Elasticsearchで全件取得:データベース、Elasticsearch、クエリ文字列の関連性

2024-04-02

Elasticsearchクエリで全件取得:データベース、Elasticsearch、クエリ文字列の関連性

  • データベース: データの格納と管理を行うシステム
  • Elasticsearch: 分散型検索エンジン、全文検索、分析、可視化に特化

Elasticsearchクエリ

  • データの検索、取得、分析などに使用するコマンド
  • クエリ文字列:クエリを記述するテキスト

全件取得クエリ

  • インデックス内のすべてのドキュメントを取得
  • 主な用途:
    • データのインポート/エクスポート
    • データの分析
    • インデックス内容の確認
GET /_search
  • シンプルな全件取得
  • デフォルトで最初の10件のみ取得

件数制限と取得位置指定

GET /_search?from=10&size=20
  • from: 取得開始位置
  • size: 取得件数
  • 上記例:11番目から20件取得

クエリ文字列による絞り込み

GET /_search
{
  "query": {
    "match_all": {}
  }
}
  • match_all: 全てのドキュメントにマッチ
  • 条件に合致するドキュメントのみ取得

その他の全件取得方法

  • Scroll API: 大量のデータ取得に有効
  • Snapshot/Restore API: インデックス全体のスナップショット取得と復元

まとめ

  • クエリ文字列で条件指定も可能
  • 用途に合わせて適切な方法を選択

補足

  • 上記は基本的な例であり、状況に合わせて調整が必要

用語解説

  • インデックス: Elasticsearchにおけるデータの集合
  • ドキュメント: インデックスに格納されるデータ単位
  • クエリ: データベースへの問い合わせ



GET /_search

このクエリは、インデックス内のすべてのドキュメントを取得します。デフォルトでは最初の10件のみ取得されますが、sizeパラメータを使用して取得件数を指定できます。

GET /_search?from=10&size=20

このクエリは、11番目から20件までのドキュメントを取得します。fromパラメータは取得開始位置、sizeパラメータは取得件数を指定します。

GET /_search
{
  "query": {
    "match_all": {}
  }
}

このクエリは、すべてのフィールドにマッチするドキュメントを取得します。match_allクエリは、すべてのドキュメントにマッチするため、全件取得と同じ結果になります。

フィールド名指定による絞り込み

GET /_search
{
  "query": {
    "match": {
      "title": "サンプル"
    }
  }
}

このクエリは、titleフィールドが"サンプル"に一致するドキュメントを取得します。

複数条件による絞り込み

GET /_search
{
  "query": {
    "bool": {
      "must": [
        {
          "match": {
            "title": "サンプル"
          }
        },
        {
          "range": {
            "price": {
              "gte": 1000,
              "lte": 2000
            }
          }
        }
      ]
    }
  }
}

このクエリは、titleフィールドが"サンプル"に一致し、priceフィールドが1000から2000までの範囲にあるドキュメントを取得します。

ソート

GET /_search
{
  "query": {
    "match_all": {}
  },
  "sort": [
    {
      "price": {
        "order": "asc"
      }
    }
  ]
}

このクエリは、すべてのドキュメントを取得し、priceフィールドに基づいて昇順にソートします。

ハイライト

GET /_search
{
  "query": {
    "match": {
      "title": "サンプル"
    }
  },
  "highlight": {
    "fields": {
      "title": {}
    }
  }
}

集計

GET /_search
{
  "query": {
    "match_all": {}
  },
  "aggs": {
    "average_price": {
      "avg": {
        "field": "price"
      }
    }
  }
}

スクロールAPI

POST /_search/scroll
{
  "query": {
    "match_all": {}
  },
  "scroll": "5m"
}

このクエリは、すべてのドキュメントを取得し、5分間有効なスクロールIDを返します。スクロールIDを使用して、取得結果を




Elasticsearchで全件取得を行う他の方法

Snapshot/Restore API

メリット

  • インデックス全体のバックアップとして使用できる
  • 非常に大規模なデータセットの取得にも使用できる
  • 取得処理に時間がかかる
  • 取得結果を直接操作できない
# スナップショット作成
PUT /_snapshot/my_snapshot

# スナップショットからの復元
POST /_restore/my_snapshot

CSVエクスポート

Elasticsearchは、データのCSVエクスポート機能を提供しています。

  • 取得結果を簡単に分析できる
  • 外部ツールで処理できる
  • データフォーマットの変換が必要
  • 非常に大規模なデータセットのエクスポートに時間がかかる
GET /_search
?q=*
&scroll=10m
&format=csv

クライアントライブラリ

Elasticsearch公式クライアントライブラリを使用することで、より柔軟な全件取得処理を行うことができます。

  • 複雑な条件指定や取得処理を記述できる
  • プログラミング知識が必要
from elasticsearch import Elasticsearch

es = Elasticsearch()

# 全件取得
results = es.search(index="my_index", query={"match_all": {}})

# 取得結果の処理
for hit in results["hits"]["hits"]:
  print(hit["_source"])

Elasticsearchで全件取得を行うには、さまざまな方法があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、目的に合致した方法を選択する必要があります。


database elasticsearch query-string


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