【初心者向け】MariaDB init スクリプトの使い方:ステップバイステップガイド

2024-06-26

概要

種類

MariaDB init スクリプトには、主に2種類あります。

  1. システム init スクリプト:

    • オペレーティングシステムのパッケージマネージャーによってインストールおよび管理されます。
    • サーバーの起動と停止を制御します。
    • /etc/init.d などのディレクトリに配置されます。
    • MariaDBサーバーのデータディレクトリ (/var/lib/mysql) に配置されます。
    • サーバー起動時に実行され、データベースの設定、ユーザーの作成、初期データのロードなどのタスクを実行します。
    • .sql または .sh ファイル形式で記述されます。

用途

  • データベースの設定:
    • ユーザーの作成:
      • 初期データのロード:
        • セキュリティの強化:
          • カスタム設定の適用:

            作成方法

            • テキストエディタを使用して作成:
              • ツールを使用して作成:

                注意事項

                • 権限:
                  • 構文:
                    • セキュリティ:
                      • テスト:

                        MariaDB init スクリプトの詳細については、以下のリソースを参照してください。

                          MariaDB init スクリプトは、MariaDBサーバーの起動と初期化プロセスを制御するために使用できる強力なツールです。これらのスクリプトを使用して、データベースの設定、ユーザーの作成、初期データのロード、セキュリティの強化、カスタム設定の適用などを行うことができます。




                          MariaDB init スクリプト:サンプルコード

                          システム init スクリプト(/etc/init.d/mariadb)

                          #!/bin/bash
                          
                          # MariaDB init スクリプト
                          
                          # サービス名
                          SERVICE_NAME=mariadb
                          
                          # データディレクトリ
                          DATA_DIR=/var/lib/mysql
                          
                          # 設定ファイル
                          CONFIG_FILE=/etc/my.cnf
                          
                          # 起動オプション
                          START_OPTIONS="--datadir $DATA_DIR --pid-file=/var/run/mariadb/$SERVICE_NAME.pid --basedir=/usr/local/mysql"
                          
                          # 停止オプション
                          STOP_OPTIONS=""
                          
                          # ログファイル
                          LOG_FILE=/var/log/mariadb/$SERVICE_NAME.log
                          
                          # ユーザー
                          USER=mysql
                          
                          # グループ
                          GROUP=mysql
                          
                          # チェック関数
                          check_status() {
                              if [ -f /var/run/mariadb/$SERVICE_NAME.pid ]; then
                                  pid=$(cat /var/run/mariadb/$SERVICE_NAME.pid)
                                  if ps -p $pid > /dev/null; then
                                      echo "$SERVICE_NAME is running (pid $pid)"
                                      return 0
                                  else
                                      echo "$SERVICE_NAME is dead but pid file exists"
                                      return 1
                                  fi
                              else
                                  echo "$SERVICE_NAME is not running"
                                  return 1
                              fi
                          }
                          
                          # 起動関数
                          start() {
                              echo "Starting $SERVICE_NAME..."
                              if check_status; then
                                  echo "$SERVICE_NAME is already running"
                                  return 0
                              fi
                          
                              # データディレクトリが存在しない場合は作成する
                              if [ ! -d $DATA_DIR ]; then
                                  mkdir -p $DATA_DIR
                                  chown $USER:$GROUP $DATA_DIR
                              fi
                          
                              # サービスを起動する
                              su - $USER -c "nohup mysqld $START_OPTIONS > $LOG_FILE 2>&1 &"
                          
                              sleep 2
                              if check_status; then
                                  echo "$SERVICE_NAME started successfully"
                              else
                                  echo "Failed to start $SERVICE_NAME"
                              fi
                          }
                          
                          # 停止関数
                          stop() {
                              echo "Stopping $SERVICE_NAME..."
                              if not check_status; then
                                  echo "$SERVICE_NAME is not running"
                                  return 0
                              fi
                          
