初心者でも安心!C#でSQLiteデータベースを操作するチュートリアル

2024-04-04

C#でSQLiteデータベースに接続して使用する方法

ADO.NETは、.NET Frameworkに含まれるデータアクセス技術です。SQLite用のADO.NETプロバイダであるSystem.Data.SQLiteを使用することで、C#からSQLiteデータベースに接続してクエリを実行することができます。

手順

  1. プロジェクトにSystem.Data.SQLite.dllを参照設定する。
  2. SqlConnectionオブジェクトを作成して、データベースファイルのパスを指定する。
  3. SqlCommandオブジェクトを作成して、実行したいSQLクエリを記述する。
  4. SqlCommandオブジェクトのExecuteNonQuery()メソッドまたはExecuteReader()メソッドを実行して、クエリを実行する。

コード例

using System.Data.SQLite;

public static void ConnectAndUseSQLite()
{
    // 接続文字列を作成
    string connectionString = "Data Source=mydatabase.sqlite";

    // SqlConnectionオブジェクトを作成
    using (var connection = new SqlConnection(connectionString))
    {
        // SqlCommandオブジェクトを作成
        using (var command = new SqlCommand("SELECT * FROM users", connection))
        {
            // SqlCommandオブジェクトを開く
            connection.Open();

            // クエリを実行して結果を取得
            using (var reader = command.ExecuteReader())
            {
                while (reader.Read())
                {
                    // 読み込んだデータを表示
                    Console.WriteLine($"{reader["id"]}, {reader["name"]}, {reader["email"]}");
                }
            }
        }
    }
}

Entity Framework Coreは、.NET Core用のオープンソースのオブジェクト関係マッパー(ORM)です。ORMを使用すると、データベースとの操作をオブジェクト指向で行うことができます。

手順

  1. プロジェクトにEntity Framework CoreとSQLite用のNuGetパッケージをインストールする。
  2. データベースモデルを作成する。
  3. DbContextクラスを作成して、データベースとの接続と操作を定義する。
  4. DbSetプロパティを使用して、データベースのテーブルとエンティティクラスをマッピングする。
  5. LINQを使用して、データベースのデータを取得、更新、削除を行う。

コード例

using Microsoft.EntityFrameworkCore;

public class User
{
    public int Id { get; set; }
    public string Name { get; set; }
    public string Email { get; set; }
}

public class MyContext : DbContext
{
    public DbSet<User> Users { get; set; }

    protected override void OnConfiguring(DbContextOptionsBuilder optionsBuilder)
    {
        optionsBuilder.UseSqlite("Data Source=mydatabase.sqlite");
    }
}

public static void ConnectAndUseSQLite()
{
    using (var context = new MyContext())
    {
        // データベースのデータを取得
        var users = context.Users.ToList();

        // 新しいユーザーを追加
        context.Users.Add(new User { Name = "John Doe", Email = "[email protected]" });

        // データベースの変更を保存
        context.SaveChanges();
    }
}

Dapperは、軽量で高速なマイクロORMです。Dapperを使用すると、SQLクエリを直接記述して、データベースのデータを取得、更新、削除を行うことができます。

手順

  1. プロジェクトにDapperのNuGetパッケージをインストールする。
  2. DapperのQuery()メソッドまたはExecute()メソッドを使用して、SQLクエリを実行する。

コード例

using Dapper;

public static void ConnectAndUseSQLite()
{
    // 接続文字列を作成
    string connectionString = "Data Source=mydatabase.sqlite";

    // SqlConnectionオブジェクトを作成
    using (var connection = new SqlConnection(connectionString))
    {
        // SQLクエリを実行して結果を取得
        var users = connection.Query<User>("SELECT * FROM users");

        // 新しいユーザーを追加
        connection.Execute("INSERT INTO users (Name, Email) VALUES (@Name, @Email)", new { Name = "John Doe", Email = "[email protected]" });
    }
}
  • ADO.NETは、最も汎用性の高い方法です。
  • Entity Framework Coreは、複雑なデータモデルを扱う場合に適しています。
  • Dapperは、軽量で高速な



