CREATE TABLE ... SELECT ...を使ってテーブルのストレージエンジンを変更する方法
MariaDBでテーブルをMyISAMからInnoDBに変更する方法
方法1:ALTER TABLEコマンドを使用する
これは最も簡単で安全な方法です。以下のコマンドを実行します。
ALTER TABLE テーブル名 ENGINE=InnoDB;
例:
ALTER TABLE customers ENGINE=InnoDB;
方法2:CREATE TABLE ... SELECT ...を使用する
この方法は、新しいInnoDBテーブルを作成し、データを古いMyISAMテーブルからコピーします。
CREATE TABLE 新しいテーブル名 (
カラム名1 型1,
カラム名2 型2,
...
) ENGINE=InnoDB;
INSERT INTO 新しいテーブル名
SELECT *
FROM 古いテーブル名;
DROP TABLE 古いテーブル名;
CREATE TABLE customers_innodb (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
) ENGINE=InnoDB;
INSERT INTO customers_innodb
SELECT *
FROM customers;
DROP TABLE customers;
方法3:MySQL Workbenchを使用する
MySQL Workbenchは、GUIでMariaDBを管理できるツールです。
- MySQL Workbenchでデータベースに接続します。
- データベースツリーでテーブルを右クリックし、「テーブルの編集」を選択します。
- 「ストレージエンジン」ドロップダウンリストから「InnoDB」を選択します。
- 「適用」をクリックします。
注意事項
- InnoDBはMyISAMよりも多くのディスク容量を使用します。
- InnoDBはMyISAMよりもトランザクション処理に優れています。
- テーブルを変更する前に、必ずバックアップを取ってください。
ALTER TABLE customers ENGINE=InnoDB;
CREATE TABLE customers_innodb (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
) ENGINE=InnoDB;
INSERT INTO customers_innodb
SELECT *
FROM customers;
DROP TABLE customers;
MariaDBでテーブルをMyISAMからInnoDBに変更するその他の方法
方法4:mysqldumpとmysqlimportを使用する
- mysqldumpを使用して、MyISAMテーブルをダンプします。
mysqldump -u ユーザー名 -p パスワード データベース名 テーブル名 > テーブル名.sql
- mysqlimportを使用して、InnoDBテーブルとしてダンプファイルをインポートします。
mysqlimport -u ユーザー名 -p パスワード データベース名 テーブル名.sql --default-engine=InnoDB
方法5:pt-online-schema-changeを使用する
pt-online-schema-changeは、オンラインでテーブルのスキーマを変更できるツールです。
pt-online-schema-change --user=ユーザー名 --password=パスワード --database=データベース名 --table=テーブル名 --engine=InnoDB
- これらの方法は、ダウンタイムなしでテーブルを変更できます。
- これらの方法は、複雑なテーブルスキーマを持つテーブルには適していない場合があります。
MariaDBでテーブルをMyISAMからInnoDBに変更するには、いくつかの方法があります。
各方法にはそれぞれ利点と欠点があるので、要件に合った方法を選択する必要があります。
mariadb