CREATE TABLE ... SELECT ...を使ってテーブルのストレージエンジンを変更する方法

2024-04-02

MariaDBでテーブルをMyISAMからInnoDBに変更する方法

方法1:ALTER TABLEコマンドを使用する

これは最も簡単で安全な方法です。以下のコマンドを実行します。

ALTER TABLE テーブル名 ENGINE=InnoDB;

例:

ALTER TABLE customers ENGINE=InnoDB;

方法2:CREATE TABLE ... SELECT ...を使用する

この方法は、新しいInnoDBテーブルを作成し、データを古いMyISAMテーブルからコピーします。

CREATE TABLE 新しいテーブル名 (
  カラム名11,
  カラム名22,
  ...
) ENGINE=InnoDB;

INSERT INTO 新しいテーブル名
SELECT *
FROM 古いテーブル名;

DROP TABLE 古いテーブル名;
CREATE TABLE customers_innodb (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
) ENGINE=InnoDB;

INSERT INTO customers_innodb
SELECT *
FROM customers;

DROP TABLE customers;

方法3:MySQL Workbenchを使用する

MySQL Workbenchは、GUIでMariaDBを管理できるツールです。

  1. MySQL Workbenchでデータベースに接続します。
  2. データベースツリーでテーブルを右クリックし、「テーブルの編集」を選択します。
  3. 「ストレージエンジン」ドロップダウンリストから「InnoDB」を選択します。
  4. 「適用」をクリックします。

注意事項

  • InnoDBはMyISAMよりも多くのディスク容量を使用します。
  • InnoDBはMyISAMよりもトランザクション処理に優れています。
  • テーブルを変更する前に、必ずバックアップを取ってください。



ALTER TABLE customers ENGINE=InnoDB;
CREATE TABLE customers_innodb (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
) ENGINE=InnoDB;

INSERT INTO customers_innodb
SELECT *
FROM customers;

DROP TABLE customers;



MariaDBでテーブルをMyISAMからInnoDBに変更するその他の方法

方法4:mysqldumpとmysqlimportを使用する

  1. mysqldumpを使用して、MyISAMテーブルをダンプします。
mysqldump -u ユーザー名 -p パスワード データベース名 テーブル名 > テーブル名.sql
  1. mysqlimportを使用して、InnoDBテーブルとしてダンプファイルをインポートします。
mysqlimport -u ユーザー名 -p パスワード データベース名 テーブル名.sql --default-engine=InnoDB

方法5:pt-online-schema-changeを使用する

pt-online-schema-changeは、オンラインでテーブルのスキーマを変更できるツールです。

pt-online-schema-change --user=ユーザー名 --password=パスワード --database=データベース名 --table=テーブル名 --engine=InnoDB
  • これらの方法は、ダウンタイムなしでテーブルを変更できます。
  • これらの方法は、複雑なテーブルスキーマを持つテーブルには適していない場合があります。

MariaDBでテーブルをMyISAMからInnoDBに変更するには、いくつかの方法があります。

各方法にはそれぞれ利点と欠点があるので、要件に合った方法を選択する必要があります。


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