C# 開発者向け PostgreSQL チュートリアル：接続、読み取り、書き込み、削除

2024-07-27

C# で PostgreSQL に接続する方法

必要なもの

Npgsql NuGet パッケージ
.NET Framework 4.6 以降
PostgreSQL データベースサーバーがインストールおよび実行されていること

手順

Npgsql をインストールする

Npgsql NuGet パッケージをプロジェクトに追加します。 Visual Studio を使用している場合は、NuGet パッケージマネージャーを使用してインストールできます。
```
Install-Package Npgsql
```
接続文字列を作成する

接続文字列は、PostgreSQL データベースサーバーへの接続情報を指定します。以下の例では、localhost 上で実行されている mydb という名前のデータベースに接続します。
```
var connectionString = "Host=localhost;Database=mydb;Username=postgres;Password=mypassword";
```

接続を開く

NpgsqlConnection クラスを使用して、接続を開きます。

using (var connection = new NpgsqlConnection(connectionString))
{
    connection.Open();
    // データベース操作を実行する
}

データベース操作を実行する

NpgsqlCommand クラスを使用して、データベース操作を実行します。

データの読み取り

using (var command = new NpgsqlCommand("SELECT * FROM mytable", connection))
{
    using (var reader = command.ExecuteReader())
    {
        while (reader.Read())
        {
            int id = reader.GetInt32(0);
            string name = reader.GetString(1);
            Console.WriteLine($"ID: {id}, Name: {name}");
        }
    }
}

データの追加

using (var command = new NpgsqlCommand("INSERT INTO mytable (name, email) VALUES (@name, @email)", connection))
{
    command.Parameters.AddWithValue("@name", "John Doe");
    command.Parameters.AddWithValue("@email", "[email protected]");
    command.ExecuteNonQuery();
}

データの更新

using (var command = new NpgsqlCommand("UPDATE mytable SET name = @name WHERE id = @id", connection))
{
    command.Parameters.AddWithValue("@name", "Jane Doe");
    command.Parameters.AddWithValue("@id", 123);
    command.ExecuteNonQuery();
}

データの削除

using (var command = new NpgsqlCommand("DELETE FROM mytable WHERE id = @id", connection))
{
    command.Parameters.AddWithValue("@id", 123);
    command.ExecuteNonQuery();
}

接続を閉じる

接続が不要になったら、必ず Close() メソッドを使用して接続を閉じます。
```
connection.Close();
```

リソース

Npgsql は、ストアドプロシージャ、パラメーター化されたクエリ、バッチ処理など、PostgreSQL の多くの機能をサポートしています。
トランザクションを使用して、複数のデータベース操作を原子的に実行できます。
接続プールを使用して、データベースへの接続を再利用できます。

注意

データベース操作を実行する前に、適切なエラー処理を実装してください。
パスワードを含む接続文字列をコードに埋め込まないようにしてください。代わりに、環境変数または設定ファイルを使用してください。

using System;
using Npgsql;

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        // 接続文字列
        var connectionString = "Host=localhost;Database=mydb;Username=postgres;Password=mypassword";

        using (var connection = new NpgsqlConnection(connectionString))
        {
            connection.Open();

            // レコードを読み取る
            using (var command = new NpgsqlCommand("SELECT * FROM mytable", connection))
            {
                using (var reader = command.ExecuteReader())
                {
                    while (reader.Read())
                    {
                        int id = reader.GetInt32(0);
                        string name = reader.GetString(1);
                        Console.WriteLine($"ID: {id}, Name: {name}");
                    }
                }
            }
        }
    }
}

説明

Npgsql.dll をプロジェクトに参照設定します。
using Npgsql; ステートメントを使用して、Npgsql namespace をスコープ内に追加します。
connectionString 変数に、PostgreSQL データベースサーバーへの接続情報を格納します。
using (var connection = new NpgsqlConnection(connectionString)) ステートメントを使用して、データベースへの接続を開きます。
using (var command = new NpgsqlCommand("SELECT * FROM mytable", connection)) ステートメントを使用して、mytable テーブルからすべてのレコードを選択する SQL クエリを作成します。
using (var reader = command.ExecuteReader()) ステートメントを使用して、クエリを実行し、結果セットを取得します。
while (reader.Read()) ループを使用して、結果セット内の各レコードを処理します。
reader.GetInt32(0) と reader.GetString(1) メソッドを使用して、レコードの ID と名前を取得します。
取得したデータを表示します。
connection.Close(); ステートメントを使用して、データベースへの接続を閉じます。

このコードは、エラー処理を実装していません。本番環境で使用する場合、適切なエラー処理を実装する必要があります。
このコードは、PostgreSQL データベースサーバーが localhost 上で実行されていることを想定しています。接続文字列を自分の環境に合わせて変更する必要があります。

ADO.NET (Active Directory Data Object .NET) は、.NET Framework でデータアクセスを提供する標準的なフレームワークです。 ADO.NET を使用して PostgreSQL に接続するには、Npgsql用の ADO.NET データプロバイダを使用する必要があります。

長所

ADO.NET は、接続プーリング、トランザクション、コマンドパラメータ化など、多くの機能をサポートしています。
ADO.NET は、.NET Framework で広く使用されているため、多くの開発者に馴染みがあります。

短所

Npgsql よりも複雑で習得するのが難しい場合があります。
Npgsql よりもパフォーマンスが劣る場合があります。

Entity Framework

Entity Framework は、.NET Framework 用のオブジェクトリレーショナルマッピング (ORM) フレームワークです。 Entity Framework を使用すると、データベースエンティティを C# オブジェクトとしてモデル化し、コードからそれらのオブジェクトを操作できます。

コードの保守性を向上させることができます。
データベースとの複雑なやり取りをカプセル化できます。

学習曲線が急です。

Dapper

Dapper は、軽量で高性能なマイクロ ORM です。 Dapper は、シンプルな API を提供し、生の SQL クエリを使用してデータベースとやり取りできるようにします。

習得して使用するのが簡単です。
Npgsql と ADO.NET よりもパフォーマンスが優れています。

トランザクションや接続プーリングなどの機能を自分で実装する必要があります。
Entity Framework ほど機能が豊富ではありません。

Npgsql は、C# から PostgreSQL に接続するための最も一般的で人気のある方法です。しかし、他の方法もそれぞれ長所と短所があり、状況によってはより適している場合があります。

選択のヒント

パフォーマンスが最も重要な場合は、Dapper を検討してください。
開発者の生産性を向上させ、コードの保守性を向上させたい場合は、Entity Framework を検討してください。
すでに ADO.NET または Entity Framework に精通している場合は、それらのフレームワーク用の PostgreSQL データプロバイダを使用することを検討してください。

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