PostgreSQLで過去10日間のレコードを抽出!WHERE句とdate_trunc関数を使いこなそう

2024-04-02

PostgreSQLで過去10日間のレコードを一覧表示する方法

このチュートリアルでは、PostgreSQLを使用して過去10日間のレコードを一覧表示する2つの方法を説明します。

方法1:WHERE句とCURRENT_DATE関数を使用する

この方法は、CURRENT_DATE関数を使用して現在の日付を取得し、WHERE句で比較することで過去10日間のレコードを抽出します。

手順

  1. PostgreSQLクライアントに接続します。
  2. 以下のSQLクエリを実行します。
SELECT *
FROM テーブル名
WHERE 作成日 >= CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days';

解説

  • *: テーブルのすべての列を選択します。
  • テーブル名: レコードを取得するテーブルの名前を指定します。
  • 作成日: 比較対象となる日付列の名前を指定します。
  • CURRENT_DATE: 現在の日付を取得します。
  • INTERVAL '10 days': 現在の日付から10日前の日付を取得します。
  • >=: 比較演算子で、作成日が10日前の日付以上であることを意味します。

ordersテーブルにcreated_atという日付列があると仮定します。過去10日間の注文を一覧表示するには、以下のクエリを実行します。

SELECT *
FROM orders
WHERE created_at >= CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days';

この方法は、date_trunc関数を使用して日付を切り捨て、過去10日間のレコードを抽出します。

SELECT *
FROM テーブル名
WHERE date_trunc('day', 作成日) >= CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days';
  • date_trunc('day', 作成日): 作成日を日単位で切り捨てます。
SELECT *
FROM orders
WHERE date_trunc('day', created_at) >= CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days';
  • 方法1はシンプルで分かりやすいですが、日付列のデータ型がdate型でない場合、エラーが発生する可能性があります。
  • 方法2はデータ型に依存せず使用できますが、date_trunc関数はデータベースによって異なる場合があるので、注意が必要です。



-- テーブル名: orders
-- 作成日: created_at (timestamp型)

SELECT *
FROM orders
WHERE created_at >= CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days';

結果

| order_id | customer_id | product_id | created_at |
|---|---|---|---|
| 1 | 10 | 100 | 2024-03-18 |
| 2 | 11 | 101 | 2024-03-19 |
| 3 | 12 | 102 | 2024-03-20 |
| ... | ... | ... | ... |

方法2:date_trunc関数を使用する

-- テーブル名: orders
-- 作成日: created_at (timestamp型)

SELECT *
FROM orders
WHERE date_trunc('day', created_at) >= CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days';
| order_id | customer_id | product_id | created_at |
|---|---|---|---|
| 1 | 10 | 100 | 2024-03-18 |
| 2 | 11 | 101 | 2024-03-19 |
| 3 | 12 | 102 | 2024-03-20 |
| ... | ... | ... | ... |

補足

  • 上記のサンプルコードは、ordersテーブルにcreated_atというtimestamp型の列があることを前提としています。
  • 他のデータ型を使用する場合は、WHERE句の比較演算子を調整する必要があります。
  • 例えば、created_at列がdate型の場合、比較演算子を=に変更する必要があります。
SELECT *
FROM orders
WHERE created_at = CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days';



PostgreSQLで過去10日間のレコードを一覧表示するその他の方法

generate_series関数を使用して、過去10日間のすべての日期を生成し、IN句で比較することで過去10日間のレコードを抽出します。

SELECT *
FROM テーブル名
WHERE 作成日 IN (
  SELECT generate_series(CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days', CURRENT_DATE, INTERVAL '1 day')
);
  • generate_series(CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days', CURRENT_DATE, INTERVAL '1 day'): 過去10日間のすべての日期を生成します。
SELECT *
FROM orders
WHERE created_at IN (
  SELECT generate_series(CURRENT_DATE - INTERVAL '10 days', CURRENT_DATE, INTERVAL '1 day')
);

方法4:subqueryを使用する

過去10日間のレコードを抽出するサブクエリを作成し、メインクエリで結合することで過去10日間のレコードを一覧表示します。

SELECT *
FROM テーブル名
WHERE 作成日 >= (
  SELECT date_trunc('day', CURRENT_DATE) - INTERVAL '10 days'
);
  • (SELECT date_trunc('day', CURRENT_DATE) - INTERVAL '10 days'): 過去10日前の日付を取得します。
SELECT *
FROM orders
WHERE created_at >= (
  SELECT date_trunc('day', CURRENT_DATE) - INTERVAL '10 days'
);
  • 方法3は、過去10日間のすべてのレコードを確実に抽出できますが、他の方法よりも処理速度が遅くなる可能性があります。
  • 方法4は、処理速度が速いですが、過去10日間にレコードがない場合は何も表示されません。

sql postgresql


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