INSERT INTO ... SELECT ...で列をコピーする

2024-04-02

MySQLデータベースで同じテーブル内の1つの列から別の列に値をコピーするには、いくつかの方法があります。

  • UPDATE文を使用する
  • INSERT INTO ... SELECT ...を使用する
  • CASE WHEN構文を使用する

UPDATE文を使用する方法は、最もシンプルで分かりやすい方法です。

UPDATE テーブル名
SET コピー先カラム名 = コピー元カラム名
WHERE 条件;

例:

usersテーブルのnameカラムの値をemailカラムにコピーする場合

UPDATE users
SET email = name;

INSERT INTO ... SELECT ...を使用する方法は、新しい行を作成しながら値をコピーすることができます。

INSERT INTO テーブル名 (コピー先カラム名)
SELECT コピー元カラム名
FROM テーブル名
WHERE 条件;
INSERT INTO users (username)
SELECT name
FROM users;

CASE WHEN構文を使用する方法は、条件に基づいて値をコピーすることができます。

UPDATE テーブル名
SET コピー先カラム名 = CASE WHEN 条件 THEN コピー元カラム名 END
WHERE 条件;

usersテーブルのageカラムが18歳以上のユーザーのnameカラムの値をadult_nameカラムにコピーする場合

UPDATE users
SET adult_name = CASE WHEN age >= 18 THEN name END
WHERE age >= 18;

注意事項

  • コピー元カラムとコピー先カラムのデータ型が一致している必要があります。
  • コピー先カラムにすでに値がある場合は、上書きされます。
  • WHERE条件を指定することで、コピーする行を絞り込むことができます。



UPDATE文を使用する

-- usersテーブルのnameカラムの値をemailカラムにコピーする

UPDATE users
SET email = name;

INSERT INTO ... SELECT ...を使用する

-- usersテーブルのnameカラムの値をusernameカラムとして新しい行を作成する

INSERT INTO users (username)
SELECT name
FROM users;

CASE WHEN構文を使用する

-- usersテーブルのageカラムが18歳以上のユーザーのnameカラムの値をadult_nameカラムにコピーする

UPDATE users
SET adult_name = CASE WHEN age >= 18 THEN name END
WHERE age >= 18;

注意: これらのコードを実行する前に、データベースのバックアップを取ることを忘れずに実行してください。




同じテーブル内の1つの列から別の列に値をコピーする他の方法

トリガーを使用する

トリガーは、特定の操作が行われたときに自動的に実行されるプログラムです。

usersテーブルのnameカラムが更新されたら、emailカラムも自動的に更新するようにトリガーを設定することができます。

ストアドプロシージャーは、データベースに保存されたプログラムです。

usersテーブルのnameカラムの値をemailカラムにコピーするストアドプロシージャーを作成することができます。

外部ツールを使用する

MySQL Workbenchなどの外部ツールを使用して、値をコピーすることができます。

  • シンプルなコピーであれば、UPDATE文を使用するのが最も簡単です。
  • 条件に基づいて値をコピーしたい場合は、CASE WHEN構文を使用することができます。
  • 自動的に値をコピーしたい場合は、トリガーを使用することができます。
  • 複雑な処理を行いたい場合は、ストアドプロシージャーを使用することができます。
  • 外部ツールは、GUIで操作したい場合に便利です。

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