SQLite に CSV ファイルからデータを追記する方法:3 つの簡単な方法とその他のオプション

2024-06-22

SQLite に CSV ファイルからデータを追記する方法

INSERT ステートメントを使用する

最も基本的な方法は、INSERT ステートメントを使用して、CSV ファイルの各行を個々のレコードとして挿入する方法です。 以下のコード例は、data.csv という名前の CSV ファイルから customers という名前のテーブルにデータを追記する方法を示しています。

-- customers テーブルが存在しない場合は作成する
CREATE TABLE IF NOT EXISTS customers (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  name TEXT,
  email TEXT
);

-- CSV ファイルからデータを挿入する
INSERT INTO customers (name, email)
SELECT *
FROM 'data.csv'
WHERE id > (SELECT MAX(id) FROM customers);

このコードは、以下の処理を行います。

  1. customers テーブルが存在しない場合は、id, name, email という 3 つの列を持つテーブルを作成します。
  2. data.csv ファイルからすべての行を customers テーブルに挿入します。
  3. すでにテーブルに存在するレコードを重複して挿入しないように、id が既存の最大 ID より大きい行のみを挿入します。

ポイント:

  • CSV ファイルの列名とテーブルの列名の一致に注意する必要があります。
  • 文字コードの問題が発生する可能性があるため、必要に応じて encoding オプションを指定する必要があります。

SQLITE_IMPORT モジュールを使用する

SQLite には、SQLITE_IMPORT モジュールと呼ばれる、CSV ファイルをより簡単にインポートするためのモジュールが用意されています。 以下のコード例は、data.csv という名前の CSV ファイルを customers という名前のテーブルに追記する方法を示しています。

-- SQLITE_IMPORT モジュールをロードする
LOAD MODULE 'sqlite_import';

-- CSV ファイルからデータを挿入する
.import 'data.csv' customers;
  1. sqlite_import モジュールをロードします。
  • SQLITE_IMPORT モジュールは、デフォルトでは有効になっていません。有効にするには、SQLite データベースを開く前に PRAGMA load_extension('sqlite_import'); ステートメントを実行する必要があります。
  • SQLITE_IMPORT モジュールは、INSERT ステートメントよりも高速にインポートできる可能性があります。

Python ライブラリを使用する

Python を使用している場合は、csvsqlite3 などのライブラリを使用して、CSV ファイルを SQLite データベースに簡単にインポートできます。 以下のコード例は、data.csv という名前の CSV ファイルを customers という名前のテーブルに追記する方法を示しています。

import csv
import sqlite3

# データベース接続を開く
connection = sqlite3.connect('database.db')
cursor = connection.cursor()

# CSV ファイルからデータを読み込む
with open('data.csv', 'r') as csvfile:
    reader = csv.reader(csvfile)
    next(reader)  # ヘッダー行をスキップする
    for row in reader:
        # データを挿入する
        cursor.execute('INSERT INTO customers (name, email) VALUES (?, ?)', row)

# 変更をコミットしてデータベースを閉じる
connection.commit()
connection.close()
  1. sqlite3 モジュールを使用して、database.db という名前の SQLite データベースへの接続を開きます。
  2. csv モジュールを使用して、data.csv という名前の CSV ファイルを開きます。
  3. CSV ファイルの各行をループし、各行のデータを customers テーブルに挿入します。
  4. 変更を database.db データベースにコミットして、接続を閉じます。
  • この方法は、より複雑なデータ変換や処理が必要な場合に役立ちます。
  • Python に慣れていない場合は、INSERT ステートメントまたは SQLITE_IMPORT モジュールを使用する方が簡単かもしれません。

どの方法を選択するかは、データの量、必要な処理の複雑さ、および個人的な好みによって異なります。




サンプルコード:SQLite に CSV ファイルからデータを追記する方法

INSERT ステートメントを使用する

この方法は、CSV ファイルの各行を個々のレコードとして挿入する最も基本的な方法です。

例:

-- customers テーブルが存在しない場合は作成する
CREATE TABLE IF NOT EXISTS customers (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  name TEXT,
  email TEXT
);

-- CSV ファイルからデータを挿入する
INSERT INTO customers (name, email)
SELECT *
FROM 'data.csv'
WHERE id > (SELECT MAX(id) FROM customers);

説明:

      SQLITE_IMPORT モジュールを使用する

      この方法は、SQLITE_IMPORT モジュールを使用して、CSV ファイルをより簡単にインポートする方法です。

      -- SQLITE_IMPORT モジュールをロードする
      LOAD MODULE 'sqlite_import';
      
      -- CSV ファイルからデータを挿入する
      .import 'data.csv' customers;
      

          Python ライブラリを使用する

          この方法は、Python ライブラリを使用して、CSV ファイルを SQLite データベースに簡単にインポートする方法です。

          import csv
          import sqlite3
          
          # データベース接続を開く
          connection = sqlite3.connect('database.db')
          cursor = connection.cursor()
          
          # CSV ファイルからデータを読み込む
          with open('data.csv', 'r') as csvfile:
              reader = csv.reader(csvfile)
              next(reader)  # ヘッダー行をスキップする
              for row in reader:
                  # データを挿入する
                  cursor.execute('INSERT INTO customers (name, email) VALUES (?, ?)', row)
          
          # 変更をコミットしてデータベースを閉じる
          connection.commit()
          connection.close()
          

              これらのサンプルコードはあくまでも参考であり、状況に合わせて調整する必要があることに注意してください。




              シェルスクリプトを使用する

              Bash などのシェルスクリプトを使用して、sqlite3 コマンドラインツールと CSV ツールを組み合わせることで、CSV ファイルを SQLite データベースにインポートすることができます。 この方法は、特に繰り返し行う必要があるインポート処理を自動化する場合に役立ちます。

              GUI ツールを使用する

              SQLite Studio や DB Browser for SQLite などの GUI ツールを使用すると、CSV ファイルを SQLite データベースに簡単にインポートできます。 これらのツールは、初心者にとって使いやすいグラフィカル インターフェースを提供しており、データの表示、編集、クエリなども簡単に行うことができます。

              クラウドベースのソリューションを使用する

              Google Sheets や Zoho Sheet など、クラウドベースのスプレッドシートアプリケーションの中には、データを SQLite データベースにエクスポートできるものがあります。 この方法は、特にスプレッドシートでデータを管理していて、それを SQLite データベースで分析したい場合に役立ちます。

              StitchData や Talend など、より高度な ETL (Extract, Transform, Load) ツールを使用すると、CSV ファイルから SQLite データベースへの複雑なデータインポートを処理することができます。 これらのツールは、データの変換、クリーニング、マッピングなど、さまざまな機能を提供しており、大規模なデータセットを扱う場合に役立ちます。

                上記以外にも、様々な方法やツールが用意されていますので、ご自身のニーズに合った方法を見つけてみてください。


                sqlite


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