MariaDB - データ整合性を保ちながらマスタースレーブ環境でパーティションを管理する

2024-04-16

MariaDB - マスタースレーブ環境でパーティションをドロップする方法

MariaDBのマスタースレーブ環境で、マスター側のみでパーティションをドロップする方法を紹介します。スレーブ側ではパーティションが保持されたままとなり、データの整合性を保ちます。

手順

  1. スレーブの複製を停止する
STOP SLAVE;
  1. マスター側でパーティションをドロップする
ALTER TABLE table_name DROP PARTITION partition_name;
  1. マスター側で複製を再開する
START SLAVE;
START SLAVE IO THREAD;

詳細

  • マスター側でパーティションをドロップする前に、スレーブ側の複製を停止する必要があります。これは、スレーブ側がドロップされたパーティションを含むデータを受信しないようにするためです。
  • マスター側で複製を再開する前に、スレーブ側の複製を再開する必要はありません。スレーブ側は、マスター側が最後に複製した時点からデータの複製を再開します。
  • この方法は、オンライン操作として実行できます。つまり、テーブルをロックする必要はありません。

注意事項

  • この方法は、MariaDB 10.1以降でのみ使用できます。
  • ドロップするパーティションにデータが含まれている場合は、事前にデータを削除する必要があります。
  • ドロップするパーティションがプライマリキーの一部である場合は、事前にプライマリキーを変更する必要があります。

補足

この方法は、MariaDB以外のデータベース管理システムでも同様に適用できる場合があります。ただし、具体的なコマンドや構文はデータベース管理システムによって異なる場合があります。




-- スレーブの複製を停止する
STOP SLAVE;

-- パーティションをドロップする
ALTER TABLE my_table DROP PARTITION 2024_Q1;

-- 複製を再開する
START SLAVE;

スレーブ側

-- 複製を再開する
START SLAVE IO THREAD;

説明

  • このコードは、my_table テーブルの 2024_Q1 パーティションをドロップする例です。
  • スレーブ側では、2024_Q1 パーティションは保持されたままとなります。
  • 実際のコードは、使用するデータベース管理システムやテーブル名に合わせて変更する必要があります。
  • このコードを実行する前に、必ずバックアップを取ってください。
  • このコードは、テスト環境で実行することをお勧めします。
  • このコードを実行する前に、MariaDBのドキュメントを参照してください。



MariaDB - マスタースレーブ環境でパーティションをドロップするその他の方法

MariaDBのマスタースレーブ環境で、マスター側のみでパーティションをドロップする方法には、以下の方法があります。

  • 上記の方法
  • パーティション交換
  • パーティションテーブルの変更

各方法の詳細

  • 前述の通り、スレーブ側の複製を停止してからマスター側でパーティションをドロップし、その後複製を再開する方法です。
  • シンプルで分かりやすい方法ですが、スレーブ側の複製を停止する必要があるため、ダウンタイムが発生する可能性があります。
  • ドロップしたいパーティションと新しいパーティションを交換する方法です。
  • スレーブ側の複製を停止する必要がなく、ダウンタイムが発生しません。
  • ただし、新しいパーティションを作成する必要があるため、処理が複雑になります。
  • パーティションテーブルを変更して、ドロップしたいパーティションを無効にする方法です。
  • ダウンタイムの許容範囲
  • 処理の複雑さ
  • 技術的な知識

ダウンタイムの許容範囲が短い場合は、パーティション交換またはパーティションテーブルの変更を選択する必要があります。


mariadb


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