INSERT INTO ... SELECT ...で列をコピーする
MySQLデータベースで同じテーブル内の1つの列から別の列に値をコピーするには、いくつかの方法があります。
- UPDATE文を使用する
- INSERT INTO ... SELECT ...を使用する
- CASE WHEN構文を使用する
UPDATE文を使用する方法は、最もシンプルで分かりやすい方法です。
UPDATE テーブル名
SET コピー先カラム名 = コピー元カラム名
WHERE 条件;
例:
users
テーブルのname
カラムの値をemail
カラムにコピーする場合
UPDATE users
SET email = name;
INSERT INTO ... SELECT ...を使用する方法は、新しい行を作成しながら値をコピーすることができます。
INSERT INTO テーブル名 (コピー先カラム名)
SELECT コピー元カラム名
FROM テーブル名
WHERE 条件;
INSERT INTO users (username)
SELECT name
FROM users;
CASE WHEN構文を使用する方法は、条件に基づいて値をコピーすることができます。
UPDATE テーブル名
SET コピー先カラム名 = CASE WHEN 条件 THEN コピー元カラム名 END
WHERE 条件;
users
テーブルのage
カラムが18歳以上のユーザーのname
カラムの値をadult_name
カラムにコピーする場合
UPDATE users
SET adult_name = CASE WHEN age >= 18 THEN name END
WHERE age >= 18;
注意事項
- コピー元カラムとコピー先カラムのデータ型が一致している必要があります。
- コピー先カラムにすでに値がある場合は、上書きされます。
- WHERE条件を指定することで、コピーする行を絞り込むことができます。
UPDATE文を使用する
-- usersテーブルのnameカラムの値をemailカラムにコピーする
UPDATE users
SET email = name;
INSERT INTO ... SELECT ...を使用する
-- usersテーブルのnameカラムの値をusernameカラムとして新しい行を作成する
INSERT INTO users (username)
SELECT name
FROM users;
CASE WHEN構文を使用する
-- usersテーブルのageカラムが18歳以上のユーザーのnameカラムの値をadult_nameカラムにコピーする
UPDATE users
SET adult_name = CASE WHEN age >= 18 THEN name END
WHERE age >= 18;
注意: これらのコードを実行する前に、データベースのバックアップを取ることを忘れずに実行してください。
同じテーブル内の1つの列から別の列に値をコピーする他の方法
トリガーを使用する
トリガーは、特定の操作が行われたときに自動的に実行されるプログラムです。
users
テーブルのname
カラムが更新されたら、email
カラムも自動的に更新するようにトリガーを設定することができます。
ストアドプロシージャーは、データベースに保存されたプログラムです。
users
テーブルのname
カラムの値をemail
カラムにコピーするストアドプロシージャーを作成することができます。
外部ツールを使用する
MySQL Workbenchなどの外部ツールを使用して、値をコピーすることができます。
- シンプルなコピーであれば、UPDATE文を使用するのが最も簡単です。
- 条件に基づいて値をコピーしたい場合は、CASE WHEN構文を使用することができます。
- 自動的に値をコピーしたい場合は、トリガーを使用することができます。
- 複雑な処理を行いたい場合は、ストアドプロシージャーを使用することができます。
- 外部ツールは、GUIで操作したい場合に便利です。
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