PostgreSQL ワイルドカード LIKE を使用した複数単語検索

2024-04-02

PostgreSQL ワイルドカード LIKE を使用した複数単語検索

このチュートリアルでは、LIKE 演算子とワイルドカードを使用して、複数の単語のリストに一致する行を見つける方法について説明します。

前提条件

このチュートリアルを完了するには、次のものが必要です。

  • PostgreSQL データベース
  • PostgreSQL に接続できるクライアントツール (例: psql)

次のサンプルデータを使用して、このチュートリアルの例を説明します。

CREATE TABLE fruits (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL
);

INSERT INTO fruits (name) VALUES ('apple');
INSERT INTO fruits (name) VALUES ('banana');
INSERT INTO fruits (name) VALUES ('orange');
INSERT INTO fruits (name) VALUES ('grape');
INSERT INTO fruits (name) VALUES ('pineapple');

ワイルドカード

LIKE 演算子では、ワイルドカードを使用してパターンを指定できます。

  • %: 0 個以上の任意の文字を表します。
  • _: 1 文字を表します。

複数の単語のリストに一致する行を見つける

LIKE 演算子と OR 演算子を組み合わせて、複数の単語のリストに一致する行を見つけることができます。

SELECT * FROM fruits
WHERE name LIKE '%apple%' OR name LIKE '%banana%' OR name LIKE '%orange%';

このクエリは、applebananaorange のいずれかに一致する名前を持つすべての行を返します。

複数の単語のリストを動的に検索

上記の例では、LIKE 演算子の条件を直接記述しています。しかし、複数の単語のリストを動的に検索したい場合は、CASE 式を使用できます。

SELECT * FROM fruits
WHERE CASE
  WHEN name LIKE '%apple%' THEN TRUE
  WHEN name LIKE '%banana%' THEN TRUE
  WHEN name LIKE '%orange%' THEN TRUE
  ELSE FALSE
END;

この知識を使用して、PostgreSQL データベースでより複雑な検索を実行できます。




CREATE TABLE fruits (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL
);

INSERT INTO fruits (name) VALUES ('apple');
INSERT INTO fruits (name) VALUES ('banana');
INSERT INTO fruits (name) VALUES ('orange');
INSERT INTO fruits (name) VALUES ('grape');
INSERT INTO fruits (name) VALUES ('pineapple');

複数の単語のリストに一致する行を見つける

-- 直接条件を記述
SELECT * FROM fruits
WHERE name LIKE '%apple%' OR name LIKE '%banana%' OR name LIKE '%orange%';

-- CASE 式を使用
SELECT * FROM fruits
WHERE CASE
  WHEN name LIKE '%apple%' THEN TRUE
  WHEN name LIKE '%banana%' THEN TRUE
  WHEN name LIKE '%orange%' THEN TRUE
  ELSE FALSE
END;
  • 大文字小文字を区別しない検索
SELECT * FROM fruits
WHERE name ILIKE '%apple%' OR name ILIKE '%banana%' OR name ILIKE '%orange%';
  • ワイルドカードをエスケープする
SELECT * FROM fruits
WHERE name LIKE '%\\%apple%' OR name LIKE '%\\%banana%' OR name LIKE '%\\%orange%';
  • 部分一致
SELECT * FROM fruits
WHERE name LIKE '%apple%s%' OR name LIKE '%banana%s%' OR name LIKE '%orange%s%';
  • プレフィックス一致
SELECT * FROM fruits
WHERE name LIKE 'apple%' OR name LIKE 'banana%' OR name LIKE 'orange%';
SELECT * FROM fruits
WHERE name LIKE '%apple' OR name LIKE '%banana' OR name LIKE '%orange';



PostgreSQL ワイルドカード LIKE を使用した複数単語検索の他の方法

REGEXP 演算子を使用する

SELECT * FROM fruits
WHERE name REGEXP '^(apple|banana|orange)$';

unnest と array_contains 関数を使用する

unnest 関数は、配列を個々の要素に分解します。array_contains 関数は、要素が配列に存在するかどうかを確認します。

SELECT * FROM fruits
WHERE array_contains(unnest(ARRAY['apple', 'banana', 'orange']), name);

トリガーを使用して、新しい行が挿入されるたびに、name 列が複数の単語のリストに一致するかどうかをチェックできます。

使用する方法は、要件とパフォーマンスのトレードオフによって異なります。

  • 複数の単語のリストが短い場合は、LIKE 演算子を使用するのが最も簡単です。
  • 複数の単語のリストが動的に変わる場合は、unnestarray_contains 関数を使用するのが最も柔軟です。
  • データの整合性を確保する必要がある場合は、トリガーを使用するのが最も安全です。

このチュートリアルでは、PostgreSQL で複数の単語のリストに一致する行を見つけるためのいくつかの方法について説明しました。

これらの方法を理解することで、ニーズに合った最適な方法を選択することができます。


sql postgresql


【SQL初心者向け】EXISTS と IN の違いを5分で理解!

EXISTS は、サブクエリが 空でないかどうか を確認します。サブクエリが 1 つでもレコードを返せば、EXISTS は TRUE と評価され、親クエリからレコードが抽出されます。一方、IN は、主クエリの列の値がサブクエリの結果に含まれているかどうか を確認します。値が一致すれば、IN は TRUE と評価され、親クエリからレコードが抽出されます。...


SQL Server 2005でVARBINARYフィールドを使用する際の注意事項

SQL Server 2005のVARBINARYフィールドは、バイナリデータを格納するために使用されます。そのサイズは、データの種類と使用されるVARBINARYデータ型によって異なります。VARBINARYデータ型SQL Server 2005では、2種類のVARBINARYデータ型が使用できます。...


SQL ServerでSELECT文中に記述するUTC時刻をローカルタイムに変換する方法

SQL Serverで保存されているUTC時刻を、SELECT文を実行するクライアントのローカルタイムに変換したい場合、いくつかの方法があります。方法AT TIME ZONE関数この方法は、AT TIME ZONE関数を用いて、UTC時刻をローカルタイムに変換します。localは、クライアントのローカルタイムゾーンを表します。...


JSONデータの解析をもっと便利に!PostgreSQLの便利機能と сторонние ライブラリ

json 型と jsonb 型PostgreSQLには、JSONデータを格納するための2つの型があります。json 型: 軽量で保存容量に優れていますが、一部の操作に非効率な場合があります。jsonb 型: json 型よりも処理速度が速く、インデックス付けや部分更新などの機能が充実しています。...


MariaDBでGROUP BYとROW_NUMBER()関数を組み合わせたクエリが誤動作する理由

MySQLとMariaDBは互換性のあるデータベースですが、グループごとの上位N件を取得するクエリにおいて、結果が異なる場合があります。この違いは、両データベースにおけるウィンドウ関数の動作の違いによるものです。問題以下のクエリは、group_id ごとに score の上位2件を取得するものです。...


SQL SQL SQL Amazon で見る



PostgreSQL LIKE クエリのパフォーマンス最適化:まとめ

インデックスの使用LIKE クエリのパフォーマンスを向上させる最も効果的な方法は、適切なインデックスを作成することです。LIKE 句で使用されるパターンに応じて、以下のインデックスが有効です。部分文字列インデックス: パターンの先頭部分に一致する列にインデックスを作成します。例: CREATE INDEX idx_name_startsWith ON users (name LIKE '%prefix%')