ADO.NET

using System.Data.SQLite;

public static void ConnectAndUseSQLite()
{
    // 接続文字列を作成
    string connectionString = "Data Source=mydatabase.sqlite";

    // SqlConnectionオブジェクトを作成
    using (var connection = new SqlConnection(connectionString))
    {
        // SqlCommandオブジェクトを作成
        using (var command = new SqlCommand("SELECT * FROM users", connection))
        {
            // SqlCommandオブジェクトを開く
            connection.Open();

            // クエリを実行して結果を取得
            using (var reader = command.ExecuteReader())
            {
                while (reader.Read())
                {
                    // 読み込んだデータを表示
                    Console.WriteLine($"{reader["id"]}, {reader["name"]}, {reader["email"]}");
                }
            }
        }
    }
}

Entity Framework Core

using Microsoft.EntityFrameworkCore;

public class User
{
    public int Id { get; set; }
    public string Name { get; set; }
    public string Email { get; set; }
}

public class MyContext : DbContext
{
    public DbSet<User> Users { get; set; }

    protected override void OnConfiguring(DbContextOptionsBuilder optionsBuilder)
    {
        optionsBuilder.UseSqlite("Data Source=mydatabase.sqlite");
    }
}

public static void ConnectAndUseSQLite()
{
    using (var context = new MyContext())
    {
        // データベースのデータを取得
        var users = context.Users.ToList();

        // 新しいユーザーを追加
        context.Users.Add(new User { Name = "John Doe", Email = "[email protected]" });

        // データベースの変更を保存
        context.SaveChanges();
    }
}

Dapper

using Dapper;

public static void ConnectAndUseSQLite()
{
    // 接続文字列を作成
    string connectionString = "Data Source=mydatabase.sqlite";

    // SqlConnectionオブジェクトを作成
    using (var connection = new SqlConnection(connectionString))
    {
        // SQLクエリを実行して結果を取得
        var users = connection.Query<User>("SELECT * FROM users");

        // 新しいユーザーを追加
        connection.Execute("INSERT INTO users (Name, Email) VALUES (@Name, @Email)", new { Name = "John Doe", Email = "[email protected]" });
    }
}
  • 上記のサンプルコードは、基本的な操作のみを説明しています。詳細については、各方法の公式ドキュメントを参照してください。
  • SQLiteデータベースを接続するには、SQLiteのdllファイルが必要です。ダウンロード方法は、SQLiteの公式ドキュメントを参照してください。




SQLitePCL.rawは、SQLiteデータベースへのネイティブアクセスを提供する軽量なライブラリです。ADO.NETやEntity Framework Coreなどの他の方法よりも高速で効率的な場合がありますが、コードを書くのが少し複雑になります。

LiteDBは、.NET Frameworkと.NET Coreで使用できるNoSQLデータベースです。SQLiteと同様のファイル形式を使用しますが、JSONドキュメントを保存するなど、いくつかの追加機能を提供します。

RemObjects Data Abstractは、さまざまなデータベースに接続するための抽象化レイヤーを提供する商用ライブラリです。SQLiteを含む多くのデータベースをサポートしており、コードを変更することなくデータベースを切り替えることができます。

どの方法を選択するかは、プロジェクトの要件と開発者のスキルによって異なります。

  • 速度とパフォーマンスが重要な場合は、SQLitePCL.rawまたはLiteDBを使用することを検討してください。
  • 使いやすさと柔軟性を重視する場合は、ADO.NETまたはEntity Framework Coreを使用することを検討してください。
  • さまざまなデータベースに接続する必要がある場合は、RemObjects Data Abstractのような商用ライブラリを使用することを検討してください。
  • 上記の方法以外にも、C#からSQLiteデータベースに接続するためのさまざまなライブラリやツールがあります。ニーズに合ったものを見つけるために、インターネットで検索することをお勧めします。

c# sqlite


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Entity Framework CoreでSQLiteデータベース操作

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