もう悩まない!PostgreSQLでCSVファイルを駆使してデータベースを更新する方法

2024-05-23

PostgreSQLでCSVファイルの値を使って選択行を更新する方法

方法1:COPYコマンドを使う

COPYコマンドは、CSVファイルとデータベース間でデータを簡単にやり取りするための便利なツールです。この方法では、まずCSVファイルを一時的なテーブルに読み込み、その後、UPDATEステートメントを使用して、そのテーブルの値でデータベーステーブルの対応する行を更新します。

手順:

  1. CSVファイルをデータベースに読み込みます。
COPY my_table FROM '/path/to/my_file.csv' DELIMITER ',' CSV HEADER;
  1. UPDATEステートメントを使用して、データベーステーブルの行を更新します。
UPDATE my_table
SET column1 = tmp.column1,
    column2 = tmp.column2
FROM tmp
WHERE my_table.id = tmp.id;

方法2:psqlの\copyコマンドを使う

psql\copyコマンドは、COPYコマンドと同様に、CSVファイルとデータベース間でデータをやり取りすることができます。この方法は、コマンドラインインターフェースを介して操作を行うため、より柔軟性があります。

  1. 以下のコマンドを実行して、CSVファイルを一時的なテーブルに読み込みます。
\copy my_table FROM '/path/to/my_file.csv' DELIMITER ',' CSV HEADER;
    UPDATE my_table
    SET column1 = tmp.column1,
        column2 = tmp.column2
    FROM tmp
    WHERE my_table.id = tmp.id;
    

    注意事項:

    • 上記の例では、my_tableという名前のテーブルと、idcolumn1column2という名前の列を使用しています。使用する名前は、実際のテーブルと列の名前に合わせて変更する必要があります。
    • CSVファイルの列の順序は、データベーステーブルの列の順序と一致する必要があります。
    • データ型が一致しない場合は、エラーが発生する可能性があります。必要に応じて、データ型を明示的に変換する必要があります。

      これらの方法は、PostgreSQLデータベースでCSVファイルの値を使用して選択行を更新するための基本的な方法です。より複雑な要件の場合は、トリガー、関数、または外部スクリプトを使用するなどの、より高度なテクニックが必要になる場合があります。




      PostgreSQLでCSVファイルの値を使って選択行を更新する:サンプルコード

      CSVファイル (data.csv):

      id,name,email
      1,Alice,[email protected]
      2,Bob,[email protected]
      3,Charlie,[email protected]
      4,David,[email protected]
      5,Emily,[email protected]
      

      SQLコード:

      -- 1. CSVファイルを一時テーブルに読み込む
      COPY tmp
      FROM '/path/to/data.csv'
      DELIMITER ','
      CSV
      HEADER;
      
      -- 2. 'name' と 'email' 列を更新
      UPDATE customers
      SET name = tmp.name,
          email = tmp.email
      FROM tmp
      WHERE customers.id = tmp.id;
      
      -- 3. オプション: 一時テーブルを削除
      DROP TABLE tmp;
      

      説明:

      1. 最初のCOPYコマンドは、data.csvファイルをtmpという名前の一時テーブルに読み込みます。
      2. 2番目のUPDATEステートメントは、tmpテーブルの値を使用して、customersテーブルの対応する行を更新します。WHERE句は、更新対象となる行を制限するために使用されます。
      3. 3番目のDROP TABLEコマンドは、オプションで一時テーブルを削除します。
      • このコードは、PostgreSQL 10以降で使用することを想定しています。
      • CSVファイルのパスと名前は、実際のファイルのパスと名前に合わせて変更する必要があります。

      このサンプルコードは、基本的な使用方法を示すものです。より複雑な要件の場合は、必要に応じてコードを修正する必要があります。




      FOREIGN DATA WRAPPERを使用すると、外部データソース(CSVファイルなど)をまるでPostgreSQLテーブルのように扱うことができます。この方法では、UPDATEステートメントを使用して、CSVファイルを直接更新することができます。

      1. CSVファイル用のFOREIGN DATA WRAPPERを作成します。

      例:

      -- 1. CSVファイル用のFOREIGN DATA WRAPPERを作成する
      CREATE FOREIGN DATA WRAPPER my_csv_wrapper
          TYPE csv
          OPTIONS (
              filename '/path/to/data.csv',
              delimiter ','
              header true
          );
      
      -- 2. UPDATEステートメントを使用してCSVファイルを更新する
      UPDATE my_csv_wrapper.customers
      SET name = 'New Name',
          email = '[email protected]'
      WHERE id = 1;
      

      方法 4:plvsqlトリガーを使う

      plvsqlトリガーを使用すると、PostgreSQLデータベース内のイベントに基づいてPL/pgSQLコードを実行することができます。この方法では、トリガーを使用して、CSVファイルから読み込んだ値でデータベーステーブルの行を更新することができます。

      1. CSVファイルから値を読み込むPL/pgSQL関数を作成します。
      2. UPDATEトリガーを作成し、そのトリガーが実行されるときにPL/pgSQL関数を呼び出すようにします。
      -- 1. CSVファイルから値を読み込むPL/pgSQL関数を作成する
      CREATE OR REPLACE FUNCTION update_from_csv()
      RETURNS TRIGGER AS $$
      BEGIN
          UPDATE customers
          SET name = NEW.name,
              email = NEW.email
          FROM csv_table
          WHERE csv_table.id = NEW.id;
      
          RETURN NEW;
      END;
      $$ LANGUAGE plpgsql;
      
      -- 2. UPDATEトリガーを作成する
      CREATE TRIGGER update_customers_from_csv
      BEFORE UPDATE ON customers
      FOR EACH ROW
      EXECUTE PROCEDURE update_from_csv();
      
      • これらの方法は、より高度な知識と経験を必要とします。
      • パフォーマンスとセキュリティ上の考慮事項があります。

        上記以外にも、PostgreSQLでCSVファイルの値を使用して選択行を更新する方法があります。最適な方法は、特定の要件とスキルセットによって異なります。複雑なタスクの場合は、経験豊富なデータベース開発者に相談することをお勧めします。


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