バルクインサート用ライブラリを使ってPostgreSQLに大量のデータを高速挿入する方法

2024-04-02

PostgreSQLへの大量挿入を高速化する3つの方法

COPYコマンドは、ファイルからデータを直接テーブルに読み込むための専用コマンドです。INSERTコマンドよりも高速で効率的に大量のデータ挿入が行えます。

COPYコマンドを使うメリット

  • 高速な処理速度
  • データ形式の変換が不要
  • 少ないメモリ使用量

COPYコマンドの例

COPY テーブル名 (列名1, 列名2, ...)
FROM 'ファイルパス'
DELIMITER ','
CSV;

バルクインサート用のライブラリを使う

PostgreSQLには、pgbulkloadpsqlなど、大量挿入用のライブラリがいくつか用意されています。これらのライブラリを使うと、COPYコマンドよりもさらに高速な処理速度を実現できます。

  • 複雑なデータ形式にも対応
  • 多様なオプション設定

インデックスを一時的に無効にする

テーブルにインデックスが設定されている場合、大量挿入時にインデックスの更新処理が発生するため、処理速度が低下する可能性があります。一時的にインデックスを無効にすることで、挿入速度を向上させることができます。

  • 挿入速度の向上
  • メモリ使用量の削減
ALTER TABLE テーブル名 DISABLE TRIGGER ALL;

注意事項

  • 上記の方法は、それぞれメリットとデメリットがあります。使用する方法は、データ量、データ形式、処理速度などの条件によって異なります。
  • 大量挿入を行う前に、必ずバックアップを取るようにしてください。

PostgreSQLへの大量挿入を高速化するには、COPYコマンド、バルクインサート用ライブラリ、インデックスの一時無効化などの方法があります。それぞれの方法の特徴を理解し、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。




-- テーブル作成
CREATE TABLE テーブル名 (
  列名11,
  列名22,
  ...
);

-- データファイル
-- 例:data.csv

-- COPYコマンド実行
COPY テーブル名 (列名1, 列名2, ...)
FROM 'data.csv'
DELIMITER ','
CSV;

pgbulkloadを使う

-- pgbulkloadコマンド実行
pgbulkload --host localhost --port 5432 --dbname postgres --table テーブル名 --file data.csv --delimiter ','

psqlを使う

-- psqlコマンド実行
psql -h localhost -p 5432 -d postgres -c "\\copy テーブル名 (列名1, 列名2, ...) FROM 'data.csv' WITH DELIMITER ',' CSV"



PostgreSQLへの大量挿入を高速化するその他の方法

テーブルパーティショニングは、テーブルを複数の小さなテーブルに分割する機能です。パーティショニングを使うことで、挿入処理を特定のパーティションに限定することができ、処理速度を向上させることができます。

外部キー制約は、参照整合性を保つために必要な制約です。しかし、大量挿入を行う場合、外部キー制約のチェック処理が処理速度の低下を招くことがあります。一時的に外部キー制約を無効にすることで、挿入速度を向上させることができます。

並列処理を使う

複数のサーバで処理を並列化することで、大量挿入処理を高速化することができます。PostgreSQLには、並列処理用のツールがいくつか用意されています。

データ圧縮を使う

データを圧縮してから挿入することで、データ量を削減し、処理速度を向上させることができます。PostgreSQLには、データ圧縮機能が標準で搭載されています。

インデックスのチューニング

インデックスの設定によっては、挿入処理速度が低下することがあります。インデックスのチューニングを行うことで、挿入処理速度を向上させることができます。


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