MariaDB - データ整合性を保ちながらマスタースレーブ環境でパーティションを管理する
MariaDB - マスタースレーブ環境でパーティションをドロップする方法
MariaDBのマスタースレーブ環境で、マスター側のみでパーティションをドロップする方法を紹介します。スレーブ側ではパーティションが保持されたままとなり、データの整合性を保ちます。
手順
- スレーブの複製を停止する
STOP SLAVE;
- マスター側でパーティションをドロップする
ALTER TABLE table_name DROP PARTITION partition_name;
- マスター側で複製を再開する
START SLAVE;
START SLAVE IO THREAD;
詳細
- マスター側でパーティションをドロップする前に、スレーブ側の複製を停止する必要があります。これは、スレーブ側がドロップされたパーティションを含むデータを受信しないようにするためです。
- マスター側で複製を再開する前に、スレーブ側の複製を再開する必要はありません。スレーブ側は、マスター側が最後に複製した時点からデータの複製を再開します。
- この方法は、オンライン操作として実行できます。つまり、テーブルをロックする必要はありません。
注意事項
- この方法は、MariaDB 10.1以降でのみ使用できます。
- ドロップするパーティションにデータが含まれている場合は、事前にデータを削除する必要があります。
- ドロップするパーティションがプライマリキーの一部である場合は、事前にプライマリキーを変更する必要があります。
補足
この方法は、MariaDB以外のデータベース管理システムでも同様に適用できる場合があります。ただし、具体的なコマンドや構文はデータベース管理システムによって異なる場合があります。
-- スレーブの複製を停止する
STOP SLAVE;
-- パーティションをドロップする
ALTER TABLE my_table DROP PARTITION 2024_Q1;
-- 複製を再開する
START SLAVE;
スレーブ側
-- 複製を再開する
START SLAVE IO THREAD;
説明
- このコードは、
my_table
テーブルの2024_Q1
パーティションをドロップする例です。 - スレーブ側では、
2024_Q1
パーティションは保持されたままとなります。 - 実際のコードは、使用するデータベース管理システムやテーブル名に合わせて変更する必要があります。
- このコードを実行する前に、必ずバックアップを取ってください。
- このコードは、テスト環境で実行することをお勧めします。
- このコードを実行する前に、MariaDBのドキュメントを参照してください。
MariaDB - マスタースレーブ環境でパーティションをドロップするその他の方法
MariaDBのマスタースレーブ環境で、マスター側のみでパーティションをドロップする方法には、以下の方法があります。
- 上記の方法
- パーティション交換
- パーティションテーブルの変更
各方法の詳細
- 前述の通り、スレーブ側の複製を停止してからマスター側でパーティションをドロップし、その後複製を再開する方法です。
- シンプルで分かりやすい方法ですが、スレーブ側の複製を停止する必要があるため、ダウンタイムが発生する可能性があります。
- ドロップしたいパーティションと新しいパーティションを交換する方法です。
- スレーブ側の複製を停止する必要がなく、ダウンタイムが発生しません。
- ただし、新しいパーティションを作成する必要があるため、処理が複雑になります。
- パーティションテーブルを変更して、ドロップしたいパーティションを無効にする方法です。
- ダウンタイムの許容範囲
- 処理の複雑さ
- 技術的な知識
ダウンタイムの許容範囲が短い場合は、パーティション交換またはパーティションテーブルの変更を選択する必要があります。
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