルトの動作ですが、DISTINCTキーワードと対比するために明示的に指定することもできます。

使い方

基本的な使い方

SELECT * FROM テーブル名;

上記は、テーブル名テーブルのすべての列とすべての行を取得します。これは「ALL」キーワードを省略した形であり、同じ結果になります。

SELECT * FROM テーブル名 ALL;

DISTINCTとの比較

DISTINCTキーワードは、重複する行を削除して、一意な行のみを取得します。

SELECT DISTINCT 列名 FROM テーブル名;

サブクエリ

ALLキーワードは、サブクエリでも使用できます。

SELECT * FROM 外部テーブル
WHERE 列名 IN (SELECT 列名 FROM 内部テーブル ALL);

注意点

  • ALLキーワードは、ORDER BY句やGROUP BY句の前に記述する必要があります。
  • DISTINCTと組み合わせて使用することはできません。

-- すべての行を取得
SELECT * FROM テーブル名 ALL;

-- 重複する行を削除して、すべての列を取得
SELECT DISTINCT * FROM テーブル名;

-- 特定の列の重複する行を削除して、すべての行を取得
SELECT DISTINCT 列名 FROM テーブル名 ALL;

-- サブクエリでALLを使用
SELECT * FROM 外部テーブル
WHERE 列名 IN (SELECT 列名 FROM 内部テーブル ALL);

補足

  • SQLiteは、軽量で使いやすいデータベースエンジンです。
  • 多くのプログラミング言語からアクセスできます。
  • 様々な用途で使用されています。



-- テーブル作成
CREATE TABLE テーブル名 (
  列名1 型,
  列名2 型,
  ...
);

-- データ挿入
INSERT INTO テーブル名 (列名1, 列名2, ...) VALUES (...);

-- すべての行を取得
SELECT * FROM テーブル名 ALL;

-- 重複する行を削除して、すべての列を取得
SELECT DISTINCT * FROM テーブル名;

-- 特定の列の重複する行を削除して、すべての行を取得
SELECT DISTINCT 列名 FROM テーブル名 ALL;

-- サブクエリでALLを使用
SELECT * FROM 外部テーブル
WHERE 列名 IN (SELECT 列名 FROM 内部テーブル ALL);

-- ORDER BY句と組み合わせて使用
SELECT * FROM テーブル名 ALL
ORDER BY 列名;

-- GROUP BY句と組み合わせて使用
SELECT 列名, COUNT(*) FROM テーブル名 ALL
GROUP BY 列名;
  • テーブル作成、データ挿入、SELECT、DISTINCT、サブクエリ、ORDER BY、GROUP BYなど、さまざまなSQLite構文の例を示しています。
  • ALLキーワードの使い方を理解するのに役立ちます。

実行方法

  • SQLiteデータベースエンジンをインストールします。
  • SQLiteクライアントツールを開きます。
  • サンプルコードをコピーして、クライアントツールに貼り付けます。
  • クエリを実行します。



SQLiteで「ALL」を実現する他の方法

デフォルトの動作として、SELECT *はテーブルのすべての列とすべての行を取得します。これは「ALL」キーワードを使用するのと同様です。

サブクエリを使用して、すべての行を取得することができます。

SELECT * FROM 外部テーブル
WHERE 列名 IN (SELECT * FROM 内部テーブル);

EXISTSキーワードを使用して、すべての行が存在することを確認することができます。

SELECT * FROM 外部テーブル
WHERE EXISTS (SELECT * FROM 内部テーブル);

COUNT()関数を使用して、テーブル内の行数を取得することができます。

SELECT COUNT(*) FROM テーブル名;

テーブルスキャンを使用して、テーブル内のすべての行を強制的に取得することができます。

PRAGMA table_info(テーブル名);

注意事項

  • これらの方法は、ALLキーワードよりも効率が低くなる可能性があります。
  • サブクエリやEXISTSを使用する場合は、パフォーマンスを考慮する必要があります。
-- SELECT *
SELECT * FROM テーブル名;

-- サブクエリ
SELECT * FROM 外部テーブル
WHERE 列名 IN (SELECT * FROM 内部テーブル);

-- EXISTS
SELECT * FROM 外部テーブル
WHERE EXISTS (SELECT * FROM 内部テーブル);

-- COUNT()
SELECT COUNT(*) FROM テーブル名;

-- テーブルスキャン
PRAGMA table_info(テーブル名);

sqlite


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