PostgreSQL:配列が空かどうかをスマートに判定!4つの主要テクニック徹底解説

2024-06-24

PostgreSQLで配列が空かどうかを確認する方法

array_length() 関数を使う

最も基本的な方法は、array_length() 関数を使って配列の長さを取得し、それが 0 であるかどうかを確認する方法です。

SELECT array_length(array_variable) IS 0 AS is_empty;

このクエリは、array_variable という名前の配列が空かどうかを調べ、is_empty という名前の列に結果を出力します。

= ANY() 演算子を使って、空配列と比較する方法もあります。

SELECT array_variable = '{}' AS is_empty;

NULL チェックを使う

PostgreSQLの配列は、値が NULL であることも空であることを意味します。そのため、NULL チェックを使って空の配列かどうかを確認することもできます。

SELECT array_variable IS NULL AS is_empty;

結合を使う

上記のいずれの方法よりも複雑ですが、結合を使って空の配列かどうかを確認する方法もあります。

SELECT *
FROM your_table
WHERE your_array_column = (SELECT NULL);

このクエリは、your_table テーブルの your_array_column 列が NULL である行をすべて選択します。これは、その列の値が空の配列であることを意味します。

  • シンプルでわかりやすい方法が必要な場合は、array_length() 関数を使うのがおすすめです。
  • 空の配列と厳密に比較する必要がある場合は、= ANY() 演算子を使うのがおすすめです。
  • 配列が NULL であるかどうかを明確に知りたい場合は、NULL チェックを使うのがおすすめです。
  • 結合が必要な場合は、結合を使うことができますが、他の方法よりも複雑になるため、注意が必要です。

PostgreSQLで配列が空かどうかを確認するには、いくつかの方法があります。それぞれの方法の特徴と使い分けを理解し、状況に応じて適切な方法を選択してください。




    PostgreSQLで配列が空かどうかを確認するサンプルコード

    -- サンプルデータを作成
    CREATE TABLE my_table (
      id SERIAL PRIMARY KEY,
      array_column INT[]
    );
    
    INSERT INTO my_table (array_column) VALUES ({1, 2, 3});
    INSERT INTO my_table (array_column) VALUES ();
    
    -- 配列が空かどうかを確認
    SELECT id, array_column, array_length(array_column) IS 0 AS is_empty
    FROM my_table;
    

    このコードは、my_table という名前のテーブルを作成し、2 つの行を挿入します。最初の行は 1, 2, 3 という値を持つ配列列を持ち、2 番目の行は空の配列列を持っています。次に、array_length() 関数を使って各行の配列の長さを取得し、それが 0 であるかどうかを確認します。

    出力:

    id | array_column | is_empty
    ----+-------------+---------
    1  | {1,2,3}     | f
    2  | {}           | t
    

    = ANY() 演算子を使う

    -- サンプルデータと同じ
    
    -- 配列が空かどうかを確認
    SELECT id, array_column, array_column = '{}' AS is_empty
    FROM my_table;
    

    このコードは、上記のサンプルコードと同じサンプルデータを使用し、= ANY() 演算子を使って各行の配列が空の配列 {} と等しいかどうかを確認します。

    id | array_column | is_empty
    ----+-------------+---------
    1  | {1,2,3}     | f
    2  | {}           | t
    
    -- サンプルデータと同じ
    
    -- 配列が空かどうかを確認
    SELECT id, array_column, array_column IS NULL AS is_empty
    FROM my_table;
    
    id | array_column | is_empty
    ----+-------------+---------
    1  | {1,2,3}     | f
    2  | {}           | t
    
    -- サンプルデータと同じ
    
    -- 配列が空かどうかを確認
    SELECT *
    FROM my_table
    WHERE array_column = (SELECT NULL);
    
    id | array_column
    ----+-------------
    2  | {}
    

    これらのサンプルコードは、PostgreSQLで配列が空かどうかを確認する基本的な方法を示しています。状況に応じて適切な方法を選択してください。




    PostgreSQLで配列が空かどうかを確認するその他の方法

    CARDINALITY() 関数は、配列の要素数を返す関数です。この関数を使って、配列の要素数が 0 であるかどうかを確認できます。

    SELECT array_variable IS NULL OR CARDINALITY(array_variable) = 0 AS is_empty;
    

    COALESCE() 関数と = ANY() 演算子を使う

    COALESCE() 関数は、最初の引数が NULL である場合は 2 番目の引数、そうでない場合は最初の引数を返す関数です。この関数と = ANY() 演算子を使って、空の配列かどうかを確認できます。

    SELECT array_variable = COALESCE(array_variable, '{}') AS is_empty;
    

    EXISTS() サブクエリを使って、配列に要素が存在するかどうかを確認できます。要素が存在しない場合は、配列は空であるとみなされます。

    SELECT NOT EXISTS (
      SELECT 1
      FROM unnest(array_variable)
    ) AS is_empty;
    

    CASE 式を使って、配列が空かどうかを確認できます。

    SELECT
      CASE WHEN array_variable IS NULL OR CARDINALITY(array_variable) = 0 THEN TRUE ELSE FALSE END AS is_empty
    FROM your_table;
    

    これらの方法は、それぞれ長所と短所があります。状況に応じて適切な方法を選択してください。


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    PostgreSQL配列:=演算子、ANYキーワード、EXISTSキーワード、CONTAINS演算子、OVERLAPS`演算子

    = 演算子最も簡単な方法は、= 演算子を使用して、配列内の要素と比較することです。例:このクエリは、interests 列に 音楽 と 映画 という値を含むすべてのユーザーを返します。ANY キーワードを使用して、配列内の任意の要素と比較することもできます。


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