PostgreSQL:配列が空かどうかをスマートに判定!4つの主要テクニック徹底解説
PostgreSQLで配列が空かどうかを確認する方法
array_length() 関数を使う
最も基本的な方法は、array_length()
関数を使って配列の長さを取得し、それが 0 であるかどうかを確認する方法です。
SELECT array_length(array_variable) IS 0 AS is_empty;
このクエリは、array_variable
という名前の配列が空かどうかを調べ、is_empty
という名前の列に結果を出力します。
= ANY()
演算子を使って、空配列と比較する方法もあります。
SELECT array_variable = '{}' AS is_empty;
NULL チェックを使う
PostgreSQLの配列は、値が NULL
であることも空であることを意味します。そのため、NULL
チェックを使って空の配列かどうかを確認することもできます。
SELECT array_variable IS NULL AS is_empty;
結合を使う
上記のいずれの方法よりも複雑ですが、結合を使って空の配列かどうかを確認する方法もあります。
SELECT *
FROM your_table
WHERE your_array_column = (SELECT NULL);
このクエリは、your_table
テーブルの your_array_column
列が NULL
である行をすべて選択します。これは、その列の値が空の配列であることを意味します。
- シンプルでわかりやすい方法が必要な場合は、
array_length()
関数を使うのがおすすめです。 - 空の配列と厳密に比較する必要がある場合は、
= ANY()
演算子を使うのがおすすめです。 - 配列が
NULL
であるかどうかを明確に知りたい場合は、NULL
チェックを使うのがおすすめです。 - 結合が必要な場合は、結合を使うことができますが、他の方法よりも複雑になるため、注意が必要です。
PostgreSQLで配列が空かどうかを確認するには、いくつかの方法があります。それぞれの方法の特徴と使い分けを理解し、状況に応じて適切な方法を選択してください。
PostgreSQLで配列が空かどうかを確認するサンプルコード
-- サンプルデータを作成
CREATE TABLE my_table (
id SERIAL PRIMARY KEY,
array_column INT[]
);
INSERT INTO my_table (array_column) VALUES ({1, 2, 3});
INSERT INTO my_table (array_column) VALUES ();
-- 配列が空かどうかを確認
SELECT id, array_column, array_length(array_column) IS 0 AS is_empty
FROM my_table;
このコードは、my_table
という名前のテーブルを作成し、2 つの行を挿入します。最初の行は 1, 2, 3
という値を持つ配列列を持ち、2 番目の行は空の配列列を持っています。次に、array_length()
関数を使って各行の配列の長さを取得し、それが 0 であるかどうかを確認します。
出力:
id | array_column | is_empty
----+-------------+---------
1 | {1,2,3} | f
2 | {} | t
= ANY() 演算子を使う
-- サンプルデータと同じ
-- 配列が空かどうかを確認
SELECT id, array_column, array_column = '{}' AS is_empty
FROM my_table;
このコードは、上記のサンプルコードと同じサンプルデータを使用し、= ANY()
演算子を使って各行の配列が空の配列 {}
と等しいかどうかを確認します。
id | array_column | is_empty
----+-------------+---------
1 | {1,2,3} | f
2 | {} | t
-- サンプルデータと同じ
-- 配列が空かどうかを確認
SELECT id, array_column, array_column IS NULL AS is_empty
FROM my_table;
id | array_column | is_empty
----+-------------+---------
1 | {1,2,3} | f
2 | {} | t
-- サンプルデータと同じ
-- 配列が空かどうかを確認
SELECT *
FROM my_table
WHERE array_column = (SELECT NULL);
id | array_column
----+-------------
2 | {}
これらのサンプルコードは、PostgreSQLで配列が空かどうかを確認する基本的な方法を示しています。状況に応じて適切な方法を選択してください。
PostgreSQLで配列が空かどうかを確認するその他の方法
CARDINALITY()
関数は、配列の要素数を返す関数です。この関数を使って、配列の要素数が 0 であるかどうかを確認できます。
SELECT array_variable IS NULL OR CARDINALITY(array_variable) = 0 AS is_empty;
COALESCE() 関数と = ANY() 演算子を使う
COALESCE()
関数は、最初の引数が NULL
である場合は 2 番目の引数、そうでない場合は最初の引数を返す関数です。この関数と = ANY()
演算子を使って、空の配列かどうかを確認できます。
SELECT array_variable = COALESCE(array_variable, '{}') AS is_empty;
EXISTS()
サブクエリを使って、配列に要素が存在するかどうかを確認できます。要素が存在しない場合は、配列は空であるとみなされます。
SELECT NOT EXISTS (
SELECT 1
FROM unnest(array_variable)
) AS is_empty;
CASE
式を使って、配列が空かどうかを確認できます。
SELECT
CASE WHEN array_variable IS NULL OR CARDINALITY(array_variable) = 0 THEN TRUE ELSE FALSE END AS is_empty
FROM your_table;
これらの方法は、それぞれ長所と短所があります。状況に応じて適切な方法を選択してください。
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