SQL 関数とストアドプロシージャを使いこなして、データベース操作をマスターしよう!

2024-04-06

SQLにおける関数とストアドプロシージャの違い

関数

  • 単一の値を返す処理をまとめたもの
  • SELECT文の中で使用できる
  • 複雑な計算やデータ変換を簡潔に記述できる
  • コードの再利用性と保守性を向上させる
  • 組み込み関数とユーザー定義関数の2種類がある

ストアドプロシージャ

  • SQL文の集合体
  • データベースサーバーに保存される
  • 複数のSQL文をまとめて実行できる *複雑な処理をカプセル化できる
  • アクセス権限の設定やセキュリティ管理が可能
  • パフォーマンスの向上に役立つ

比較表

機能関数ストアドプロシージャ
戻り値単一の値なし (影響を受ける行数など)
使用方法SELECT文の中で呼び出すCALL文で呼び出す
利点コードの簡潔化、再利用性複雑な処理の管理、パフォーマンス向上
欠点単一の値しか返せない開発・管理が複雑

使い分けの例

  • 単一の値を計算したい場合は関数
  • 複数のSQL文をまとめて実行したい場合はストアドプロシージャ
  • パフォーマンスが重要な処理の場合はストアドプロシージャ
  • セキュリティ管理が必要な場合はストアドプロシージャ



-- 全ての顧客の年齢の合計を返す関数
CREATE FUNCTION total_age() RETURNS INT
AS
BEGIN
  RETURN (SELECT SUM(age) FROM customers);
END;

-- 関数を呼び出す
SELECT total_age();
-- 顧客情報を更新するストアドプロシージャ
CREATE PROCEDURE update_customer
(
  @customer_id INT,
  @name VARCHAR(50),
  @email VARCHAR(100)
)
AS
BEGIN
  UPDATE customers
  SET name = @name,
      email = @email
  WHERE customer_id = @customer_id;
END;

-- ストアドプロシージャを実行
EXEC update_customer 10, '山田太郎', '[email protected]';

上記はあくまでサンプルコードであり、実際のコードは状況に合わせて変更する必要があります。




SQL 関数とストアドプロシージャの代替方法

ビュー

  • 仮想的なテーブル
  • SELECT文で定義される
  • 複雑なクエリを簡潔に記述できる
  • データの読み取り専用
  • 更新、削除、挿入などの操作はできない

CTE (Common Table Expressions)

  • コードの読みやすさ、理解しやすさを向上させる
  • 再帰的なクエリも記述できる

スクリプトファイル

  • SQL文をまとめて実行できる
  • バッチ処理などに利用できる
  • 他のプログラミング言語と組み合わせて使用できる

アプリケーションロジック

  • データベースサーバーではなく、アプリケーション側で処理を行う
  • 開発・管理が複雑になる

上記はあくまで代表的な方法であり、他にも様々な方法があります。最適な方法は、状況や要件によって異なります。


sql sql-server database


C#データベース接続とレコードセットループ処理:パフォーマンスチューニング

データベースへの接続まず、使用するデータベースの種類に合った接続文字列を作成する必要があります。以下は、SQL Serverデータベースへの接続文字列の例です。接続文字列を作成したら、SqlConnectionクラスを使用してデータベースへの接続を開きます。...


MySQLでスマート検索!IN句、BETWEEN句、LIKE句を使いこなそう

WHERE 句と論理演算子を使うこれは最も基本的な方法で、複数の条件を組み合わせて検索できます。上記の例では、table_name テーブルから column1 が value1 であり、かつ column2 が value2 であるレコードをすべて選択します。...


PostgreSQLにおける配列操作:unnest()関数以外の方法

配列内の要素を個別に処理したい場合配列の要素と連番を組み合わせて処理したい場合集計関数を使用して配列の要素を分析したい場合この構文は、array_expressionで指定された配列の各要素をelementという名前の列に格納し、行セットとして返します。...


車両データセットで車種別平均価格を計算:マーケティング戦略に役立つ情報

データセットの種類利用可能なデータセットはいくつかありますが、代表的なものは以下の通りです。データセットの種類によって、利用方法は異なりますが、一般的には以下の手順で行います。データセットのダウンロード: 上記のいずれかの Web サイトから、目的のデータセットをダウンロードします。...


デッドロックの恐怖!MySQLでREPLACE INTOとSELECTを組み合わせる際の注意点と回避方法

MySQLで複数のデータベースの結果を基にREPLACE INTOを実行する場合、デッドロックが発生する可能性があります。これは、複数のトランザクションが同じ行を同時に更新しようとする競合状態が原因で発生します。デッドロックの発生メカニズム...


SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



SQL Server 関数・ストアドプロシージャ・ビュー: 使い分けとサンプルコード

関数は、数学演算や文字列操作など、単純なタスクを実行するために使用されます。 引数を渡して値を返すことができ、SELECT ステートメントの中で呼び出すことができます。一方、ストアドプロシージャは、複数のSQL ステートメントをまとめて実行するプログラムです。 データベースへのアクセス、複雑な処理の実行、トランザクション制御など、幅広い用途に使用できます。 パラメータを受け取ることができ、出力値を返すこともできます。