C#データベース接続とレコードセットループ処理:パフォーマンスチューニング
C#でデータベースに接続し、レコードセットをループ処理する方法
データベースへの接続
まず、使用するデータベースの種類に合った接続文字列を作成する必要があります。以下は、SQL Serverデータベースへの接続文字列の例です。
string connectionString = "Data Source=localhost;Initial Catalog=TestDatabase;Integrated Security=True";
接続文字列を作成したら、SqlConnection
クラスを使用してデータベースへの接続を開きます。
using (SqlConnection connection = new SqlConnection(connectionString))
{
// データベース操作
}
レコードセットの取得
データベースへの接続が開いたら、SqlCommand
クラスを使用して、データベースからレコードセットを取得できます。
using (SqlCommand command = new SqlCommand("SELECT * FROM Customers", connection))
{
using (SqlDataReader reader = command.ExecuteReader())
{
// レコードセットの処理
}
}
レコードセットを取得したら、while
ループを使用してレコードセットをループ処理できます。
while (reader.Read())
{
// レコードデータの処理
}
connection.Close();
以下のコードは、上記の解説をまとめたサンプルコードです。
using (SqlConnection connection = new SqlConnection("Data Source=localhost;Initial Catalog=TestDatabase;Integrated Security=True"))
{
using (SqlCommand command = new SqlCommand("SELECT * FROM Customers", connection))
{
using (SqlDataReader reader = command.ExecuteReader())
{
while (reader.Read())
{
Console.WriteLine("{0} {1}", reader["FirstName"], reader["LastName"]);
}
}
}
}
このコードは、SQL ServerデータベースのCustomers
テーブルからすべてのレコードを取得し、名前と姓を出力します。
補足
- 上記のコードは、基本的な例です。実際の開発では、エラー処理や接続のタイムアウト処理など、より多くの考慮事項があります。
- データベースの種類によって、接続方法やレコードセットの取得方法は異なります。詳細は、使用しているデータベースのドキュメントを参照してください。
using (SqlConnection connection = new SqlConnection("Data Source=localhost;Initial Catalog=TestDatabase;Integrated Security=True"))
{
using (SqlCommand command = new SqlCommand("SELECT * FROM Customers", connection))
{
using (SqlDataReader reader = command.ExecuteReader())
{
while (reader.Read())
{
Console.WriteLine("{0} {1}", reader["FirstName"], reader["LastName"]);
}
}
}
}
このコードは、以下の処理を行います。
SqlConnection
クラスを使用して、SQL Serverデータベースへの接続を開きます。SqlCommand
クラスを使用して、SELECT * FROM Customers
クエリを実行します。SqlDataReader
クラスを使用して、クエリ結果のレコードセットを取得します。- ループ処理の中で、
reader["FirstName"]
とreader["LastName"]
の値を取得し、コンソールに出力します。
実行方法
このコードを実行するには、以下の手順が必要です。
- Visual Studioなどの開発環境で、新しいC#コンソールアプリケーションプロジェクトを作成します。
- 上記のコードをプロジェクトのソースファイルにコピーします。
- 必要なNuGetパッケージをインストールします。
System.Data.SqlClient
- プロジェクトをビルドして実行します。
出力結果
このコードを実行すると、以下の出力がコンソールに出力されます。
John Doe
Jane Doe
...
C#でデータベースに接続し、レコードセットをループ処理する方法
ADO.NET Entity Frameworkは、オブジェクト指向のデータアクセスを提供するフレームワークです。Entity Frameworkを使用すると、データベースとの接続やクエリの実行をより簡単に記述できます。
以下のコードは、Entity Frameworkを使用してデータベースに接続し、レコードセットをループ処理する方法の例です。
using (var context = new TestDatabaseContext())
{
var customers = context.Customers.ToList();
foreach (var customer in customers)
{
Console.WriteLine("{0} {1}", customer.FirstName, customer.LastName);
}
}
TestDatabaseContext
クラスを使用して、データベースへの接続を開きます。Customers
DbSetを使用して、データベースからCustomer
エンティティのリストを取得します。foreach
ループを使用して、Customer
エンティティのリストをループ処理します。- すべての処理が完了したら、
context
オブジェクトが自動的にDisposeされ、データベースとの接続が閉じます。
Dapperを使用する
Dapperは、軽量なオブジェクトマッパーライブラリです。Dapperを使用すると、データベースとの接続やクエリの実行をより簡単に記述できます。
using (var connection = new SqlConnection("Data Source=localhost;Initial Catalog=TestDatabase;Integrated Security=True"))
{
var customers = connection.Query<Customer>("SELECT * FROM Customers");
foreach (var customer in customers)
{
Console.WriteLine("{0} {1}", customer.FirstName, customer.LastName);
}
}
Query<Customer>
メソッドを使用して、SELECT * FROM Customers
クエリを実行し、Customer
オブジェクトのリストを取得します。
独自のコードを使用する
独自のコードを使用する場合は、以下の処理を行う必要があります。
- クエリを実行し、レコードセットを取得します。
- すべての処理が完了したら、データベースとの接続を閉じます。
独自のコードを使用する方法は、使用するデータベースの種類や開発環境によって異なります。詳細は、使用しているデータベースのドキュメントや開発環境のヘルプを参照してください。
C#でデータベースに接続し、レコードセットをループ処理するには、いくつかの方法があります。どの方法を使用するかは、開発者の好みや状況によって異なります。
c# database loops