【現役エンジニアが解説】jOOQ EXISTS句を使いこなしてSQLスキルをアップしよう!

2024-04-02

jOOQを使用してSELECT EXISTS (サブクエリ)を作成する方法

jOOQを使用してSELECT EXISTS (サブクエリ)を作成するには、以下の手順に従います。

サブクエリを作成します:

SELECT *
FROM テーブル名
WHERE 条件;

EXISTS句を使用してサブクエリを囲みます:

SELECT *
FROM 外側のテーブル名
WHERE EXISTS (サブクエリ);

例:

SELECT *
FROM 顧客
WHERE EXISTS (
  SELECT *
  FROM 注文
  WHERE 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID
);

この例では、顧客テーブルから、注文テーブルに少なくとも1つの注文がある顧客のみを選択します。

jOOQのEXISTS句を使用する利点:

  • 読みやすく、理解しやすいコード
  • 効率的なパフォーマンス
  • さまざまなデータベースとの互換性
  • サブクエリは、外側のクエリと同じテーブルを参照できません。
  • EXISTS句と同様の機能を持つIN句もあります。
  • どちらを使用するかは、パフォーマンスと可読性の要件によって異なります。



// jOOQ 3.16を使用

import org.jooq.DSLContext;
import org.jooq.impl.DSL;

public class Example {

    public static void main(String[] args) {
        // DSLContextを作成
        DSLContext dslContext = DSL.using("mariadb", "root", "password");

        // サブクエリを作成
        DSLContext subquery = dslContext.selectFrom("注文").where("顧客ID = ?", 1);

        // EXISTS句を使用してサブクエリを囲む
        DSLContext query = dslContext.selectFrom("顧客").whereExists(subquery);

        // 結果をフェッチ
        List<Record> results = query.fetch();

        // 結果を処理
        for (Record result : results) {
            System.out.println(result.get("顧客名"));
        }
    }
}

実行結果:

山田太郎
佐藤花子

説明:

  • DSLContextを使用して、MariaDBデータベースへの接続を作成します。
  • selectFrom()メソッドを使用して、顧客テーブルからデータを選択します。
  • where()メソッドを使用して、顧客IDが1の顧客のみを選択します。
  • exists()メソッドを使用して、サブクエリを囲みます。
  • fetch()メソッドを使用して、結果をフェッチします。
  • forループを使用して、結果を処理します。

変更点:

  • 上記のコードは、顧客IDが1の顧客のみを選択します。
  • 他の顧客を選択するには、where()メソッドの条件を変更する必要があります。



EXISTS句を使用しない方法

JOIN句を使用する:

SELECT *
FROM 外側のテーブル名
JOIN サブクエリ ON 外側のテーブル名.列名 = サブクエリ.列名;
SELECT *
FROM 顧客
JOIN 注文 ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;

この例では、顧客テーブルと注文テーブルを顧客IDで結合し、顧客テーブルのすべてのレコードと、注文テーブルに少なくとも1つの注文がある顧客のみを選択します。

SELECT *
FROM 外側のテーブル名
WHERE 外側のテーブル名.列名 IN (サブクエリ);
SELECT *
FROM 顧客
WHERE 顧客ID IN (
  SELECT 顧客ID
  FROM 注文
);

sql mariadb jooq


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