Oracleデータベースで列挙型を使いこなす: データの整合性とコードの読みやすさを向上させるためのガイド

2024-04-07

Oracleデータベースでは、列挙型を使用して、テーブル列の値を制限することができます。これは、データの整合性を確保し、コードの読みやすさを向上させるのに役立ちます。

列挙型を作成するには、CREATE TYPE ステートメントを使用します。次の例では、gender という名前の列挙型を作成し、malefemaleunknown という3つの値を定義しています。

CREATE TYPE gender AS ENUM ('male', 'female', 'unknown');

列挙型の使用

列挙型を作成したら、テーブル列のデータ型として使用することができます。次の例では、users という名前のテーブルを作成し、gender という列を gender 型として定義しています。

CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  gender gender
);

列挙型のメリット

列挙型を使用するメリットは以下のとおりです。

  • データの整合性を確保できる
  • コードの読みやすさを向上できる
  • 既存のデータベースに列挙型を追加することはできない
  • 列挙型の値を変更することはできない

列挙型は、Oracleデータベースでテーブル列の値を制限するのに役立ちます。データの整合性を確保し、コードの読みやすさを向上させるために、列挙型の使用を検討することをお勧めします。

補足

  • 上記の例は、Oracle Database 10g 以降で使用できます。
  • 列挙型は、オブジェクト指向プログラミングで使用されることが多い機能です。



-- 列挙型の作成
CREATE TYPE gender AS ENUM ('male', 'female', 'unknown');

-- テーブルの作成
CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  gender gender
);

-- データの挿入
INSERT INTO users (id, name, gender) VALUES (1, 'John Doe', 'male');
INSERT INTO users (id, name, gender) VALUES (2, 'Jane Doe', 'female');
INSERT INTO users (id, name, gender) VALUES (3, 'Unknown', 'unknown');

-- データの取得
SELECT * FROM users;

-- 結果
-- id | name        | gender
-- --- | ---------- | --------
-- 1  | John Doe   | male
-- 2  | Jane Doe   | female
-- 3  | Unknown   | unknown

解説

  1. 最初に、gender という名前の列挙型を作成します。この列挙型は、malefemaleunknown という3つの値を持つことができます。
  2. 次に、users という名前のテーブルを作成します。このテーブルには、idnamegender という3つの列があります。gender 列は、gender 型として定義されています。
  3. 最後に、users テーブルにデータを挿入します。

実行方法

このサンプルコードを実行するには、Oracleデータベースに接続する必要があります。接続したら、SQL*Plus などのツールを使用して、コードを実行することができます。




Oracleデータベースで列挙型を使用する他の方法

CHECK 制約を使用して、列の値を制限することができます。次の例では、gender 列の値を malefemaleunknown のいずれかに制限しています。

CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  gender VARCHAR(10) CHECK (gender IN ('male', 'female', 'unknown'))
);
CREATE DOMAIN gender AS VARCHAR(10)
CHECK (VALUE IN ('male', 'female', 'unknown'));

CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  gender gender
);

NUMBER 型を使用して、数値の列挙型を作成することができます。次の例では、gender 列を NUMBER(1) 型として定義し、1male2female3unknown に対応させています。

CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  gender NUMBER(1)
);

-- データの挿入
INSERT INTO users (id, name, gender) VALUES (1, 'John Doe', 1);
INSERT INTO users (id, name, gender) VALUES (2, 'Jane Doe', 2);
INSERT INTO users (id, name, gender) VALUES (3, 'Unknown', 3);

どの方法を使用するべきかは、状況によって異なります。一般的には、以下の点を考慮する必要があります。

  • データの型
  • コードの読みやすさ

Oracleデータベースで列挙型を使用する方法は、いくつかあります。どの方法を使用するべきかは、状況によって異なります。


database oracle enums


商品テーブルの主キー:人工キー vs 自然キー、徹底比較!

データベース設計において、商品テーブルのようなエンティティの主キーとして、人工キーと自然キーのどちらを選択すべきか悩むことがあります。人工キー人工的に割り振られるキー (例: 連番)人間にとって意味を持たない変更の可能性が低いテーブル間の依存関係を薄くする...


【初心者でも安心】Oracle SQL Developerで参照関係を簡単操作!3ステップガイド

Oracle SQL Developer を使用して、特定の表を参照する他の表を簡単に見つけることができます。 これを行うには、依存関係ビューと呼ばれる特別なビューを使用します。 依存関係ビューには、参照している表と参照されている表に関する情報が含まれています。...


PostgreSQL 関数内で SELECT 結果を返す方法: TEMPORARY TABLE を使用する

RETURNS SETOF を使用するこの方法は、SELECT 結果をそのまま返すのに最も簡単な方法です。この例では、get_users という名前の関数を作成しています。 この関数は users テーブルのすべてのレコードを返し、RETURNS SETOF users という宣言によって、その結果が users 型のレコードのセットであることを示しています。...


INSERT INTO ... SELECT ...で列をコピーする

MySQLデータベースで同じテーブル内の1つの列から別の列に値をコピーするには、いくつかの方法があります。UPDATE文を使用するINSERT INTO . .. SELECT . ..を使用するCASE WHEN構文を使用するUPDATE文を使用する方法は、最もシンプルで分かりやすい方法です。...


MariaDB: NOT NULL Enum列の値チェックを徹底する!厳格モード、デフォルト値、トリガー/プロシージャ/制約の比較

MariaDBで、NOT NULL制約付きのENUM列に値が指定されていない場合にエラーを発生させる方法について説明します。方法以下の2つの方法があります。厳格モードを使用するMariaDBの厳格モードを使用すると、無効な値が挿入されたり、NOT NULL制約に違反したりすると、エラーが発生します。...