                              # サービスを停止する
                              su - $USER -s /bin/sh -c "mysqladmin shutdown"
                          
                              sleep 2
                              if not check_status; then
                                  echo "$SERVICE_NAME stopped successfully"
                              else
                                  echo "Failed to stop $SERVICE_NAME"
                              fi
                          }
                          
                          # 再起動関数
                          restart() {
                              stop
                              start
                          }
                          
                          # ケースステートメント
                          case "$1" in
                              start)
                                  start
                                  ;;
                              stop)
                                  stop
                                  ;;
                              restart)
                                  restart
                                  ;;
                              status)
                                  check_status
                                  ;;
                              *)
                                  echo "Usage: /etc/init.d/$SERVICE_NAME {start|stop|restart|status}"
                                  exit 1
                                  ;;
                          esac
                          

                          MySQL init スクリプト(/var/lib/mysql/init.sql)

                          /*!40000 SET @OLD_SQL_MODE=@@SQL_MODE,SQL_MODE='STRICT'; */
                          /*!40101 SET @OLD_TIME_ZONE=@@TIME_ZONE,TIME_ZONE='UTC'; */
                          
                          -- データベースの作成
                          CREATE DATABASE IF NOT EXISTS my_database;
                          
                          -- ユーザーの作成
                          CREATE USER IF NOT EXISTS 'my_user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'my_password';
                          
                          -- ユーザーに権限を付与する
                          GRANT ALL PRIVILEGES ON my_database.* TO 'my_user'@'localhost';
                          
                          -- デフォルトのデータベースを設定する
                          USE my_database;
                          
                          -- 初期データのロード
                          -- (ここに初期データのロード用SQLクエリを記述する)
                          
                          -- SQLモードとタイムゾーンを元に戻す
                          /*!40000 SET SQL_MODE=@OLD_SQL_MODE; */
                          /*!40101 SET TIME_ZONE=@OLD_TIME_ZONE; */
                          

                          注意事項

                          上記はあくまでもサンプルコードであり、実際の環境に合わせて変更する必要があります。

                          MariaDB init スクリプトは、MariaDBサーバーを制御する強力なツールです。上記のサンプルコードを参考に、独自のスクリプトを作成して




                          MariaDBを初期化するその他の方法

                          mysql_install_dbコマンドは、MariaDBのデータディレクトリを初期化し、システムテーブルを作成するツールです。このコマンドは、MariaDBサーバーがインストールされた直後に実行するのが一般的です。

                          sudo mysql_install_db
                          

                          Dockerを使用している場合は、DockerfileにENTRYPOINT命令を追加して、MariaDBサーバーの起動時に初期化スクリプトを実行することができます。

                          ENTRYPOINT ["mysqld", "--init-file", "/var/lib/mysql/init.sql"]
                          

                          手動で初期化スクリプトを実行する

                          MariaDBサーバーが起動している場合は、mysqlコマンドを使用して手動で初期化スクリプトを実行することができます。

                          mysql -u root -p < /var/lib/mysql/init.sql
                          

                          クラウドホスティングサービスを使用する

                          多くのクラウドホスティングサービスは、MariaDBを簡単にインストールして初期化できるツールを提供しています。

                          各方法の比較

                          方法利点欠点
                          initスクリプトオペレーティングシステムに依存しない設定が複雑になる可能性がある
                          mysql_install_dbコマンドシンプルで使いやすい手動で実行する必要がある
                          Dockerポータブルで再現性が高いDockerに関する知識が必要
                          手動で初期化スクリプトを実行する柔軟性が高いエラーが発生しやすい
                          クラウドホスティングサービス簡単で使いやすい柔軟性が制限される

                          最適な方法の選択

                          MariaDBを初期化する方法の最適な方法は、ニーズとスキルレベルによって異なります。

                          • 初心者の場合は、mysql_install_dbコマンドまたはクラウドホスティングサービスを使用するのがおすすめです。
                          • 経験豊富なユーザーの場合は、initスクリプトまたは手動で初期化スクリプトを実行する方法を使用することができます。
                          • Dockerを使用している場合は、DockerfileにENTRYPOINT命令を追加する方法がおすすめです。

                            init mariadb


                            VibeアプリでMySQL/MariaDBデータベースに接続できない?初心者でも安心!解決策をわかりやすく解説

                            接続情報を確認するまず、ViBe アプリで設定しているデータベース接続情報が正しいことを確認しましょう。ホスト名: データベースサーバーのホスト名または IP アドレスが正しく設定されていることを確認します。ポート: データベースサーバーのポート番号が正しく設定されていることを確認します。 MySQL/MariaDB のデフォルトポートは 3306 ですが、変更されている可能性があります。...


