SQLiteでテーブルをソートするその他の方法:CASE式、サブクエリ、ウィンドウ関数

2024-05-10

SQLiteでテーブルをソートする方法

SQLiteでは、ORDER BY句を使ってテーブルデータをソートできます。この句は、SELECTクエリ内に記述し、ソートする列を指定します。昇順ソートの場合はASC、降順ソートの場合はDESCをキーワードとして使用します。

基本的な構文

SELECT * FROM table_name
ORDER BY column_name ASC|DESC;

下記の例では、customersテーブルをname列で昇順にソートし、結果をすべて表示します。

SELECT * FROM customers
ORDER BY name ASC;

複数の列でソートするには、,を使って列を区切ります。左側の列から順にソートが行われます。

SELECT * FROM customers
ORDER BY country, city, name;

NULL値は、ソート結果の最後に表示されます。昇順ソートの場合は一番下、降順ソートの場合は一番上に表示されます。

注意点

  • ORDER BY句は、SELECTクエリの最後に記述する必要があります。
  • ソートする列は、SELECTクエリで選択された列である必要があります。
  • 主キーでソートすると、インデックスが有効活用され、処理速度が向上します。

その他のソート方法

上記以外にも、SQLiteでは様々なソート方法があります。

  • CASE式を使ったソート
  • サブクエリを使ったソート
  • ウィンドウ関数を使ったソート

これらの方法は、より複雑なソート処理を行う場合に役立ちます。

SQLiteでは、ORDER BY句を使って簡単にテーブルをソートできます。基本的な構文を理解すれば、様々なソート処理を行うことができます。




以下に、SQLiteでテーブルをソートするサンプルコードを示します。

例1:customersテーブルを名前で昇順ソート

-- customersテーブルが存在し、name、country、city列を持つと仮定
SELECT *
FROM customers
ORDER BY name ASC;

このクエリは、customersテーブルのすべてのデータを取得し、name列で昇順にソートして表示します。

例2:employeesテーブルを給与と部署でソート

-- employeesテーブルが存在し、salary、department列を持つと仮定
SELECT name, salary, department
FROM employees
ORDER BY salary DESC, department ASC;

このクエリは、employeesテーブルから名前、給与、部署列を取得し、給与で降順、部署で昇順にソートして表示します。

例3:productsテーブルを価格帯でソート

-- productsテーブルが存在し、price列を持つと仮定
SELECT product_id, name, price
FROM products
WHERE price BETWEEN 1000 AND 5000
ORDER BY price ASC;

このクエリは、productsテーブルから商品ID、名前、価格列を取得し、価格が1000円以上5000円以下の商品のみを選択し、価格で昇順にソートして表示します。

実行方法

これらのコードを実行するには、以下の手順が必要です。

  1. SQLiteデータベースファイルを開きます。
  2. 上記のコードをSQLクエリエディタに入力します。
  3. コードを実行します。

コードを実行すると、ソート結果がテーブル形式で表示されます。

上記は、SQLiteでテーブルをソートするほんの一例です。ORDER BY句とその他のオプションを組み合わせることで、様々なソート処理を行うことができます。

ご自身のニーズに合わせて、適切な方法を選択してください。




SQLiteでテーブルをソートするその他の方法

前述の基本的な方法に加え、SQLiteでテーブルをソートするには、以下の方法があります。

CASE式を使用して、列の値に基づいてカスタムソート順序を定義できます。

例:顧客テーブルをステータスと名前でソート

SELECT *
FROM customers
ORDER BY CASE status
           WHEN 'active' THEN 1
           WHEN 'inactive' THEN 2
           ELSE 3
         END,
         name ASC;

このクエリは、customersテーブルをまずステータス(アクティブ、非アクティブ、その他)で昇順にソートし、次に名前で昇順にソートします。

サブクエリを使用して、ソート基準を動的に生成できます。

例:在庫数が多い商品を5件ソート

SELECT product_id, name, quantity
FROM products
ORDER BY (
  SELECT COUNT(*)
  FROM order_details
  WHERE product_id = products.product_id
);

このクエリは、productsテーブルから商品ID、名前、数量列を取得し、各商品の注文詳細件数をサブクエリで算出し、その件数で降順にソートして上位5件を表示します。

ウィンドウ関数を使用して、集計結果に基づいてソートできます。

例:各カテゴリーの売上高上位商品をソート

SELECT product_id, name, category, SUM(quantity * price) AS total_sales
FROM products
JOIN order_details ON products.product_id = order_details.product_id
GROUP BY product_id, name, category
ORDER BY category, total_sales DESC
WINDOW BY category;

このクエリは、productsテーブルとorder_detailsテーブルを結合し、商品ID、名前、カテゴリー、数量、価格列を取得し、カテゴリーごとに商品ごとの売上高を計算し、カテゴリーごとに売上高で降順にソートして表示します。


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