                            マスタースレーブ構成でデータベースを賢くレプリケート!「binlog-do-db」と「replicate-do-db」を使いこなす

                            MySQLとMariaDBのマスタースレーブ構成において、バイナリログに基づくレプリケーションで重要な役割を果たすのが「binlog-do-db」と「replicate-do-db」というオプションです。これらのオプションは、レプリケーションに含めるデータベースを制御するために使用されます。...


                            mysqli_multi_query() 関数を使用して複数の非同期 INSERT クエリを実行する

                            このチュートリアルでは、PHP の MySQLI 拡張機能と MariaDB サーバーを使用して、非同期 INSERT クエリを実行し、処理を継続する方法を説明します。非同期 INSERT のメリット従来の同期 INSERT クエリとは異なり、非同期 INSERT はデータベースとのやり取りを待たずに処理を継続できます。これは、パフォーマンスとスループットを向上させるのに役立ちます。...


                            MySQL/MariaDB で "SELECT "099anystring" = 99" がなぜ true を返すのか?

                            型変換MySQL/MariaDB は、クエリ内の文字列リテラルを数値に変換することができます。これは、暗黙的な型変換と呼ばれるものです。この場合、"099anystring" は数値 99 に変換されます。比較演算子= 演算子は、2 つのオペランドを比較し、等しい場合は true を、そうでない場合は false を返します。...


                            xtrabackup_infoファイルでMariabackupのバックアップ日時を確認する

                            Mariabackupで作成されたバックアップデータの日時を確認するには、以下の2つの方法があります。xtrabackup_infoファイルを確認するMariabackupでバックアップを実行すると、バックアップディレクトリに xtrabackup_info というファイルが作成されます。このファイルには、バックアップ開始日時と終了日時を含む、バックアップに関する詳細情報が記録されています。...


                            SQL SQL SQL Amazon で見る



                            launchctlを使ってMac OS XでMariaDBを自動起動する方法

                            Homebrewを使用してMariaDBをインストールした場合は、Homebrewサービス機能を使用して簡単に自動起動を設定できます。手順ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。このコマンドは、MariaDBサービスを起動し、システム起動時に自動的に起動するように設定します。


                            MariaDB 起動エラーよ、さようなら!解決策で快適なデータベース環境を実現

                            エラーメッセージを確認するMariaDB 起動時にエラーメッセージが表示される場合は、その内容をよく確認しましょう。エラーメッセージには、問題の根本原因を特定する手がかりが含まれています。ログファイルを調べるMariaDB は、起動時の情報やエラーメッセージなどを記録したログファイルを生成します。ログファイルは、問題の診断に役立つ貴重な情報源となります。


                            macOS MontereyでMariaDBを自動起動する方法

                            MariaDBはMySQLと互換性のあるオープンソースのデータベース管理システムです。macOSでMariaDBを自動起動するには、いくつかの方法があります。方法Homebrew のインストールHomebrew は macOS 用のパッケージマネージャーです。まだインストールしていない場合は、以下のコマンドを実行してインストールします。


                            MariaDB CLIでデータベースを作成する方法:初心者向けチュートリアル

                            前提条件:MariaDBサーバーがインストールおよび実行されていることmysql コマンドラインツールへのアクセス権があること手順:mysql コマンドを使用してMariaDBサーバーにログインします。ユーザー名 は、MariaDBサーバーにアクセスするために使用するユーザー名に置き換えます。